U-LABOの小泉涼輔代表が入学審査官として出演した「NHK人気教育番組『ニュー試』カリフォルニア大学留学特集」。この特集は前編・後編に分けて放送されました。今回は後編の様子を文章でお届けします。海外大学進学における課外活動やエッセーの重要性などの情報がぎっしり詰まっています。
U-LABOは、あらゆる学生のための「海外大学進学予備校」です。
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前回の振り返り
前編に続き、
今回番組が取り上げたのは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)です。
改めて大学の概要を説明すると、UCLAは1919年にカリフォルニア州が設立した州立大学。社会学や言語学、物理学、宇宙工学など100以上の幅広い専攻で学べる全米トップクラスの名門校です。スポーツも盛んでアメリカンフットボールやバスケットボール、体操などは全米屈指の強さを誇ります!ノーベル平和賞のラルフ・バンチや映画監督のフランシス・フォード・コッポラなどあらゆる分野の著名人を輩出しています。
そんな超名門に手が届くかもしれない方法が、U-LABOもおすすめの
「コミュニティカレッジからの編入」というやり方です。このコミュニティカレッジには英検準1級程度の英語力だけで入学できるのです。
タレントチームVS高校生~課外活動対決
番組では、「UCLA編入への道3本勝負」と題して、学生たちとタレントチームが「ニュー試問題」で対決します。今回は卒業生の1割が海外大学に進学するという「開智日本橋学園中学・高等学校」(東京都・中央区)の生徒が出演しました。
前編で行った最初の対決は、コミカレ入学に必要な英語力バトルでした。
そして続いての対決は、「課外活動」がテーマです。
問題は「あなたが行ってきた授業外での課外活動を記入しなさい」。
UCLAに編入するためには、コミュニティカレッジでの成績にくわえ、課外活動とエッセーの提出が必要です。課外活動は授業外でのボランティアやスポーツの成果など20項目まで記入できます。
番組に出演したカリフォルニア大元入学審査官によると、「UCLAはその使命として次世代のリーダーを教育し、多様なコミュニティー全体に還元することを望んでいます。そのためわれわれは学生が自主的に人のために動くことができ、周りや地域社会に還元できるかを見ている」とのことでした。
ここで小泉代表も「課外活動をとにかく書く」という狙いについて、
「学校の中、教室の中だけの授業ではなくて、そういった授業をどうやって社会に役立てていくか、リーダーシップをどうやって発揮していくか、自分の好きなこと・パッションを持っていることをどれだけ突き詰めているかなどを見ているかと思います」と解説しました。
こうした点を踏まえ、先ほどの問題に対し、お笑いタレントの吉村崇さんと高校生の近藤さんが対決しました。
そして…勝負を制したのは近藤さん!
近藤さんは20項目すべてを埋めました。
高校で模擬国連部を立ち上げたこと、模擬国連部の活動で国連の元役員を顧問に招いたことや、3人しかいなかった部員を22人に増やしたことを記入しました。また英語でのディベートなどを行うワールド・スカラーズ・カップで350以上のチームのうち5位に入賞したことなど受賞歴をアピールしました。さらに日本にある161か国の大使館に「各国の旗と国を象徴すると思う品を送ってほしい」という趣旨の手紙を送り、最終的にはこの国旗や品を展示して生徒に世界の多様な文化を教える企画を実行したそうです。
こうした近藤さんの活動に対する評価としては、「地域社会とくに模擬国連部との関わりやワールド・スカラーズ・カップへの参加などが書かれており、課外活動のプロフィールは、ほかのUCLA志願者と十分競合できます」と高いものでした。
課外活動の対決では、周囲の人や社会にどれだけよい影響を与えているかが問われるのですね。
積極的に課外活動はしておくほうがいいように受け取れますが、
ただ、小泉代表は
「受験のためとか思って課外活動をやるとあまりうまくいかないことが多いと思っています」と、無理に課外活動をするより、「自分の好きとかパッションとかからスタートしていかないと続いていかないし、楽しめないしというところがあると思います」とまずは自分の興味関心について見極める必要性を指摘していました。
