カナダにおいて、最も高い教育・研究レベルを誇る「トロント大学」。700以上の専攻プログラムが用意され、学生たちは自分の興味・関心に応じた学問を深く学ぶことができます。
ただ、トロント大学に直接入学する場合、かなりの成績や英語力が求められることになります。そこで、いきなり高い英語力などが求められない入学方法としておすすめなのが、「カレッジからの編入」です。
この記事ではトロント大学の基礎情報や学部、学費に関する情報と、具体的な編入方法について紹介しています。「憧れているけれど、直接入学できるほどの学力はなくて…」と悩んでいるのであれば、この記事を参考に「カレッジからトロント大学への編入」という道を選んでみませんか?
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トロント大学とは
トロント大学の基礎情報をまとめています。3つあるキャンパスにはそれぞれ特徴があるので、参考にしてください。
基礎情報
トロント大学は1827年に創立されたキングズカレッジを祖とし、次第に小さなカレッジが集結して現在の大学の形ができました。愛称は「U of T」。世界の大学ランキングにおいても常に上位に位置し、カナダ国内では1位。学部・大学院併せて約10万人が学ぶ「超マンモス校」で、そのうち留学生は178か国・地域約29,000人です。留学生の割合がとても高いため、国際色豊かな学生生活を送れそうです。
キャンパスについて
トロント大学のキャンパスは3つあり、トロント中心部にある「セントジョージキャンパス」、「スカボロキャンパス」「ミシサガキャンパス」です。各種研究棟や図書館のほか、カフェ、アートギャラリー、劇場、病院なども備えています。伝統的な建物も多く、セントジョージキャンパス内のビクトリアカレッジ(学寮)にあるダイニングホールは、映画「ハリー・ポッター」のダイニングホールのモデルにもなっています。まさに映画のような環境で暮らせます。
各キャンパスの特徴は以下の通り。
・セントジョージキャンパス
トロント大学において、最も多くの学生が学ぶキャンパスが、セントジョージキャンパス。大都会トロントの中心部にありながら、クイーンズパークの開放的な緑地も楽しめます。
・スカボロキャンパス
スカボロキャンパスでは、「Co-op」というプログラムが提供されています。このプログラムでは、インターンシップや職業体験などの機会を得られます。キャンパスの規模としては、最も小さいです。
・ミシサガキャンパス
セントジョージキャンパスから30kmほど西に位置しているミシサガキャンパスは、どのキャンパスよりも新しく、モダンなデザインの校舎が印象的です。
トロント大学の特徴
トロント大学には、ほかの大学にはないたくさんの魅力があります。
世界大学ランキング上位
トロント大学はイギリスのタイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)の世界大学ランキング2025で世界21位にランクイン。日本国内最難関の東京大学が28位、京都大学が55位ですので、非常に優秀な教育・研究機関であるといえます。さらに「公立大学」というくくりでみると、北米の中で3位、世界で10位にランクされました 。また「研究引用数」においても世界3位という位置づけです。
多彩な卒業生
トロント大学の卒業生で、ノーベル賞受賞者は9人に上ります。カナダ人初のノーベル賞受賞者となるフレデリック・バンティングとジョン・ジェームズ・リチャード・マクラウドの2人は、共同研究でインスリンを発見し、1923年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。ほかにはカナダ首相5人も輩出。俳優や映画監督、スポーツ選手といった文化芸術・スポーツの分野で活躍している人もいます。全世界から優秀な学生が集まっており、日々の勉強や文化交流で良い刺激をもらえます。
カレッジ制
トロント大学・セントジョージキャンパスの「Arts & Science」学部の学生は、「カレッジ」に所属しなければなりません。
カレッジ制はケンブリッジやオックスフォードなどに見られるイギリス式の制度。カレッジと呼ばれる組織が、学生に生活や勉強の場を提供します。具体的には、少人数での学習指導や、住居(寮)の提供、体験学習の機会提供などのサポートを担います。
セントジョージキャンパスには7つのカレッジがあり、学生はその中から自身の所属を決めます。つまり、学生は「学部」という枠組み以外に、「カレッジ」という枠組みにも所属することになります。
トロント市街について
カナダ最大都市であるトロントは、この国の経済の中心地です。東京23区程度の広さで、そこには超高層ビル群が林立しています。
北米で最も多様性のある都市としても知られており、海外から多くの移民を受け入れています。街にはさまざまな人種の人がいるため、中国や韓国、タイ、ギリシャといった各民族が集まったエリアが点在します。そこでは、世界各国の料理や文化を楽しめるのも魅力的です。
オンタリオ湖に面していることから、カナダ内では比較的温暖な地域です。日本人にとっても生活しやすいでしょう。犯罪発生率は比較的低いとされていますが、トラブルや事件に巻き込まれないよう、深夜に出歩くのを控えたり、緊急時の相談先を事前に確保したりと予防策や対策は講じておきましょう。
