カリフォルニア大学
編入ガイドライン
UC Transfer Guideline
はじめに
1868年にオークランドに設立されて以来、カリフォルニア大学(以下「UC」)は現在、10のキャンパスに250,000人以上の学生を抱えた全米1の名門大学群となり、最先端の研究、トップレベルの教育、スポーツを提供しています。
世界トップ校であるUCは、非常に狭き門ですが、複雑な入学制度を理解し、努力することで進学へ一歩近くことができます。
U-LABOでは、多くの日本人学生がUCへの進学ができるよう専門的知識・長年の経験を生かし支援し、設立されて以来多くの学生のUC進学を支援してきました。現在では、UCバークレーやUCLAをはじめ、UCトップ校を含む多くの大学への合格に導いています。
今後は、さらに多くの学生にUC進学を目指して頂きたいという思いから、本ガイドラインを作成致しました。ぜひ、UC進学を目指す学生の参考となり、多くの学生が志望の大学へ進学できることを祈っております。
U-LABOでは、
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編入プログラムの概要が分かる!
1. カリフォルニア大学編入制度の概要
- 1.1. UC編入制度について
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日本人留学生が、カリフォルニア大学に進学する上で、合格確率が高く、経済的にも安く進学することができるのが、カリフォルニア大学編入制度(以下「UC編入制度」)です。
日本にいる皆さんは、編入学といった進学方法を一般的なものと認識していないかもしれませんが、アメリカの教育機関、特に、カリフォルニア州では多くの学生に選択されている進学方法の一つでもあります。
事実、UCに進学された学部生のうち30%近くが編入学からの学生であります。また、最近の研究により、3年次からの編入生と1年次からの学生の学業成績には、ほとんど差がないといった結果が出ており、UCによる編入生の受け入れはさらに加速すると予想されています。
これほど多くの学生がUC編入制度を利用できるのは、カリフォルニア州内における大学間の大規模な協定が締結された背景があります。場所や名前が異なるカリフォルニア内の大学がどのような形で連携を取り、学生の編入学をスムーズ受け入れているのかを理解するため、協定の一部をご紹介致します。
カリフォルニア州立大学間協定
全てのカリフォルニア大学(UC)は、カリフォルニア州立のコミュニティーカレッジ(いわゆる2年制短大)からの編入を円滑に進めるための協定を結んでいます。この協定により、UCが認める履修科目に関しては、コミュニティーカレッジで履修した科目をそのまま移行し、卒業に必要な単位として利用することができるようになりました。そのため、UCが求める条件を満たしたコミュニティーカレッジの学生は、カリフォルニア大学へスムーズに編入することができるのです。
科目移行に係る合意事項
コミュニティーカレッジが提供する科目のうち、UCの基準に満たした科目については、UCで履修した科目と同等のものであるとする合意事項です。この協定により、カリフォルニア大学内のコミュニティーカレッジで履修した科目は、そのままUCでの卒業単位数として認められます。
専攻科目に係る合意事項
カリフォルニア大学を卒業するためには、大学側が求める条件に加え、各専攻(学部)が定める科目条件を満たす必要があります。この「専攻科目に係る合意事項」により、コミュニティーカレッジで提供される科目のうちUCの基準に達している場合には、UCで履修した科目と同様に使用することができるようになりました。
一般教養合意事項
UC卒業の条件の一つである一般教養教科の履修に関し、上記合意事項同様、コミュニティーカレッジでの科目を、UC卒業条件を満たすために使用することができるようになりました。
学生が編入を円滑に行うことができるよう、この他にも様々なUCとコミュニティカレッジ間の協定及び合意事項が締結されています。これらの制度は非常に複雑ですが、日本人留学生が知っておくべき情報を中心に、本ガイドラインで紹介していきたいと思います。
- 1.2. UC編入に向けた準備
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世界大学ランキングの上位を占めるカリフォルニア大学(以下、「UC」)への編入学は、留学生にとって非常に難しい受験でもあります。特にUC BerkeleyやUCLA等の競争が激しい大学への入学は、最低限の条件を満たすだけでは不十分であり、条件を大幅に上回る成果を出し、他の学生との競争に勝つ必要があります。
また、テスト結果のみを評価する日本の大学受験とは異なり、UCでは優秀な成績に加え、志望大学や専攻のリサーチ、履修科目、課外活動、出願エッセイなど、評価要素は非常に多くあります。
UC編入の合否評価は、コミュニティーカレッジ入学時点から始まっており、コミカレ入学からの準備ではなく、できる限り前持った準備を行う必要があります。
海外学生である日本人留学生ひとりでこれらの制度の理解と準備、管理を行うことは非常に困難であるため、UC LABOでは、UC情報から専攻情報、一人ひとり異なる履修科目の決定、出願エッセイ作成支援、出願支援、そして、UC進学後のサポートまで行っています。
- 1.3. 専攻(メジャー)について
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UC入学に当たり、将来を見越した専攻(メジャー)の選定が必須となります。
専攻は、卒業後の進路に影響する重要な決断でもあり、自身がどのようなことを学びたいかだけではなく、キャリア構成についても深く検討していく必要があります。
また、各UCで専攻へのアプローチの仕方、教育方針、提供しているコース、また学生及び教授レベルが大きく変わります。
そのため、安易に志望校を選択するのではなく、積極的に専攻や教授、提供している科目内容などを十分にリサーチをしたうえで、あなたの今後の目標に少しでも近づくことができるUCを選定することをお勧めしております。
