こんにちは!U-LABO代表小泉です。

長期にわたって、世界ランキングでトップ層に君臨するカリフォルニア大学。入学するのは、たしかに難しいですが、入学までのステップを理解すれば、合格率をグッとあげることができます。

今回は、カリフォルニア大学へ編入するまでのステップと、合格するための裏技をわかりやすく解説したいと思います。

カリフォルニア大学とは?

カリフォルニア大学(University of California)は、アメリカの州立大学の1つ。1877年に本部のあるカリフォルニア州オークランド市に設立されました。10大学(ただし、サンフランシスコは大学院のみの開校のため、大学群としては9つのキャンパスになります)から成り立つカリフォルニア大学システム(UC system)は、アメリカ国内で最大の州立大学群で、バークレー校を中心校としています。

知らない人も多いのですが、各キャンパスは独立していて、別の大学として考えられているため、「カリフォルニア大学」という大学が単体で存在しているわけではありません。

カリフォルニア大学(正確にはカリフォルニア大学群ですが、以下9つのキャンパスを総称してカリフォルニア大学と言います)とは、様々な分野において、世界トップレベルとして高く評価されており、学問だけでなく、政治や金融業界での影響力も大きいです。

毎年公表されている世界大学ランキング(The Times Higher Education、公式リンクはこちら)の2022年版では、以下のようなランキングとなっています。

  • カリフォルニア大学バークレー校(UCB、UC Berkeley)…8位
  • カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA、UC Los Angeles)…20位
  • カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD、UC San Diego)…34位
  • カリフォルニア大学デイビス校(UCD、UC Davis)…67位
  • カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)…68位
  • カリフォルニア大学アーバイン校(UCI、UC Irvine)…98位
  • カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC、UC Santa Cruz)…201-250位
  • カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR、UC Riverside)…251-300位
  • カリフォルニア大学マーセド校(UCM、UC Merced)…301-350位

なんと6校が世界大学ランキング100位にランクインしており、残りの3校も日本のトップ私立と言われている早稲田(801-1000)、慶應(601-800)よりもはるかに上のランクに位置しているんです。

特に、カリフォルニア大学の中でも、バークレー校とロサンゼルス校は世界屈指の大学であり、知名度も高いです。また最近ではサンディエゴ校もレベルをぐっと挙げてきており、これら3校はカリフォルニア大学の中でもトップ校に位置します。日本のトップ大学である東京大学が世界大学ランキングで35位という点を見ると、非常にレベルが高いことが分かりますね。

関連記事>>> カリフォルニア大学(UC)の10あるキャンパスを徹底解説!

カリフォルニア大学に入学する2つの方法

カリフォルニア大学に入学するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。

<ルート1> 1年次から入学

この方法は、最も一般的な入学ルートとなります。日本の大学へ入学する場合も、こちらの入学ルートが一般的ですね。カリフォルニア州でも、高校を卒業した人は、このルートで進学することが多いです。しかしながら、留学生にとっては避けた方がいいルートです。その理由は、

① TOEFLで満点近い高得点を取る必要がある
② SAT(現地のアメリカ人が受ける共通適性試験)で満点近くの高得点が必要となる
③ 高校の成績がほぼオールAでなければならない
④ カリフォルニア在住者の入学が優先されるため、留学生は不利になってしまう
⑤ 学費が高い

というものです。

世界トップクラスの大学ということもあり、やはり入学は狭き門で、特に英語力にハンデがある留学生にとって、このルートで入学するのはほとんど不可能と考えておいた方がよさそうです。英語が母国語、もしくは、ネイティブレベルで、成績も優秀、さらに家庭が裕福なのであれば、このルートでも良いかもしれませんが、世間一般にはハードル高く感じられる入学方法でしょう。

<ルート2> 3年次から編入学

留学生にオススメなのが、この入学ルート。1~2年次をコミュニティーカレッジ(コミカレ)で勉強し、その後3年次からカリフォルニア大学に編入するという方法です。日本で大学編入をする人はあまり見かけませんが、アメリカでは主流な入学ルートの1つとされています。また、カリフォルニア大学は編入生の受け入れに積極的であるため、多くの学生が編入学制度を利用しています。このルートのメリットは、

① 1年次から入学する場合に比べて合格率が高い
② 高いTOEFLスコアが必要ない(コミュニティカレッジに入学するためのスコア基準は満たす必要あり)
③ SATのスコアが必要ない
④ 高校の成績が関係ない
⑤ コミカレの授業の単位は比較的取りやすく、全ての単位を編入先へ移行することができる
⑥ 指定校推薦のシステムを利用できる
⑦ 1~2年次の学費が安く費用を節約できる
⑧ 専攻を1~2年次に決めなくてもいい
⑨ 学位のステータスは1年次入学と変わらない

というものです。たくさんのメリットがありますね。そのため、英語力や成績に自信がある人でも、総合的に考えるとこの入学ルートの方が効率がよさそうです。

関連記事>>> 【保存版】コミカレ経由でカリフォルニア大学(UC)に編入するまでのプロセス

編入までのステップと合格するための裏技

カリフォルニア大学へ3年次から編入学する場合のステップは、ざっくり分けると以下の通り。

  <ステップ1> カリフォルニア州立のコミカレに行く
  <ステップ2> 編入までに専攻を決める
  <ステップ3> 編入する場合の必修科目及び志望する専攻の必修科目を履修する
  <ステップ4> 受講したクラスで確実にAを取る
  <ステップ5> 大学に出願→合格→編入