トロント大学の学部
トロント大学の学部課程は17の分野に分かれています。専攻プログラムの数は計700に上り、豊富な教育プログラムが提供されています。タイムズ・ハイアー・エデュケーション(2025)の「研究環境」部門 で総合16位となっています。応用科学、看護、情報などどの分野も評価は高く、特にAI分野におけるディープラーニングやMBA(経営大学院)は多くの実績を残しています。
日本と異なり、「ダブルメジャー」「ワンメジャー・ツーマイナー」といった学び方も選択できます。
主なトロント大学学部一覧は以下の通り。
応用科学・工学: Applied Science and Engineering |
建築・景観・デザイン: Architecture, Landscape, and Design |
人文科学: Arts and Science |
歯学: Dentistry |
教育: Education |
音楽: Music |
情報学: Information |
運動学・体育学: Kinesiology and Physical Education |
看護学: Nursing |
公衆衛生: Public Health |
法学: Law |
マネジメント: Management |
医学: Medicine |
薬学: Pharmacy |
社会福祉: Social Health |
必要な費用について
海外大学に進学する場合、高額な費用がネックと考える人もいるはずです。しっかりとかかる金額を把握し、対策を考えておきましょう。トロント大学の学費と、住居費(寮費)について紹介します。
学費
トロント大学の公式ホームページには、留学生の授業料が掲載されています。その金額は学部によってさまざまですが、45,800ドル~67,370ドル程度必要です。例えばトロント大学理学・工学(Applied Science and Engineering)学部では69,390ドル(760万円)、建築・景観・デザイン(Architecture, Landscape, and Design)学部では62,950ドル(690万円)、音楽(Music)学部では48,090ドル(530万円)などとなっています(学費はいずれも1年分)。
学費は日本の大学に比べるとかなり高いですが、トロント大学の留学生向け奨学金制度を活用できる可能性もあります。この奨学金を受けられる否かは、入学時の成績によって自動的に決まります。そのため、改めて奨学金に関する申請手続きをする必要はありません。奨学金制度の一つ「International Scholar Awards」では、総額10万ドル超の支援を受けられます。
※学費は2024年現在。出典:トロント大学公式HP
学生寮の利用
トロント大学では、新入生が期限までに必要な手続きを済ませていれば、寮に入ることを保証しています。「Chestnut Residence」という寮があり、多くの1年生はここに入ります。かかる費用は部屋タイプや食事タイプによって違いますが、例えば「シングルルーム」「食事プラン付」であれば、諸費用も含めて25,042ドル(275万円)程度になります。1年生はルームメイトがいる「ダブルルーム」を利用するようになっているので、食事付で21,642ドル(240万円)程度です。寮には、ベッドなどの家具一式がそろっているほか、勉強スペースやダイニング、ジム、音楽室などを備えています。
さらに「カレッジ制」をとっているトロント大学・セントジョージキャンパスでは、各カレッジの寮を利用することもできます。
トロント大学へ直接入学
トロント大学へ直接入学するには高い学力、英語力が必要です。日本のような大学別のペーパーテストはありませんが、その代わりに高校卒業資格と高校時代の成績、英語力証明の試験結果が求められます。アメリカの大学のように、エッセーや課外活動成果を提出する必要はないので、その点ではハードルが低いと言えるでしょう。出願する場合は、オンタリオ大学出願センター(OUAC)を通じて申請します。
入学条件は以下の通り。
英語力 | ・IELTS 6.5(各セクション6.0以上) ・TOEFL/iBT 89点以上で、セクションスコアはスピーキングとライティングで22点以上 |
出典:トロント大学公式HP
条件付き入学
もし、「英語力以外は、入学条件をクリアしている」となった場合、トロント大学では条件付き入学が認められます。条件付き入学となった場合は「付属英語コース」や「ファウンデーションプログラム」で英語力を高めた後に、トロント大学の学部へ移行するということも可能です。
トロント大学へ編入学
トロント大学に直接入学するのが難しい場合は、カレッジに入学後にトロント大学に編入するという方法があります。一定以上の成績を取り、カレッジで得た単位が大学で認定されるなど、条件が満たされれば編入できます。ただ全ての単位を移行できるわけではないため、場合によっては3年次から編入出来るとは限らず、2年次からの編入もあり得ます。また、改めて4年間大学に行かなければならない場合もあるようです。
カナダ国内ではバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州が、最もカレッジから4年制大学へ編入するシステムが整っています。BC州では「カレッジ2年、大学2年」というかたちで編入できるようになっています。