UCキャンパスは計10校あり、それぞれの大学に多種多様な専攻が存在することもあり、適切な選択をすることは少し難しかもしれません。
まずは、以下の人気の高い専攻を確認し、少しづつ検討を行なっていくことが良いかと思います。
- 人類学
- 生化学
- 生物学
- 経営管理学
- 細胞生物学
- 化学
- コミュニケーション学
- コンピュータサイエンス
- 経済学
- 電気工学
- 英語学
- 映画とメディア学
- 歴史学
- 数学
- 機械工学
- 分子生物学
- 哲学
- 物理学
- 政治学
- 心理学
- 社会学
2. UC編入学の条件
- 2.1. 編入最低条件
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UC編入にあたり、カリフォルニア大学が求める必須条件があります。
これらの基準を満たすことは必要不可欠であり、一つでも満たしていない場合には、入学の取り消し等の結果に繋がります。
また、この基準はUC編入を保証するものではなく、競争の激しいUCへの編入の場合には、この基準を大幅に超え、他の学生より秀でている必要があります。
編入学最低条件は次の通りです。
- 次の条件のすべてを満たしていること。
- 2.4以上のGPA(非居住者の場合は2.8以上のGPA)を保有していること
- (セメスター制で)60単位・(クオーター制で)90単位の編入可能単位を保有していること。
- Pass/Non-Pass制度は、(セメスター制で)14単位・(クオーター制で)21単位以下であること。
- 次の科目をC以上で履修していること
- セメスター制で3単位、または、クオーター制で4-5単位の編入可能単位である英語科目(English Composition)を2科目履修すること。
- セメスター制で3単位、または、クオーター制で4-5単位の編入可能単位である数学科目(Mathmatical Concepts)または定量的推論(quantitative reasoning)を1科目履修すること
- セメスター制で3単位、または、クオーター制で4-5単位の編入可能単位であり、次の分野の中から2分野に該当する4教科
- 芸術と人文科学
- 社会科学および行動科学
- 物理学および生物科学
※各教科は少なくともセメスター制で3単位、クオーター制で4-5単位でなければなりません。また、各コースでC以上の成績、または、Pass/Non-PassでCと認められる場合のみ、Pの成績を取得する必要があります。
- 次の条件のすべてを満たしていること。
- 2.2. 成績(GPA)の計算方法
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UC編入においてカレッジでの成績(GPA)は合否に関わる重要な評価要素となっており、出来る限り高いGPAで出願することが好まれます。特にUC BerkeleyやUCLAなどのトップ校では、多くの学生がGPA4.0、いわゆる全教科最高評価であるAで出願している現状があります。GPAの計算方法に関しては、こちらの計算ページを参考に、現在自身のGPAがどれくらいなのかを把握しておきましょう。
- 2.3. 一般教養科目の履修について
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一般教養科目
UC編入及び卒業には、一般教養科目に係る条件を満たす必要があります。UCを目指す学生は、多岐に渡る分野(自然科学、物理科学、社会科学、人文科学、美術)を受講することが求められます。それらの細かい条件は本ガイドラインにて後述致します。
一般教養科目の条件とIGETC
基本的には、各UCで独自の一般教養科目に係る条件が設定されています。カレッジへの入学前から入念に計画し、編入までに条件を満たす必要があります。
カリフォルニア・コミュニティカレッジの学生は、各UCが求める一般教養科目を「一般教養カリキュラム(IGETC)」と呼ばれる制度を利用することができます。
3. IGETCについて
- 3.1. カレッジにおけるIGETCの条件について
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UCに入学するための条件の一つとして、一般教養科目が挙げられます。
カリフォルニア州コミュニティーカレッジに通っている学生は、IGETCと呼ばれる条件を完了ことで、一般教養科目として条件を満たすことができます。
IGETCに係る条件は以下の通りです。
- 英語教科 | 2科目 | 計6単位(セメスター)または、計8-10単位(クオーター)
- English Composition
- Critical Thinking/English Composition
- 数学教科 | 1科目 | 計3単位(セメスター)または、計4-5単位(クオーター)
- Mathematical Concepts and Quantitative Reasoning
- アート及び人類学 | 3科目 | 計9単位(セメスター)または、計12-15単位(クオーター)
- それぞれの分野の中から少なくとも1科目ずつ履修する必要があります。
- 社会学及び行動科学 | 3科目 | 計9単位(セメスター)または、計12-15単位(クオーター)
- 社会学及び行動科学として認められた分野から少なくとも2つの分野を選択し、計3科目を履修する必要があります。
- 物理学及び生物学 | 2科目 | 計7-9単位(セメスター)または、計9-12単位(クオーター)
- 物理学及び生物学の分野から1科目ずつ選択し、計2科目を履修する必要があります。また、いずれかの分野において研究(実験)のクラスを履修する必要があります。
- 英語以外の外国語
- 日本の高校を卒業された学生は免除されます。
- 英語教科 | 2科目 | 計6単位(セメスター)または、計8-10単位(クオーター)
- 3.2. 英語以外の外国語について
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UCに出願する学生は、IGETCにおける英語以外の言語の条件を、その言語の習練度として以下の方法で証明することでも満たすことができます。
