東南アジアに位置するマレーシア。旅行などで訪れたことのある方は、その豊かな文化や景色の美しさに魅了されたことでしょう。

そのマレーシアは「留学先」としてもとても魅力的だということを知っていますか?非常に質の高い大学教育を低コストで受けられ、さらにはマレーシア以外の海外大学の学位を取得できる制度も充実しているのです。

この記事ではマレーシアの大学制度の概況のほか、マレーシア留学の魅力、マレーシアの大学独自の学位取得制度などについて紹介します。「海外留学」というと、つい欧米などに目を向けがちですが、選択肢の一つとしてマレーシアの大学を検討してみてはいかがでしょうか。

マレーシアという国

マレーシアは、東南アジアに位置します。首都はクアラルンプール。日本からの直行便もあり、比較的アクセスしやすいです。

とても自然豊かで、国土の半分以上はジャングルです。マレー、中国、インド、ヨーロッパの文化的影響が混ざり合った”多文化の国”。公用語はマレー語ですが、ほかに中国語、タミル語、また、英語も通用します。政治・社会情勢が安定しており、ビジネス環境も良好です。

マレーシアの大学

マレーシアの大学は世界的に高く評価されており、世界の上位1%に入る大学も多数あります。教育レベルは高く、設備なども整っているにも関わらず、学費は比較的安いため、とても「コスパ」の良い留学先として注目を集めています。大学やクラスによってバラつきはありますが、留学生全体の1割程度を日本人が占めているようです。

マレーシアの教育制度

マレーシアの大学は3年制(一部学部は4年)です。マレーシアでは大学入学までに13年間(小学校~大学予備課程)の教育を受けます。日本では小学校から高校まで12年間の教育課程となっているので、1年間の違いがあることになります。

ただし、日本の高卒の資格は、マレーシアの大学の学部へ直接入学できる資格として認識されています。多くの日本人留学生は、ファンデーションコース(大学進学準備)を経ず、学部での学びをスタートできます。

マレーシアの大学の分類

日本には国立大学や私立大学がありますが、マレーシアにはどんな大学があるのでしょうか。大きく公立、私立、海外大学分校に分類し、それぞれの特徴を紹介します。

公立大学

マレーシアには、約30の公立大学があります。例えば国立マラヤ大学、マレーシアプトラ大学、マレーシア国民大学、サバ大学などです。それぞれの学生は、地元マレー人の比率が圧倒的に高く、授業もマレー語で行われることが多いです。一部留学生もいますが少数派なので、マレー人コミュニティの中に入っていく覚悟が必要です。留学生へのサポートも少ないです。

私立大学

マレーシアには40を超える私立総合大学があります。私立では留学生の受け入れも盛んで、英語で授業を実施しています。留学するのであれば、私立大学のほうかスムーズに適応できそうです。

海外大学分校

アメリカやオーストラリア、ヨーロッパなどの大学が、マレーシアにキャンパスを置く場合があり、その数は10を超えています。マレーシアに展開する海外大学は、多くの場合世界ランキングトップクラスで、例えばオーストラリアのモナッシュ大学、イギリスのノッティンガム大学、日本の筑波大学の分校があります。これらのマレーシア分校で学べば、卒業時には世界トップクラスの大学から学位を贈られます。

アメリカやヨーロッパに留学すると学費も生活費もかなり高額になりますが、マレーシア分校で学ぶことで学費・生活費の削減にもつながります。

マレーシアの大学で得られる学位・コース

マレーシアの大学で取得できる学位や、選択できるコースを紹介します。

Bachelor

日本の学士課程修了に相当する学位です。

Master

日本の修士課程修了に相当する学位です。

ファンデーションコース

ファンデーションコースは、大学教育の基礎を学ぶコースです。

日本の高校卒業後は基本的に直接学部に進学できるので、日本人留学生がファウンデーションコースを受けるケースは多くはないでしょう。ただ、大学や学部によっては、ファンデーションコースの受講を義務づけている場合があります。また、成績や英語力が学部合格の水準に達していない場合、ファンデーションを経由して学部に進むということもできます。

ファンデーションコースが必要か否かは大学・学部・英語力などによって違いますので、公式情報をきちんと確認しておきましょう。

英語集中コース

学部合格に必要な英語力がない場合、大学が開く英語集中コースで英語力を伸ばせます。十分な英語力を身に着けた後、学部に進学する人も多いです。

マレーシア留学の魅力

マレーシア留学には、ここでしか得られない魅力・メリットがたくさんあります。

質の高い教育

 世界大学ランキングでも上位の大学が複数あります。

多様なプログラム

 「デュアルディグリー」「ツイニングプログラム」「アメリカ大学編入」といった制度を利用し、マレーシアにいながらヨーロッパなどの大学の学位をとれたり、アメリカの大学に3年次編入できたりします。学位に関する選択肢が非常に多いのは、マレーシア留学の特徴です。