ここで、合格するための裏技をステップごとに解説していきますね。実践してみることで、編入の合格率を一段と上げられるはずです。

<ステップ1> カリフォルニア州立のコミカレに行く

まずは、迷わずにカリフォルニア州立のコミカレに行きましょう。なぜなら、カリフォルニア大学は州立であるため、州内のコミカレ生の編入を優先的に受け入れているためです。同じ大学システム内であるがゆえに、手続きも簡単かつスムーズに進められます。また、単位の移行もしやすく、相関性が高いのも強みになります。

カリフォルニア州立のコミカレに通ったU-LABO生は、基本的には履修した単位全てをUCに移行することができています。別の州のコミカレに行くと、単位を移行できず取り直さないといけなかったり、承認を得るまでに時間がかかったりして、無駄に時間を費やしてしまいます。さらに、この制度を上手く利用することで、UCにおいて飛び級ができる可能性まであります。ただし、カリフォルニア州立でも、それぞれのコミカレで、クラス分けシステムなどが若干異なってくるので、その点は注意してくださいね。

<ステップ2> 編入までに専攻を決める

専攻を決めるというのは、人生においてとても重要な決断の1つです。しかしながら、4年制大学とは異なり、コミカレでは急いで専攻を決める必要はありません。それゆえに、コミカレにいる間に様々なクラスを履修し、自分に合っている専攻をじっくり吟味することができます。

ちなみに、専攻の選択に関しては、カリフォルニア大学へ合格することだけを目標にするのであれば、合格しやすい学部を狙うのも1つの手段です。志望学部ではないかもしれませんが、アメリカの大学では専攻の変更をするのは、とても簡単。そのため、とりあえず合格したいという方は、競争率の低い学部で合格を獲得し、後で専攻を変更するという裏技も覚えておいてください。

<ステップ3> 編入する場合の必修科目及び志望する専攻の必修科目を履修する

カリフォルニア大学へ編入するにあたり、コミカレでどの科目を履修する必要があるかを知っておくことはとても大切。必要のない科目を履修して、お金と時間を無駄にしてしまうことだってあり得ます。実際に履修する必要がある科目というのは、以下の選択で決まります。

志望大学 × 専攻 = 履修する必要がある科目

この組み合わせは、もちろん人によって違ってくるので、大学や留学エージェントに問い合わせて確認していく必要がありますよ。

<ステップ4> 受講したクラスで確実にAを取る

カリフォルニア大学の志望校が決まったら、必要なクラスをどんどん履修してください。UC BerkeleyやUCLAなどのカリフォルニア大学トップ校では、コミカレのクラスでオールAに近い成績を取る必要があります。そして、その成績を2年間キープしなければなりません。簡単なことではないので、おそらく多くの人が、この時点で編入を諦めてしまうのではと思います。

ここでの裏技は、Aを取りやすいクラスもしくは、教授を優先的に選んでいくことです。逆に、取らない方がいいクラスは避けるようにしましょう。コミカレでのクラスの難易度は、基本的に教授で決まります。ほぼ確実にAをくれる教授もいれば、Aを絶対にくれない教授もいます。そのため、賢く教授選びをすれば、オールAを取ることも不可能ではありませんよ。

関連記事>>> アメリカ留学に必要なGPAって何?日本の成績との違いは?

<ステップ5> 大学に出願→合格→編入

大学に出願する際には、一般的に以下の書類を提出する必要があります。

① 専攻に関するエッセイ
② 自己表現のエッセイ
③ 願書(個人情報や成績などを記入)
④ 残高証明書

カリフォルニア大学の評価基準は、①②の専攻と自分に関するエッセイと③のコミカレでの成績でほぼ決まるといわれています。中でも、エッセイに書かれている志望理由が、最も重要視されており、成績が優秀だったとしても、志望理由が不明瞭であれば不合格になってしまうこともあります。逆にいえば、成績が多少悪かったとしても、2つのエッセイで説得力のある志望理由を書けていれば、まだ合格できる可能性は大いにあるということ。

そのため、エッセイに関しては、前もって準備をして、質の高いものを提出するようにしてくださいね。志望理由を強くアピールできるエッセイの書き方について、十分にリサーチをしておきましょう。

関連記事>>> アメリカ留学するなら知っておこう!正しいエッセイ(Essay)の書き方

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まとめ

今回は、カリフォルニア大学編入までのステップと裏技についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。

カリフォルニア大学を目指す上で、これらのステップを理解しているのといないのでは、結果は大きく変わってきます。無駄な費用と時間を費やしてしまわないよう、正しく行動して、カリフォルニア大学への合格を掴み取ってくださいね。

U-LABOでは、カルフォルニア大学(UC)をはじめとした 名門アメリカ大学への編入プログラムを用意しています。

編入する前から編入後、就職活動までをサポートするので、編入を考えているけど、不安が多い方は編入プログラムを受けるのをおすすめします。

無料相談も実施しているのでお気軽にご相談ください。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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