- 2年間の高校レベルの英語以外の言語学習を、評価C以上で終了すること
- 2年制大学、もしくは4年制大学で1つ以上の授業を評価C以上で修了すること。
- 大学から2年間の高校レベルの言語学習と同等のものと認められていれば、どんなコースも利用することができます。(ただし会話のコースは除きます。)
- 多くの大学のカタログには、二番目の言語コースの前提条件として、言語学1をその大学で修了すること、もしくは2年間の高校レベルの言語学習を修了する事と記載されています。
- SAT Subject Testで十分な点数を取ることでも満たすことができます。もしテストを受けた日が1995年の5月より前である場合、次のリストの最初の数字が証明に必要な最低得点となります。1995年5月より後にテストを受けた場合、二番目の数字が最低得点となります。
- 中国語(リスニングを含む): 1995年より前には提供されていません/520
- フランス語/フランス語(リスニングを含む): 500/540
- ドイツ語/ドイツ語(リスニングを含む): 500/510
- ヘブライ語 (現代): 500/470
- イタリア語: 500/520
- 日本語(リスニングを含む): 500/510
- 韓国語/韓国語(リスニングを含む): 1995年より前には提供されていません/500
- ラテン語: 500/530
- スペイン語/スペイン語(リスニングを含む): 500/520
- カレッジボードの上級配置(AP)試験で、英語以外の言語でスコア3、4、5のいずれかを達成すること
- 国際バカロレア(IB)高レベル試験で、英語以外の言語でスコア5以上を達成すること
- コミュニティーカレッジや四年制大学、その他の大学が実施する英語以外の言語の習練度テストを十分に完了すること。ただし習練度テストは、その生徒が最低でも2年間の高校レベルの言語学習と同等の能力を持っていると証明できるものである必要があります。
- 6年生以降に2年間以上、指導言語が英語でない学校に通い、評価C以上で正式な教育過程を完了すること。中等教育を非英語圏の国で、英語が指導言語でない学校で完了した場合、IGETCにおける英語以外の言語の条件を追加評価なしで満たすことができます。またその際、中等学校への出席を証明する適切な書類を提示する必要があります。
- 英語以外の言語で国際Aレベル試験、もしくはOレベル試験で合格点を取ること
- もし適当なテストで習練度を証明できない場合、カリフォルニアコミュニティーカレッジに所属する教員等がその生徒の言語能力を証明する必要があります。そのような方法で証明する場合には、在籍する大学が、レターヘッドでその生徒の習練度が2年間の高校レベルの言語学習に相当すると主張する書類を提出しなければなりません。
- 3.3. IGETCの成績(GPA)について
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IGETCの条件を満たすために履修する科目に関しては、C以上の成績を修める必要があります。
また、Pass/Non-Passを利用した科目に関しては、IGETCの条件を満たすための科目としては使用することができません。
なお、一部コミュニティーカレッジにおいて、C以上の成績と同等であると規定されている場合に限り、免除される場合があります。
- 3.4. IGETCの証明について
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コミュニティーカレッジを変更した場合や、複数のコミュニティーカレッジに同時に通った場合のIGETC修了証明書に関しては、学生が編入前に通った最後のコミュニティーカレッジに依頼するようにしてください。
- 3.5. IGETCにおける注意点
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IGETCの条件を満たす上で、注意するポイントがあります。
履修する科目の中には、IGETCとして定める2つ分野を同時に満たすものがあります。
例えば、ある一つの科目が人類学と生物学を満たす条件として、どちらにでも使用することができる場合です。
一見、この1科目を履修するだけで、人類学と生物学の条件を満たすことができるので効率が良く取れるように見えます。しかし、UC編入のルール上、1つの科目は1つの分野を満たすためにしか使用できないという規定があります。
そのため、履修を行う際には十分気を付けて選択してください。
なお、IGETCの科目と専攻が定める科目が重複している場合には、同時に2つの基準を満たすことができます。
- 3.6. 日本の大学からコミカレへの入学
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基本的に、IGETCはカリフォルニア州内のコミュニティーカレッジで提供される科目に適応されます。
しかし、カリフォルニア州外及び米国外の教育機関で履修された科目(しかし、非常に多くの単位を保有されている方のみ対象となります。)がある学生に関しては、ごくまれですが、コミュニティーカレッジにて承認を受けることによりIGETCとして認められる場合があります。日本の大学をすでに卒業されている方等該当される方がおりましたら、ぜひ一度UC LABOにお問い合わせください。
- 3.7. IGETC以外の条件
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IGETCのコースの単位は、コミュニティーカレッジの職員がIGETCで認められたコースと同等であるとした、Advanced Placement Exams (AP,カレッジボード上級配置テスト)でスコア3、4、もしくは5を獲得することでも取得することができます。英語のAPテストで合格点をとった場合、English Composition (英語小論文)の授業の条件を満たすことができますが、Critical Thinking/English Composition (批判的思考/英語小論文)の条件を満たすことはできません。さらに詳しい情報は、こちらのPDFで確認することができます。
