アメリカの大学院に留学し、より専門的な知識を狭く、深く極めたいと考える人も多いでしょう。ただ、アメリカの大学院留学を目指す人が身近におらず、どのように準備を始めたらいいか分からないと悩んでいませんか?

この記事では、アメリカの大学院留学に向け、具体的にどのような行動をすればいいのかを時系列でまとめています。少し先の未来に向け、この記事を参考に動いてみましょう。

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アメリカの大学院受験・進学スケジュール

アメリカの大学院受験・進学について、まずは大まかなスケジュールを把握しましょう。

①準備

アメリカの大学院への進学を目指すなら、まずはどの大学院へ進学するか決めなければなりません。2700校以上にある大学院課程の中から、自分のキャリアに適したものを選定します。そのうえで、英語テストやGMATなどのテスト勉強に取り組みます。

②出願

大学院出願の締め切りは、学部出願に比べて早めです。秋入学であれば入学時期の1年~9カ月ほど前を目安に、書類の準備などを進めましょう。

③合格通知

入学予定時期の半年ほど前(秋入学なら3~4月)に、合格通知を受け取ります。

④入学手続き

合格通知を受け取った後、大学院へ入学金や授業料の払い込みなどを行います。ビザの手続きや保険、住居の手配など海外での生活基盤を整える準備も怠ってはなりません。

⑤渡航!

授業開始1週間ほど前にオリエンテーションが実施されます。ここでキャンパスの雰囲気をつかみ、授業開始に備えましょう。

次の章から、出願に向けた時期別にやるべき具体的な行動を解説していきます。

アメリカ大学院受験準備

まずは大学院選び

まずは「自分はどの大学院へ進みたいか」「何を学びたいのか」ということを明確にしましょう。

「大学の研究を継続するため」、「将来のキャリアアップ(キャリアチェンジ)のため」という進学理由を深掘りし、専攻を考えましょう。そしてインターネットなどを活用し、興味ある学部・コースを開いている大学院を見つけます。インターネットで探す場合は、必ず大学の公式ホームページで正確かつ最新の情報を確認しましょう。

アメリカは広大な国土を有しているため、どの地域に大学院があるかという点も見落としてはいけません。地域によって気候・歴史・文化はまるで違います。都会に住むか、田舎に住むかによって生活費・住居費にも大きな違いが出てくるので、トータルの留学費用がいくらになるのかも考えておきましょう。

さらに各都市で盛んな産業が、大学教育に影響を与えている場合もあります。例えばアートや演劇の盛んなニューヨークやボストン、ハリウッドに近い大学院では、そうした学問が盛んです。専攻分野に関するインターンシップやアルバイトなどの機会も豊富にあるでしょう。

目ぼしい大学院があれば、それぞれのカリキュラムの詳細を確認しましょう。卒業に必要な単位数や必修科目、教師の顔ぶれ、修士論文や試験といった卒業要件を見ておくといいでしょう。特に卒業に必要な単位数は、修士号取得までどれほどの期間を要するかを示す目安となります。単位数が多いと、修了までに長い期間を要します。修了後の人生やキャリアも考えつつ、大学院を選ぶようにしましょう。

バックグラウンドも考えよう

アメリカの大学院に進む場合、学部課程で学んだことと全く異なる分野を選択しても問題ありません。ただ、大学院のようなハイレベルな教育機関で、まったくの予備知識なしに授業についていくのはかなり難しいです。そのため大学院側も、受験者にある程度の予備知識や経験、「バックグラウンド」を求めています。

このバックグラウンドには、「アカデミック・バックグラウンド」と「プロフェッショナル・バックグラウンド」があります。

アカデミック・バックグラウンドは、学部課程で大学院の専攻と関連する分野や科目を履修したか、その成績はどうだったかなどが問われます。心理学や生物学といったアカデミックな分野の大学院ほど、アカデミック・バックグラウンドが必要です。

一方のプロフェッショナル・バックグラウンドは、職歴のことです。例えばMBAでは、アカデミック・バックグラウンドは一切問わず、プロフェッショナル・バックグラウンドのみを重視しています。ただ、職種は問わず、「マネジメントの素質」を発揮できていれば問題ありません。アルバイトやサークル、ボランティアでのリーダー経験などでも評価されます。

成績・英語力アップ

アメリカの大学院には、日本のような偏差値や一斉の入学試験はありません。そのため、難易度を明確に説明するのは難しいです。

ただし、難易度を示す指標としては、入学時に求められる

・大学の成績

・英語力

・GREスコア

などがあります。アメリカの大学院では、かなり高いレベルのスコアを求められます。また最低基準をクリアするだけでは、例え入学できたとしても、授業についていくことが難しくなります。余裕を持った学力・英語力を身に着けられるような努力が必要です。