留学コスト削減

 欧米留学と比べ、マレーシア留学は学費も生活費も安く抑えることができます。

英語環境

 公用語はマレー語ですが、私立大学では英語で授業を行います。日常生活でも英語で現地の方とコミュニケーションできます。マレーシアで暮らしながら、自然とビジネスレベルの英語を身に着けられるでしょう。

豊かな多様性

 マレーシアは、東西貿易の要衝として発展してきた歴史を持つことから、多様な人種が暮らしています。マレー系、中華系、インド系のほか、先住民族もいます。ここで暮らすことで民族によって異なる宗教、文化、言語を知り、豊かな多様性を感じられます。

親日国

マレーシアは、経済発展のロールモデルとして日本を参考にしてきました。そのため日本への親しみが強く、世界有数の親日国です。日本人留学生に対しても、ケアをしてくれる場面があるでしょう。

日本に近い

日本とマレーシアの間に時差は少なく、国際空港から直行便も頻繁に出ています。海外と連絡を取り合う際、時差が少ない方がスムーズにやり取りできます。

食事がおいしい

多民族国家であるため、料理も多種多様です。日本人の口にも合うものが多く、地元のマレーシア料理のほか、インド系のカレー、中華料理などを楽しめます。

日本人コミュニティがある

首都クアラルンプールなどには、日本人会があります。日本人同士の交流会やサークル活動も盛んです。また最近はSNSを通じたコミュニティも形成されています。

治安がいい

マレーシアは世界の中で比較的治安が良い国とされています。銃や薬物についてもしっかりとした規制があります。ただし夜間の一人歩きを控えるなど基本的な防犯対策はしましょう。

気候がいい

マレーシアは熱帯雨林気候の国。1年を通して温暖です。平均気温は昼は30度前後で、朝夕は25度前後と、日本より過ごしやすいと感じるかもしれません。雨季と乾季があり、雨季は激しいスコールがしばしば降ります。

街がきれい

首都クアラルンプールは東京にも引けを取らないほどの大都市で、とても美しく整備されています。街中にプールやバスケットコートなどもあり、趣味も楽しめます。一方各民族の文化を反映した歴史的な街並みやジャングルが広がるエリアもあります。

マレーシア留学の費用

マレーシア留学の魅力の一つが、欧米留学と比較したときの学費や生活費の安さです。実際に留学に行くとなると、どの程度を見積もっておけばいいのか見ていきましょう。

学費

マレーシアの大学は、国立であっても、大学によって学費はバラバラです。また留学生料金は、地元学生料金より高めに設定されている場合が多いです。平均的な額は、年間約40万円~180万円程度です。もっと安い設定の大学もありますが、自分が学びたい学問や最終的な学歴なども考慮しつつ、慎重に大学を選びましょう。

欧米の大学は年間300~700万というのが相場ですので、マレーシア留学を選ぶと1000万円以上の学費減になることも。学費面でのハードルはかなり下がります。

また海外大学分校の学費についても、マレーシアの水準に合わせているため、本校で学ぶより費用を抑えられます。

生活費

生活費は日本の3割程度しかかかりません。項目ごとの相場を見てみましょう。

・住居

寮の場合:一般的なエアコン付きの2人部屋で月あたり約2万円~、1人部屋で約3万円~です。

賃貸の場合:首都クアラルンプールで単身者向けコンドミニアムを賃貸した場合、約6万円~です。寮に比べると高いですが、コンドミニアムには共用のプールやジム、パーティスペースがある場合があります。

・公共料金

水道料金は月300円程度、電気料金は5000円程度です。特に水道料金は、日本と比較して驚きの安さです。

・食事

マレーシアの一般的なレストランや食堂で飲食した場合は、一食300円程度で提供されます。1か月3食外食したとしても、25000円~30000円程度しかかからない計算となります。

スーパーなどで食品を買う場合も、日本に比べて安く販売されています。日本の食品は、当然ながら日本で購入するより割高になっています。

・交通費

タクシーの初乗り料金は約90円です。旅行であちこち動き回る場合でも、1日1000円程度しかかからないようです。都市部はバスや電車が発達しており、不便を感じることはないでしょう。