4. カリフォルニア大学(UC)の編入学の概要
- 4. UCへの編入可能単位について
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UCとカリフォルニア州内のコミュニティーカレッジ間で締結された「科目移行に係る合意事項」により、UCが認証したコミカレでの科目に関しては、UCにスムーズに移行することができるようになりました。
そのため、編入を希望される学生に関しては、UCが編入単位として認める科目を受講することが必要不可欠となっています。
それぞれのコミュニティーカレッジにおいて編入可能単位として認められる科目は異なるため、注意が必要です。
- 4.1. UC編入単位に係る制限
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カリフォルニア州コミュニティーカレッジで提供される科目のすべてがUCへ移行することができるわけではありません。
また、編入可能単位の中にも移行に係る様々な制限がある場合がありますので、慎重に選定する必要があります。
単位移行数における制限
学生は、コミュニティーカレッジで履修した編入移行可能単位のうち、最大70単位(セメスター)または105単位(クオーター) を超えて移行することはできません。
この上限を超えてしまった単位に関しては、移行することができませんが、IGETCの条件や専攻の条件など要件を満たすために使用することができるといった特徴があります。
UCキャンパスでサマーセッションやエクステンションコースを受講された方などはこの制限の対象とはなりませんが、あまりにも単位が多すぎる場合などには、UCへの単位移行ができなくなる場合がありますので、注意が必要です。
分野における移行単位制限
第二言語としての英語コース(いわゆるESL):最大8単位(セメスター)または、12単位(クオーター)
体育系コース:最大4単位(セメスター)または、6単位(セメスター)
重複する科目:DまたはFの成績を取得してしまった場合を除き、同じ科目を複数回履修することはできません。また、別々のコミュニティーカレッジで履修した科目においても、異なるクラス名であったとしても、同様の受講内容・試験内容であった場合には重複とみなされる場合があります。十分注意してください。
- 4.2. 再履修について
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コミュニティーカレッジにおいて、C-からD+、D、Fの成績を取得してしまった場合、C以上の成績になるまで何回でも繰り返し履修し直すことができます。
このような再履修は以下の規定がありますのでこちらに沿って行うようにしてください。
- 再履修するコースに関しては、一度履修したコースと同じカリキュラムのものである必要があります。同じカリキュラムであれば科目名が異なっていても再履修として認められます。そのため、履修するカレッジが異なっても問題ありません。
- GPAとして計算する成績は、一番最近に取得した成績が適応されます。1回目にDを取得し2回目にAを取得した場合には、Aの成績をGPAの計算に使用します。1回目と2回目の平均の成績を適用するわけではありません。
- コミュニティーカレッジで履修したすべての科目をUC入学願書で記入する必要があります。何回再履修したかなども細かく報告する必要がありますので、トップ校編入を希望される方は、できるだけ再履修をしないようにしましょう。
- C(2.0)より良い成績を一度取得した場合は、繰り返しの履修ができません。
- 順序の異なる科目の繰り返しはできません。例えば、数学3を履修するためには、数学1と2を履修する必要があったとします。この場合、数学3を履修した後、数学1と2を再履修することはできません。
- UCキャンパスで履修された科目に関しては、コミュニティーカレッジで履修し直すことはできません。
- 4.3. 各UCキャンパスが求める特別条件
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いくつかのUCの専攻は、オーディション、ポートフォリオや追加のアプリケーション、特定の必修科目、テストの点数、GPAもしくはクラスのレベルが必要となる場合があります。
以下の一覧に該当する専攻を目指す方は、ぜひUCLABOにお問い合わせください。
· UC Berkeley
o Haas School of Business
· UC Davis
o Landscape Architecture
· UC Irvine
o Dance
o Music
· UCLA
o School of the Arts and Architecture
o Architectural Studies
o Art
o Dance
o Design/Media Arts
o World Arts and Cultures
o Herb Alpert School of Music
o Ethnomusicology
o Global Jazz Studies
o Music Composition
o Music Performance
o Musicology
o School of Nursing
o School of Theatre, Film, and Television
o Film and Television
o Theatre
· UC Riverside
o Arts
· UC San Diego
o Music, Theatre/ Dance and Visual Arts
· UC Santa Barbara
o College of Creative Studies
o College of Letters and Science
o Dance
o Music
o Theater
· UC Santa Cruz
o Art
o Music
5. 編入学保証プログラム(TAG)について
