アメリカの大学に留学するには、TOEFLを避けて通ることはできないと言っても過言ではないでしょう。

英語の試験としては日本の場合、英検やTOEICの方がメジャーですが、北米を中心に世界ではTOEFLが世界基準の英語の試験として活用されています。したがって、アメリカ留学を目指すのであれば、しっかり準備してTOEFLに望みましょう。

とはいえ、アメリカには数千もの大学があります。大学によって必要なTOEFLのスコアは違いますし、大学自体、州立大学、私立大学、リベラルアーツ、コミュニティカレッジと種類に違いがあるため、アメリカ留学に必要なTOEFLのスコアが何点かは一概には言えません。そこで、大学の種類ごとに必要とされる大まかなスコアをまとめました。

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TOEFLの種類

TOEFLと一口に言いますが、実はいくつか種類があります。アメリカ留学に必要なスコアを考える前に、まずTOEFLの種類を押さえておきましょう。

世界各国で実施されており、アメリカ留学にも多くのケースで必要となるのが「TOEFL iBT」です。「iBT」とは「internet Based Testing」の略で、コンピューターを通じて試験を実施します。留学に必要なTOEFLスコアと言うときは、ほぼこのTOEFL iBTのスコアを指すと考えてよいでしょう。TOEFL iBT英語の4技能を一度に試験するテストで、配点はセクションごとに30点ずつ、合計120点となっています。
※TOEFL iBTテストは2023年7月26日から新形式となりました。以下に簡単な変更点をまとめておりますので、ご参照くださいね。

  1. 試験時間の短縮:新形式では試験時間が大幅に短縮され、約3時間から約2時間になりました。受験者にとってより受験しやすく変わっています。
  2. 問題内容の変更
    • ダミー問題の廃止:リーディング、リスニングのいずれかで登場していた、スコアに反映されないダミー問題が廃止されました。
    • リーディング問題の削減:リーディング問題のパッセージが、3つ(ダミー問題含めると最大4つ)から2つに削減されました。
    • ライティング問題形式の変更:「Independent Task」が廃止され、代わりに「Academic Discussion Task」が導入されました。これは教授と学生の授業内のやり取りを読み、自分の意見を100語程度で解答するというタスクです。
  3. 休憩時間の廃止:試験全体の時間が短縮になるため、休憩時間も廃止されました。

団体向けに実施されている「TOEFL ITP」という種類もあります。「ITP」とは「Institutional Testing Program」のことで、マークシート式の紙ベースで実施される2時間の試験です。TOEFLの公的スコアとは認められず、学内でのクラス分けに使用するなど、用途が限られています。

アメリカ大学入学に必要なTOEFL

アメリカの大学に入学するには、高校時代の成績とSATのスコア、それと自己PRを書いたパーソナルステートメント、推薦状などが求められますが、非英語圏の留学生の場合、これらに加えて英語スコアが求められます。英語力が十分でなければ、他がどんなに良くても、そもそも大学の授業についていけないためです。つまり、英語スコアによって、自分の大学の講義についていけるだけの英語力があるかどうかが判断されている、ということになります。

英語スコアとしてIELTSやDuolingoなどを認めている大学も多くありますが、「TOEFL iBT」のスコアであれば、ほとんどのアメリカ大学が認めており、アメリカの大学を受験するには間違いのない試験となっています。

アメリカ大学タイプ別に必要なスコアの目安

とはいえ、同じアメリカの大学でも、大学によって必要とされるTOEFLのスコアは違います。大学のざっくりしたカテゴリーごとに、だいたいどのぐらいのスコアがあると入学できるかを確認しておきましょう。

私立トップ名門総合大学

私立トップ名門総合大学とは、アイビー・リーグ、ヒドゥン・アイビーなど、全米50位以内に入るようなトップクラスの私立大学のことをここでは指します。当然、高い英語力がないと入学できず、TOEFL iBTのスコアはどこも基本的に100点以上を必要とします。

たとえば、プリンストン大学で最低108点、ほかのアイビーリーグの大学も105点以上となっています。最低でもこれだけのスコアが求められるわけですから、日本人にとっては相当な英語力の持ち主でないと合格は難しいわけです。

州立名門総合大学

アメリカには多くの州立大学がありますが、そのうちの総合大学で、しかも、名門とされるメジャーな大学がこのカテゴリーに当たります。たとえば、カリフォルニア大学群(UCLA、UCバークレー、UCSDなど)、フロリダ大学、ミシガン大学などです。

名門大学ですから競争率は高く、非英語圏の学生に求める英語力もかなり高くなっています。カリフォルニア大学のロサンゼルス校やバークレー校など、TOEFL iBTが100点以上必要な、私立名門校にも劣らないハードルの高い学校も少なくありません。そこまでではなくても、フロリダ大学、ミシガン大学でも80点が入学に必要なTOEFL iBTの最低スコアとなっています。いずれにしてもかなり高いスコアが必要だということですね。

州立総合大学

一般的な州立総合大学の場合、TOEFL iBTスコア60点以上で入学できる学校もあります。スコアがだいたい60~80点あれば、名門トップ校を除くほとんどの州立大学に入学できると考えてよいでしょう。

しかし、必要なスコアが高くないからといって、大学のレベルが低いわけではありません。たとえば、アリゾナ州立大学はTOEFL iBTのスコアが61点で受験できますが、大学ランキングで全米50位に入るほどのトップ校です。ですので、低いスコアで入学できたとしても、入学してからはハードな勉強生活が待っていることは覚悟しておいた方がいいでしょう。

リベラルアーツカレッジ

リベラルアーツカレッジとは、学生数が1,000人から2,000人ぐらいの比較的小規模な教養課程主体の大学です。ほとんどの学生は寮生活を送ります。

リベラルアーツカレッジの場合、必要なTOEFL iBTスコアは学校ごとにまったく違います。リベラルアーツカレッジのなかでもエリート校に数えられるような学校の場合、私立トップ名門総合大学と同じぐらいの高いスコアが必要です。ただし、大学ごとに個性的な教育理念があるので、TOEFLのスコアはそこまで高くなくても、ほかに際立った能力があるのなら入学できる学校もあります。

エリート校以外の一般的なリベラルアーツカレッジの場合、そこまで高いTOEFLのスコアが要求されるわけではありません。なかには英語の苦手な留学生向けに、チューター制度や英語講座を用意して、英語指導に力を入れている学校もあるぐらいです。

コミュニティカレッジ

現時点で英語力に自信がなくても、コミュニティカレッジなら入学できる可能性は大きいでしょう。TOEFLのスコアは61点以上とする学校が多いですが、45点ぐらいあれば入学できるところもあります。

また、なかにはTOEFLのスコアがなくても入学できるコミュニティカレッジもあります。ただし、TOEFLのスコアが不要だといっても、学校の授業は英語で行われるわけですから英語力がいらないわけではありません。英語力が足りないと判断されれば、卒業要件の単位とは別に英語の授業を履修しなければならなくなったり、ESLのプログラムを受講しなければならなくなったりします。

まとめ

アメリカの大学に入学するには、TOEFL iBTのスコアがあることが望ましいです。名門総合大学は最低100点以上と厳しいですが、州立大学や、リベラルアーツカレッジ、コミュニティカレッジのなかには英語力に自信がない人でも入学できる学校があります。

行きたい大学が求める必要スコアを把握し、それをクリアするためのTOEFL対策をしっかりと行っていきましょう。

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記事監修・・・小泉 涼輔
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U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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