日本からのマレーシアの大学入学方法

日本の高校を卒業した人は、直接マレーシアの大学の学部課程へ出願できます。ただし、マレーシアの受験は、日本とは大きく違います。例えば、マレーシアの大学に偏差値は存在せず、個別の入学試験もありません。では、どのような条件をクリアすれば入学を認められるのでしょうか。詳しい条件を解説します。

成績と英語力

日本からマレーシア大学進学を目指す場合は、最終学歴(高校)の成績と英語力によって審査されます。学部課程入学の際に必要な学力は、▽5段階評価で、「評価3」以上の科目が5科目以上ある▽全科目の平均スコアが2.7-3.5以上であるーといった基準で評価されます。

英語力の目安としては、IELTS5.0~5.5程度とされています。ただし、これは入学の最低条件ですので、その後の大学生活や授業についていくためにさらなる英語力の向上を目指しましょう。

英語力が足りない場合は、各大学が設ける語学コースで学ぶこともできます。語学コースである程度の力をつけると、学部進学にも挑戦できます。

マレーシアの大学入学後の多様な選択肢

マレーシアの大学に進学すると、学位に関して多様な選択肢が用意されています。この選択肢を利用することで、マレーシアで学びながらヨーロッパの大学の学位を取得したり、アメリカの大学に編入できたりします。

デュアルディグリー

マレーシアの大学で学位を取得すると、同時に海外の大学の学位も取得できる制度です。マレーシアの私立大学はイギリスやオーストラリアの大学と提携している場合が多く、マレーシアの大学で提携先大学のプログラムを学ぶと、卒業時には2校から学位が贈られるのです。例えばサンウェイ大学はイギリスのランカスター大学と、テイラーズ大学はオーストラリアのクイーンズランド工科大学や、イギリスの西イングランド大学などとデュアルディグリープログラムを設けています。

ツイニングプログラム

マレーシアの私立大学で大学生活の前半を、海外の大学で後半を過ごすことで、最終的に海外大学の学位を取得できる制度です。デュアルディグリーと混同されがちな制度ですが、最も大きな違いは、最終的な学位の数は1つだという点です。また、後半はマレーシアではなく、提携大学へ転校する形となります。「マレーシアでの履修年数+ホスト校での履修年数」で表した「1+2(1年マレーシア+2年提携大学)」「2+1」「3+0」などの名称と呼ばれます(「3+0」の場合は転校の必要なし)。

「もともとイギリスやオーストラリアの大学に行きたかったが学費や生活費が高くて断念した」という人にとっては、前半をマレーシアで過ごすことで学費・生活費の削減になります。

アメリカ大学編入(American Degree Transfer Program)

ADPは、マレーシアの大学からアメリカの大学へ編入するためのプログラムです。ADPを選択すると卒業までの期間は4年となり、通常「2+2(マレーシア2年+アメリカ2年)」の形式をとります。マレーシアの大学で履修した単位をアメリカの大学へ移行し、さらにアメリカの大学で単位を取得した後に学位を取得できます。ツイニングプログラムやデュアルディグリーとは異なり編入先は決まっておらず、学生が自由に選べます。アメリカの他、カナダやオーストラリアの大学も対象となる場合があります。またマレーシアで学ぶうちに気が変わって「このままマレーシアで学びたい」となれば、「4+0」で、マレーシアの大学の学位を取るという形式も選ぶことができます。

ADPを利用し、マレーシアで2年の学生生活を送ることで、アメリカの大学の高額な学費を4年間払わずに済みます。コストを下げ、最終的にはアメリカの大学の学位を取得できるというのが魅力です。

まとめ・マレーシア留学を検討しよう!

マレーシア留学は、欧米留学に比べて低コストですが、質の良い教育を受けられます。さらにデュアルディグリーやツイニングプログラム、ADPを利用すると、低コストなマレーシアで節約しながら、最終的には欧米豪の大学の学位を取得できます。とても「お得」な制度といえるでしょう。またマレーシアの国自体も、さまざまな民族・文化・宗教を調和させた魅力的な土地です。ここでの学びは、学業面だけでなく、人間として成長させてくれるはずです。

マレーシア留学に魅力を感じた方は、ぜひU-LABOへご相談ください。海外大進学英語塾「U-LABO BRIDGE」を通じ、海外大学の授業でも活躍できるレベルの英語力向上にも力を入れています。まずは無料相談やLINE相談を利用いただき、一緒にマレーシア留学を成功させましょう。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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