- 5.0 編入学保証プログラム(TAG)について
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TAGとは日本でいう指定校推薦のようなもので、6つのUCキャンパスであるUCD, UCI, UCM, UCSC, UCSB, UCRは特定の条件を満たしたカリフォルニア州のコミュニティーカレッジに通う学生に対して、編入学の保証をしています。
編入保証プログラム(TAG)を利用することによって、学生は早期に成績の審査、合格通知、専攻及び一般教養に関する具体的なガイダンスを受けることができます。TAGプログラムに参加しているキャンパスの情報や、資格基準、その他各キャンパスの注意事項に関しては、UC LABOにお問い合わせください。
- 5.1. TAGの出願方法
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TAGプログラムを利用するには、オンライン上でTAG願書を記入して、必要であればUCキャンパスのTAGアドバイザーと記入内容の確認をします。また、学生は出願先の学校が提示するGPAの条件と必要な授業の条件を満たさなくてはなりません。そして学生は期限までにUCへ入学願書を提出する必要があります。
6. 様々な学生に向けた対応
- 6.1. カリフォルニア州立コミュニティーカレッジ生
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UCは全てのカリフォルニア州立コミュニティーカレッジと単位移行の協定(TCA)を結んでいます。TCAは修士課程の単位としてUCが認める授業を指定しています。また、全てのカリフォルニア州立コミュニティーカレッジは、UCに移行可能な単位のうち、どの授業が一般教養や各専攻への準備等の様々な条件を満たすことができるかを指定する協定も持っています。このTCAは学生が継続性を持って学業に取り組めるよう作られました。
- 6.2. 州外やその他教育機関在学からの編入
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UCはカリフォルニア州立コミュニティーカレッジシステムに属さない教育機関とは、単位移行の事前に合意された正式な協定は結んでいません。しかし、各地域で承認された2年制大学や4年制大学で得た授業の単位がUCで提供されている授業と同等のものである場合、一般的にその単位を移行することができます。修了した授業と同等の授業がUCに存在していない場合、その授業が目的、範囲、深さの観点においてUCの授業と同等であると認められる必要があります。
また、いくつかの授業はUCに移行可能ではありません。例えば、以下の授業ではUCの編入単位を取得できません。
· 英語の補習授業(Remedial English)(第一学期レベルより下の小論文の授業)
· 大学代数以下の数学(中間代数が必須ではないコース)
· コンピューターソフトウェア(Word、Excel、PowerPointなど)の使用方法など、教育/技術的なハウツーコース
4年制大学や他州の2年生大学からどのような授業の単位が移行できるかは、UCが提供している総合カタログや、UCがカリフォルニア州のコミュニティーカレッジと結んでいるTCA(Transfer Course Agreement)を参照するか、UC LABOにお問い合わせください。
- 6.3. UC出身学生の再入学
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- 以前UCキャンパスに、通常の学期(秋、冬、春)中に在籍したことがあり、同じキャンパスに編入し直すか、別のUCキャンパスに編入を希望する学生
- 現在UCに通っている学生で、別のUCキャンパスに編入を希望する学生
以上に該当する学生は、入学希望者としてUCに検討されるためには、編入前の学業成績が優秀である必要があります。(最終学期及び累計のGPA 2.00以上。)成績が優れない場合は、以前通っていた、もしくは現在通っているUCキャンパスのcollege/schoolアドバイザーにどのように成績を上げていくかの相談をしましょう。UCキャンパスで秋、冬、春、夏学期に終了した全ての授業、成績、単位は別のUCキャンパスに移行することができます。(しかしいくつかのUC Extensionコースは移行できない可能性があります。)
- 6.4. 別のUCキャンパスへの編入
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以前UCキャンパスに在籍したことのある学生は、以前在籍したUCにおいての学業成績が優秀出あった場合、別のUCキャンパスに編入することができます。(最終学期及び累計のGPA 2.00以上。)
このようなケースには以下のような規定が適用されます。
- UCキャンパスで秋、冬、春、夏学期に終了した全ての授業、成績、単位は別のUCキャンパスに移行することができます。(しかしいくつかのUC Extensionコースは移行できない可能性があります。)つまり、以前のUCキャンパスで獲得したGPAは新しいUCキャンパスに入っても消えることはなく、加算されます。
- もし各地域で認可された2年生大学/4年生大学から編入をする場合、その学校で得た単位は、UCに同等の授業がある場合には基本的に移行可能です。
7. UCの合否に係る評価基準
- 7.1. UCによる評価の方法
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まず初めに、各UCは入学が想定される新入生と編入生の数の目標数を決定します。UCが求める条件に見合った入学希望の生徒の数が定員を上回った場合、各UCは最低限の条件より厳しい入学基準を希望者に課していく流れになります。評価者はComprehensive Review (包括的評価)と呼ばれる方法を用いて、入学希望者の学問的な功績を評価する際に、テストの点数や成績のみならず、生徒に与えられたチャンスの有無や生徒がキャンパスにおけるでどのように貢献できるのかという点において評価をしていきます。各UCは包括的評価の指針を示すため、評価基準のリスト提供しています(編入制度7.2参照)。全てのUCは、学問における功績を1番に評価しますが、毎年、様々な要素に対して、異なる評価の方法や評価の基準を設けています。さらに競争率の高いプログラムでは、編入生に対して追加的評価基準を設けている場合があります。