●大学の成績

大学(学部課程)の成績は、大学院の合否を決める重要な要素です。大学の成績を数値化したものを、「GPA」といいます。このGPAは、日本の大学で「優」であれば4.0ポイント、「良」であれば3.0ポイント、「可」であれば2.0ポイントとして合算し、その合計値を単位数で割って算出します。つまり、成績全体の「平均値」を出すということです。アメリカの大学院では、GPA3.0以上が求められます。また大学院で専攻する分野と関連する科目の成績は、より重要視されます。アメリカの大学院へ進むと決めたのなら、学部課程の頃から成績上位を狙うよう努力しましょう。

ただし、3.0を下回ったからといって不合格とは限りません。エッセイや推薦状、英語力などでアピールできれば、GAPの不足をリカバリーできるでしょう。

●英語力

アメリカの大学院進学が可能な英語力としては、「TOEFL80点以上」が目安です。TOEFLは主要都市の実際の会場、さらにはインターネットでも受けられます。出願には一番高いスコアを利用できるので、自分が納得できるスコアを出せるまで何度か挑戦してみてもいいでしょう。

また、「英語力がなければ不合格」というわけではありません。大学の成績やエッセイなどさまざまな書類・スコアを考慮して合否判定を行います。

●Standardized Tests(例えばGREスコア)

アメリカの大学院には一斉の入試はありませんが、全員が受けるべき共通テストがあります。これを「Standardized Tests」と呼びます。そしてその代表的なものが、GREやGMATなどです。

・GRE

GREは、ビジネス、メディカル、ロースクール以外の大学院へ進学を希望する人が受けるテストです。多くの人は、作文や英語、数学のセクションを受験します。進学したい分野によって、生物学、化学、文学、数学などの科目を受ける場合もあります。

・GMAT

GMATは、MBAといったビジネススクールを目指す人が受けるテストです。GMATは作文、英語、数学、英語と数学を統合した科目の4つから成ります。GMATのスコアは、ビジネススクールの合否に大きくかかわるため、しっかりと対策を立てましょう。

・MCAT、LSAT

MCATはメディカルスクールを目指す人、LSATはロースクールを目指す人が受ける試験です。MCATでは文章力のほかに自然科学の知識を、LSATでは論理的思考などを問われ、それぞれ医者や法曹関係者となる資質を試すような内容となっています。

アメリカ大学院出願

エッセイを書こう

アメリカの大学院は、出願者にエッセイの提出を課しています。エッセイはテストスコアで測れない出願者の個性や資質を示すもので、大学院入試では非常に重要視されています。

エッセイのテーマは「大学院・専攻の志望理由」「将来のキャリア」などで、学問への情熱や志望に至るまでの経緯、将来のビジョン、リーダーシップ、コミュニケーション力などを表現しながら書きます。

ただし、「大学院のエッセイのため」に課外活動などに取り組む必要はありません。自分が情熱を持って取り組みたいこと、取り組んできたことをしっかりと深掘りし、エッセイにまとめましょう。

推薦状を準備しよう

アメリカの大学院出願では、2~3通の推薦状の提出も求められます。この推薦状は大学の教員が書くのが一般的で、出願者の学力や文章力、コミュニケーション力、批判的思考能力、論理性、リサーチスキル、分析力などを具体的に記してもらいます。出願者は、推薦状を書いてもらう教員としっかりと情報共有し、良い文章を書いてもらうようにしましょう。

レジメ・ライティングサンプルを書こう

レジメは、出願者の学歴や職歴などを記した履歴書です。氏名や住所といった基本情報も載せます。学歴の項目では、論文の内容や奨学金獲得、リーダー経験なども書きましょう。職歴については、具体的な職務内容や役職なども書き、具体的に成果が伝わるようにしましょう。

ライティングサンプルは、ジャーナリズムや政治学といった文章力が求められる専攻を受験する際に必要になることがあります。文章力やリサーチスキルを問われます。

アメリカ大学院合格~入学手続き・渡航準備をしよう

アメリカの大学院から合格通知を受け取ると、決められた期限内に「受諾」しましょう。大学のポータルサイトなどで手続きできます。そして、入学金の支払いといった手続きを進めます。

その後、学生ビザの取得や住居の契約、海外保険の加入などを忘れずに行いましょう。授業開始1週間前くらいをめどに、オリエンテーションが開かれます。大学の雰囲気や授業スピードなどに早く慣れ、有意義なキャンパスライフをスタートさせましょう。

まとめ・大学院レベルの英語力向上なら「BRIDGE」

アメリカの大学院への留学は、学問を深めるだけでなく、あなた自身を大きく成長させてくれるきっかけにもなるでしょう。その夢を叶えるためにも、自身の希望や将来を踏まえた大学院を選び、学力・英語力の向上をはかるなどの準備を進めましょう。

U-LABOは、海外大学進学塾「U-LABO BRIDGE」を展開しています。英語力の向上や、課外活動対策など大学院受験に直結するサービスを提供していますので、ぜひ無料相談・LINE相談をご利用ください。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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