まずは好きなことを追求すること、その好きが誰かの役に立つことが海外大学では評価されるということです。
UCLA卒業生インタビュー
ここで、UCLAのキャンパスライフについてのインタビュー。
登場したのは、コミュニティーカレッジから2年前にUCLAに編入し、言語コンピューターサイエンス専攻を今年の6月に卒業した「めぐさん」。
めぐさんは、高校時代の短期留学をきっかけにUCLAにあこがれ、念願かなっての入学でしたが、学生生活は予想以上に大変だったといいます。
「編入したてでUCLA最初のクラスのときはワクワクだった授業が一気に地獄になった。UCLA初日で帰りたいとなりました」と振り返ります。
UCLAの授業は全米屈指のスピードと量なのです。
通常アメリカの大学は1年間を3学期に分けており、テストは年間4回(3、4、10、12月ごろ)。しかしUCLAは1年を4学期に分けているため、テストが6回もあります。そのため学期中は毎月テストを受けないといけないのです。
めぐさんは「図書館が24時間開いているので、そこのソファーで寝泊まりして、そのままテストに行ってまた戻って図書館で勉強やっていたということもあった」と話します。
なかなかストレスが溜まりそうな生活ですが、UCLAの学生には独特なストレス発散方法があるようです。
それが、下着姿でキャンパスを走り回るアンディーランというUCLA伝統行事。
毎学期の期末テストの水曜日に行われ、1000人以上の学生が参加します。
また、ハードな環境の中、支えになったのはUCLAに根付く「助け合い精神」です。それぞれ得意分野・苦手分野が違う人同士でカバーしあって学生生活、テストを乗り切ったそうです。そして、そうするうちにめぐさんは、友達から「アドバイスがいいね」と言われ、自分が人にアドバイスをすることに向いていることに気づいたといいます。
10月からはアドバイス業務などを行うITコンサルタントとして働く予定です。
めぐさんは、「助けられて助けて、それで自分の中で自信が大きくついたのがやっぱりUCLAに入って自分が得た中で1番大きい成長」と笑顔で話しました。
タレントチームVS高校生~エッセー対決
最後の対決は、タレントの松丸亮吾さんと高校生の渡邉さんがエッセーで競いました。
問題は、
「あなたの最大の才能やスキルは何だと思いますか?その才能をどのように伸ばし、発揮してきましたか?」。
小泉代表は「エッセーは非常に重要です。成績が少し悪かったとしても、エッセー次第で挽回できます」と重要性を訴えます。
この対決に勝ったのは松丸さん!
松丸さんは男4人兄弟の末っ子として生まれ、兄との口喧嘩の中で相手をどう納得させるかという力を磨き、「難解な物事を分かりやすく言語化するスキル」を身に着けたといいます。そして、そのスキルを「謎解き・脱出ゲーム」の問題やイベントを開発する仕事、脱出ゲームの世界大会での1位獲得に生かしたエピソードを綴りました。
このエッセーを元入試審査官は「エッセーの中で『そのスキルはクリエイティブ・チームビルディング・パフォーマンスにおいて今の仕事に役立っている』と言っています。自分の仕事においてスキルをどう使っているのか、どう応用しているのか示したことが松丸さんのエッセーではとても響いていました」としました。
そのスキルを仕事に生かし、社会に還元している点が高評価だったようです。
おわりに
ただ、アメリカの大学の試験の評価軸はさまざまです。
最後に小泉代表は、「アメリカの大学は4000校あるといわれていて、それぞれ全然色が違う。今回駄目だったとしても別の大学だったら(あなたを)欲しいという大学はあると思う」。「まだまだ時間はたっぷりあるかと思うので、これからどんどんいろんなことに挑戦していってほしいなと思います」とエールを送りました。
この他にも、U-LABO生やアメリカ大学卒業生の体験談を多数ご紹介しておりますので、以下よりぜひご覧ください!
U-LABO体験談 – U-LABO | 世界トップ大学への進学 (ulabo.org)
学生・卒業生インタビュー – U-LABO | 世界トップ大学への進学 (ulabo.org)
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