- 7.2. UCが評価する基準
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評価する基準はそれぞれのキャンパス・それぞれのメジャーによって異なります。それらの条件に合わせた出願が必要となりますので、注意が必要です。
以下の評価基準は、各UCが入学者を選定する際に考慮する可能性のある要因の包括的なリストです。各UCが持つ価値観や目標、必要性に応じて、選定条件は変わります。
- 規定された一般教養の条件を満たしていること。
- 各専攻部門が規定した科目を満たしており、Upper Division Courseに必要な学力を要していること
- 移行可能な授業及び専攻部門が規定した履修科目におけるGPA
- 学力的基準によって参加可能なHonorコースや授業への参加
- 特定の分野、例えば視覚芸術、舞台芸術、コミュニケーション、運動などにおける特別な才能があり、功績、賞を獲得したことがあるか。外国語の読み書きなどの特別なスキルを持っているか。他の文化を積極的に学ぶといった、特別な興味関心を持っているか。地域への貢献活動や生徒会の運営活動など、特に秀でてリーダーシップを発揮した経験があるか。もしくはその生徒がキャンパスにおいて知的活力に貢献できることを示すようなその他の経験、功績を持っているか。
- 2年生大学のカリキュラム内、もしくは学校内のイベント、プロジェクト、プログラムに関連するような特別な企画を修了したことがあるか。
- 生徒の人生経験や特殊な状況を反映した学業成績。
- 生徒の大学と住居の場所。
- UC Transfer Pathway、もしくはカリフォルニア州立コミュニティーカレッジが提供しているAA学位を修了したか等
8. UC出願プロセスの概要
- 8.0. UC出願プロセスの概要
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UC出願プロセスにおけるいくつかの重要な項目とその締め切りをまとめました。詳細な日程は年によって異なる可能性があるので、注意が必要です。
- 9月1日〜30日:秋学期に向けた編入保証プログラム (TAG)の出願
- 11月1日〜30日:秋入学に向けた出願の申請期間
- 1月初旬:オンライン出願アップデートが開始。前秋学期の最終的な成績及び受講中、もしくは受講予定の授業を報告
- 3月1日:編入結果の発表が開始
- 5月1日:すべての編入結果の発表が完了
- 6月1日:進学希望 (Statement of Intent to Register、SIR)の提出締め切り
- 7月初め:正式の最終的な成績証明の提出締め切り
- 7月15日:正式のAP,IBテスト結果の提出締め切り
- 8.1. 出願に向けたチェックリスト
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出願の際に重要となる項目をまとめたチェックリストは以下の通りです。ご参考頂けたらと思います。
- 編入に必要な最低限の条件を満たすこと。
- 重要な日付や締め切りに間に合わせること。
- 生徒を募集している専攻、していない専攻を確認すること。
- UC編入エッセイの準備をしておくこと。
- 出願期間中に出願すること。
- 出願料を支払うか、料金の免除を申請すること。
- 出願後に何をする必要があるかを知っておくこと。
- 8.2. UCへ提出する出願情報について
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入学希望者は、願書のAcademic History(学歴)の欄でこれまで修了した授業と成績の詳細情報を記入する必要があります。UCはこの情報を元に、学歴に関する審査を行い、選定を行なっていきます。最終的な評価は、合格した学生が進学先を決定した後に、正式な学歴情報として再度提出する必要があります。
この取得した科目や成績を正確に記入することが重要です。自分の記憶に頼らず、学歴や成績の記録を元に正しく報告してください。
出願後、学歴に変更があった場合は、入学希望者は直ちにその旨をUC側に伝える必要があります。また、記入した願書上の情報は、正式な学歴に関する書類やテストのスコアがUCに届いたのち、全て確認が行われるため、情報の漏れや正確性が非常に重要となってきます。誤った情報を記入してしまった場合、今回だけでなく将来的に、UC入学が出来なくなってしまう場合がありますので、注意してください。また、生徒が出願の際に情報を偽造したと発覚した場合、入学の拒否、合格の取り消し、登録のキャンセル、退学、UC学位の取り消しなどの処分が課されます。
また、UCは合否決定前にもランダムに選ばれた出願者に対して情報の確認を行っています。1月初旬に通知を受け取った出願者は、提出した情報を証明する書類を提出する必要があります。検証に選ばれた出願者は、以下のリストの項目に記入した情報のうち、1つを証明する必要があります。
- 学歴
- 表彰/オナー(特待生)
- ボランティア/地域貢献活動
- Educational Preparation Program (教育準備プログラム)
- A-G以外の授業プログラム
- 課外活動
- UCエッセイ
- 就労経験
期限までに求められた書類を提出できなかった場合、全てのUCキャンパスに対する出願は取り消しとなります。
- 8.3. UCへの出願方法
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学生は1つの願書で希望する全てのUCに対して出願することができます。生徒の出願先である各UCは、願書及びその他の情報を受け取ります。
- 8.4. 出願エッセイについて