「カレッジから大学編入」という方法のメリットや具体的な方法について見ていきましょう。
カレッジとは
カレッジは2年制で、日本の短期大学のようなイメージです。カレッジは4年制大学よりも入学難易度が低く、語学力に不安がある人は、この方法を取る方が入りやすくなります。そして、カナダでは、カレッジで必要な単位や語学力をクリアした場合に、大学に編入することができるのです。ただ、かならずしも「3年」に編入できるとは限らず、1年、2年次への編入という可能性もあります。単位の認定や手続きの関係上、同一州内のカレッジから編入するのがおすすめです。トロント大学であれば、オンタリオ州のカレッジということになります。
編入のメリット
①英語力の向上
日本から海外大学に進学する際、多くの人にとっての課題は「英語力」でしょう。カレッジ進学の際に求められる英語力は、4年制大学で求められるものよりは、低く設定されています。
また、大学の勉強で使う「学術英語」となれば特に高いレベルが必要です。カナダの大学はディベート形式の授業が多く、高度な英語を使って討論できるレベルに達していなければ授業についていくのは難しいでしょう。難解な単語が出てくる論文なども読み込まなければなりません。
そうした英語力を上達させるためにも、まずは小規模で学習環境の良いカレッジで学ぶのがよい方法だといえます。
②学力の向上
「高校時代の成績があまりよくない」という場合も、カレッジからの編入という手段が有効です。編入には、高校の成績は関係なく、代わりにカレッジでの成績を使って受験します。高校時代に良い成績を残せなかったとしても、カレッジで良い成績を残せば十分に合格が可能です。
③学費の節約
カナダの大学は、日本の大学に比べてかなり学費が高い傾向があります。トロント大学の年間学費は約600~700万円に上ります。この上生活費が必要となってきますので、留学をためらう理由となりかねません。一方のカレッジは年間学費200万円程度ですので、大学の2、3年次に編入したとすれば、1年次からトロント大学へ入学した場合と比べて学費を節約することができます。金銭的なハードルがずいぶんと下がるでしょう。
具体的な編入方法
実際の編入手続きとしては、申請書とカレッジでの成績証明書、英語力の証明書などをトロント大学へ提出します。入学要件は学部によって異なりますが、
例えばトロント大学・「Arts&Science」学部では、
・学業成績、累積成績点平均 (CGPA)
・最近の年間成績平均点
・前提条件コースの結果
・(必要に応じて)英語力
が求められます。カレッジで得た単位についても「Arts&Science」学部のプログラムと同等と見なされれば、最大10単位まで移行可能です。
オンタリオ州の大学への単位移行については、こちらのサイトで確認することができます。
◆州内(In-state)からの編入
⇨オンタリオ州内のカレッジに2年間通い、その後トロント大学3年次(単位移行については要確認)への編入を目指すのが望ましいでしょう。同じ州内の大学への編入のほうが比較的単位互換の手続きもスムーズで、どのくらいの成績で修了すべきかなどの情報も豊富です。
◆州外(Out-of-state)からの編入
州内編入ならではのメリットはないですが、州外からのトロント大学編入も可能です。
U-LABOは「カレッジからの編入」に関する幅広い知識を有しています。大学編入に欠かせない成績の維持などにより注力できますので、U-LABOの編入プログラムを利用して出願するのがおすすめです。
トロント周辺のおすすめカレッジ
トロント大学周辺には、複数のカレッジがあります。今回は一部を紹介します。
・セネカポリテクニック(Seneca Polytechnic)
セネカポリテクニックは、カナダ最大都市トロント周辺に10のキャンパスを持っています。学生寮も完備されているため、留学生にとっては安心です。
セネカポリテクニックの大学編入プログラムは、トロント大学やヨーク大学といったオンタリオ州内を中心に多くのカナダ国内大学への編入実績を有します。入学時に高校の成績は考慮せず、英語力のみで入学できるか否かが決まります。そしてここで過ごす2年間の成績が良ければ、トロント大学への編入も可能。ただし、セネカポリテクニックで得た単位の全てを大学で生かせる保証はないため、必ずしも3年次に編入できるわけではないのです。
編入プログラムとしては「Arts and Science – University Transfer」「 Liberal Arts – University Transfer」の2つがあります。
・ハンバーポリテクニック(Humber Polytechnic)
1967年創立で、トロント西部にあるハンバーポリテクニック。特に IT やデザイン系のコースが充実し、ロボット工学や電気工学、環境学が知られています。気候変動や社会問題に関心が高いのであれば、ハンバーポリテクニックの大学編入プログラムがぴったり。大学編入後は、ビジネス、コミュニティと社会サービス、ホスピタリティと観光、司法と法律学、メディアと広報、持続可能性といった分野で学びを深めるといいでしょう。
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