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全ての出願者は、4つの質問に対してエッセイを提出することが求められます。それぞれの回答は出願者のUCでの教育に対しての準備の度合いを図ることが目的です。それぞれの質問はUCが合格者の選考に使う基準に沿ったものです。(新入生は14個の基準、編入生は9個の基準)
- 新入学希望者(Freshman Applicants)は8つの質問の中から4つを選んで回答します。
- 編入学希望者(Transfer Applicants)は1つの必須の質問に回答し、さらに7つの質問の中から3つを選んで回答します。
- それぞれの回答は最大で350単語までです。
- 全ての質問は合格者の選考過程において同等の価値を持っています。ある特定の質問を選ぶことによって有利になったり不利になったりすることはありません。
UC LABOでは、編入エッセイのサポートを行なっております。詳しくはこちらから
- 8.5. 学歴の申請について
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編入希望者は願書のAcademic History(学歴)の欄を記入する必要があり、これは選考要素の一つに使用されます。全ての2年制大学/4年制大学で修了した、もしくは修了する予定の授業は、出席した期間、UCへの移行可否、履修した成績(W, AR, N Pなど)に関係なく、全て報告されなければなりません。
もし学生がUC Transfer Admission Planner (UC TAP)に学校と授業の情報を既に記入した場合、その情報は編入のためのUC願書にそのままインポートすることができます。UC TAPで使用しているログインIDとメールアドレスを、願書で求められた際には、同一のものを入力してください。
- 8.6. 追加資料提出について
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いくつかのUCにおける専攻部門は、オーディションやポートフォリオ等の追加的資料・情報を願書の提出時に記入する必要があります。詳細に関しては本サイトの編入制度4.3をご覧ください。
- 8.7. 出願願書の更新について
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各UCが正式な成績証明を送付するまで、UCが出した合格結果はあくまで仮、もしくは条件付きとなります。出願者が自己申告した情報が間違っていたり、不完全なものであったと判明した場合、もしくは願書を提出した後に学業成績が著しく低下した場合には、合格が取り消しとなる可能性があります。
秋入学に編入を希望する学生は、願書提出後の翌年1月に出願情報をアップデートする必要があります。オンライン上の願書にログインし、秋学期の最終的な成績と現在受講している冬/春学期の授業のリストを提出する必要があります。
提出の締め切りは1月31日ですが、アップデート用のページは3月31日までアクセスすることができます。成績のアップデートで間違いがある場合には、合否に大きく影響しますので、注意が必要です。
秋学期に入学する場合には、カレッジで履修した最終的な成績証明を7月1日までに消印、もしくはオンライン上で提出されなければなりません。また、他全てのテストのスコア(A P、国際バカロレアなど)を含む書類は7月15日までに提出されなければなりません。冬、春入学の生徒の提出期限は各UCキャンパスによって異なります。進学する生徒はそれぞれのキャンパスに確認をする必要してください。
※上記の締切日は年によって変更になる可能性があります。必ずUC公式サイトでご確認ください。
9. UC編入に向けたアドバイス
- 9. UC編入に向けたアドバイス
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1つ以上のUCキャンパスに出願する
UC LABOでは、どうしても特定のUC校に進学を希望していたとしても、複数の大学に出願することをおすすめしています。それぞれの大学・専攻によって履修科目は異なるため、複数のUC校に出願する際には、注意して履修科目を選択してください。
一期に提出する願書は1つにする
UCシステムでは1つの願書で複数のキャンパスに出願することができます。複数の願書を提出すると、処理の遅れを招きますので、必ず一つで願書提出を行なってください。また、基本的には推薦状は求められていないため、特別に出願先から求められない限り提出する必要はありません。成績証明(高校及び/もしくは二年生大学)は授業過程が終了したのち、合格した大学にのみ7月1日までに消印、もしくはオンラインで提出してください。(入学先の大学から特別な指示が出ている場合は除きます。)
出願エッセイに時間をかける
出願エッセイは入学願書においての重要な要素となります。UCキャンパスは出願エッセイを通じて入学希望者の人となりを知ることとなります。UC出願の直前とならないよう、早めにエッセイの検討を初め、何度も読み直し、他の人に徹底的に添削や校閲をしてもらうことをお勧めします。UCとしても、他の人からフィードバックをもらうことを推奨しています。しかし、エッセイは自分自身で書く必要があるので注意してください。
正確な情報を提出する
出願者は願書の学歴の欄を完成させる際、自分の記憶に頼るのではなく、必ず成績証明を参考にしなければなりません。求められているすべての情報が正しく提出されることがとても重要です。記入情報は、すべてUC側にチェックされます。
申請期限を守る
ほとんどのUCキャンパスは、通常申請期間が終了した後には出願を受け付けてくれません。期限を守って出願を行なってください。
出願申請期間
- 秋クォーター/セメスター:11月1日〜30日
- 冬クォーター/春セメスター:7月1日〜31日
- 春クォーター:10月1日〜31日
UC BerkeleyとUC Mercedはセメスター(2学期)制です。他すべてのキャンパスはクォーター(4学期)制です。多くのキャンパスは冬/春学期には出願を受け付けていません。希望者は出願を始める前に、生徒を募集している専攻、していない専攻を確認してください。
出願料を払う
1つのUCキャンパスに出願するのに$70の出願費がかかります。もし出願者が1つ以上のキャンパスに出願する場合、選んだそれぞれのキャンパスに対して$70ずつ支払わなくてはなりません。クレジットカードで支払うことができます。
費用免除
もし生徒が出願費を払うのが困難な場合、UCは最大4つのキャンパスまで出願費を免除します。免除に該当する生徒であっても、5つ目のキャンパスからはそれぞれのキャンパスに対して$70支払う必要があります。費用免除プログラムに該当するには、出願者の世帯収入と家族の人数が詳細なガイドラインに則っている必要があります。この費用免除プログラムは米国市民、永住者、そしてA B450Benefitsに該当する方のみ利用することができます。該当者はオンライン上で出願する過程で自動的に費用免除プログラムに申し込みされます。
留学生及び移民でない生徒はより高い$80の出願料をそれぞれのキャンパスに支払わなくてはなりません。しかし、現在米国内の学校に通う生徒は$70で出願できます。
10. 留学生に関する編入条件
- 10.1. 日本の成績表の提出について
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UCキャンパスに合格し進学を希望する生徒は、高校以降在籍した全ての学校からの公式の在籍・成績証明書を提出する必要があります。日本等の米国外の学校から記録を取り寄せるのには多くの時間がかかるため、出願者は外国の学校からの在籍・成績証明の明瞭なコピーを用意しておくことをお勧めいたします。
また、UC出願の際に求められなかった場合でも、出願後、UCから提供依頼がある場合に限り、すぐにコピーを送る必要があるため、準備をしておく方が良いでしょう。最初はコピーをお送りする形でも問題ないですが、最終的に合格した場合には公式の在籍・成績証明が求められます。正式な在籍・成績証明書には、授業名、成績、出席日数、取得した学位、卒業証明が記載されてある必要があります。UCは政治的混乱・自然災害等により取得が難しい場合を除き、基本的、提出できない場合にはUCへの入学が取り消される可能性がありますので注意してください。
翻訳について
上記の証明書各種は、日本語で書かれている場合には、翻訳する必要があります。そのため、学校には英文の証明書の発行をご依頼ください。
履修した科目の説明
二年制大学/四年制大学からUCに編入する場合には、UCの入学事務局は移行可能単位かを確認する必要があるため、授業内容の説明を依頼する場合があります。そのため、大学側には英文での作成を依頼してください。もし、大学側が英文での作成ができない場合には、学生が翻訳した内容を受け入れます。
移行可能かの判断は、第三者機関ではなく、UC側が行います。
- 10.2. 留学生の編入願書
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学校教育の情報
学部入学の願書において、出願者が米国内で修了した授業のみでUCの入学条件を満たす、もしくは満たそうと考えている場合であっても、米国外の学校も含め、9学年か同等の学年以降に在籍した全ての学校を記入しなければなりません。
学歴
現在、もしくは過去に米国外の学校に在籍したことがある出願者は、入学願書の学歴の欄で、できる限り提供されているガイドラインに従って、外国での授業内容と成績を記入する必要があります。出席した全ての授業とその成績は、数字、文字、パーセント、単語を含め外国の学校が発行した通りに申請する必要があります。出願者は成績を米国の評価基準に変換しようとしてはいけません。
クォーター制、セメスター制においての単位として報告できない場合、授業の時間数、単位数を成績証明に書かれている通りに報告してください。また、獲得した成績は、数字、文字、パーセント、単語に至るまで全て外国の学校が発行した通りに報告してください。
国際バカロレア(IB)の予想されるスコア
UCは米国外で国際バカロレアプログラムに参加する生徒に、予想されるIBスコアを提出することを求めています。新入学希望者は、願書の国際外部試験のページで予想されるスコアを提出することができます。もし願書提出するタイミングでスコアがわからない場合、もしくは学校が生徒にスコアを公表しない場合は、希望者は入学の選考ににおいて不利になることはありません。予想スコアがUCキャンパスの選考において唯一の評価基準にはなることはありません。
- 10.3. 留学生に求められる英語力について
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新入学を希望するか編入学を希望するかにかかわらず、英語が指導言語ではない高等学校/中等学校でいくつか、もしくは全ての教育を修了した場合、出願者は英語の熟練度を証明しなければなりません。
編入学希望者は、2つのUCに移行可能な3年生編入の条件となっている英語小論文の授業を修了し、出願する学校に応じ、最低でも成績CもしくはBを獲得することで英語の能力を証明することができます。
以下の条件を満たせば、出願者の英語力は十分と認められます。
- UC Berkeley, Davis, Irvine, Merced, Riverside, Santa Barbara:英語小論文の授業で成績C以上を獲得する。
- UC Los Angeles, San Diego, Santa Cruz:英語小論文の授業で成績B以上を獲得する。
UC Berkeleyは英語の能力を判断するため、選考のプロセスの中で何人かの生徒に面接の機会を提供することもあります。UC Los AngelesとSanta Barbaraは合格者に対して、英語の熟練度を測るための追加のテストを課す場合があります。最低限の条件を満たせなかった生徒は、キャンパスによって留学生用の英語の授業やテストを受ける必要性があります。条件は各キャンパスによって異なる場合があるので、さらに詳しい情報に関してはそれぞれのキャンパスの入学事務局にお問い合わせください。
注意:UCは英語が指導言語ではない外国の大学の英語小論文の授業は承認していません。