カリフォルニア州の大学に通う日本人学生たちの間で、毎年春に行われる一大イベントがあります。それが、複数の大学のJSA(日本人学生会)が協力して開催する「JSA運動会」です。8校が連携して開催された今年の運動会は、300人規模の大イベントに成長しました。

この大規模イベントの準備をリードしたのが、U-LABOのサポート学生であり、Orange Coast College(OCC)JSA会長の本村さんです。運動会開催にあたっては、U-LABOがスポンサーとして協賛し、Tシャツ制作などの費用をサポートしました。本記事では、本村さんが、どのように仲間とともに一大イベントを成功させ、どのような学びを得たのか。インタビューを通じてご紹介します。

留学の原点

私がアメリカへの留学を決意したのは、中学3年生の冬、フロリダへの短期サッカー留学がきっかけでした。英語も話せず、初めて親元を離れての生活は大変でしたが、現地での体験を通して「自分が成長している」と実感できたんです。

もともと「失敗してなんぼ」という考え方を持っていて、新しい環境に飛び込み、たくさんの失敗を重ねました。初めは聞き取ることができなかったルームメイトや監督の言葉も徐々に理解できるようになり、最終的には試合中に自分からも言葉を発することができるようになっていました。

それに、日本の大学受験にはあまり魅力を感じませんでした。だから、進学先には南カリフォルニアにあるコミュニティカレッジ、Orange Coast College(OCC)を選びました。

運動会という挑戦の舞台

カリフォルニア州には、日本人留学生が各大学に立ち上げたJSA(日本人学生会)という団体があります。JSAは、現地の日本人学生同士のつながりを支え、イベントや情報共有の場を作っている学生主体の組織です。
私が所属しているOrange Coast College(OCC)にもJSAがあり、現在はその会長を務めています。そんな私たちが力を入れて準備してきたのが、「JSA運動会」という春の一大イベントです。

この運動会は、カリフォルニア州の8つの大学にあるJSAが連携して開催するもので、今年は約300人が参加する大規模なイベントになりました。日本人留学生だけでなく、日本文化に興味のある日系アメリカ人や他国の学生も多く集まり、まさに国際的な交流の場として盛り上がりました。

準備期間は約2か月。運営メンバー同士で何度もミーティングを重ね、スケジュールや競技内容の調整、食事の手配、会場との交渉など、細かなことまで自分たちの手で進めてきました。企業さんとやり取りすることが多く、初めての経験に戸惑うこともありましたが、それだけにやりがいも大きかったです。

イベント準備の舞台裏

運動会はJSAのイベントの中でも最大規模のものです。その分、準備は想像以上に複雑で、最初の頃はまさに手探りの状態でした。特に印象に残っているのが、スポンサー企業とのやりとりです。それまで企業と会話するような機会がなかった中で、複数の企業に協賛をお願いするのは、正直とても緊張しました。

そんな中、スポンサー依頼をした一社が、日ごろからお世話になっているU-LABOさんです。JSA会長に就任したときから「困ったことがあれば、いつでもサポートするからね」と声をかけてくださっていたこともあり、思い切ってTシャツ制作費の支援をお願いすることにしました。各学校ごとに色分けをするため、Tシャツを作成する必要があったのです。すると、驚くほどスムーズにご快諾いただき、その温かい対応には大きな励ましを感じました。

この経験を通じて、企業の“支援”という言葉の重みを実感しました。資金提供という枠を超えて、学生の挑戦を理解し、真剣に応援してくださる姿勢が心に残っています。その思いに応えたいという気持ちが、私たち運営メンバーの原動力にもなりました。

最終的には5社からスポンサーを獲得することができました。5社とスポンサー契約できたことで、運動会の運営資金よりも多くの資金を集めることができました。当初から「運動会の成功だけでなく、終了後にセメスターを締めくくるパーティーも実現する」ことを目標に掲げていたので、それを実際に叶えることができてとても嬉しかったです。支援してくださった企業の皆さんのおかげで、最後まで楽しい思い出をつくることができました。

JSA会長としての学び

企業とのやりとりは、まるで社会人のような感覚で、メールのやりとりや交渉など、すべて実践の中で鍛えられました。JSAを運営していくために必要な費用を、どのように獲得していくかも学びました。企業のことを紹介する代わりにいくらもらえるかだったり、ボランティアに〇人集める代わりにいくらもらえるかだったり。社会がどのように成り立っているのかを、知ることができました。

会長としての活動を通じて、自分でも驚くくらいコミュニケーション力がついたと思います。それまで社会人と話すことに少し抵抗がありましたが、今では社会人の方と話すことを楽しく思えるようになりました。

他にも、他大学のJSAの人たちとも自然に打ち解けることができました。今では、イベントとは関係なく飲み会を開くこともあり、交流が続いています。普段の生活では、他大学との交流はほとんどありませんでした。だからこうした「横のつながり」ができたのも、JSAの会長になったからこそ得られたものだと思っています。

 U-LABOとの関係性

U-LABOを知ったのは、留学してからのことでした。先輩に紹介されて、無料相談を通じてサポートを受けるようになりました。

以前まで使っていたエージェントは、UC編入へのサポートがほとんど何もなく、不安な気持ちが大きくなっていました。広告で見た内容と実際のサービス内容のギャップが大きかったと感じます。

でもU-LABOでは、期待以上のサービスを受けました。専属の担当者が一人ひとりについてくれて、2週間ごとに面談もありますし、何かあればいつでもLINEで相談できます。定期的に話をするので関係性が深くなり、自分の性格や将来の希望をしっかり理解してくれる貴重な存在でした。サポートの中にはビジネス的な距離感は一切なく、純粋に私をUCへ導こうとしてくれているという気持ちが、強く伝わってきました。

運動会で協賛をお願いしようと思ったのも、日頃からの信頼関係があったからです。JSAでの活動についても、よく話を聞いてくれていました。U-LABOは、このような課外活動についてのサポートも本当に手厚いと感じます。課外活動は成績評価の中でも大きな割合を占めるため、非常に重要です。その課外活動を決める段階から、一緒に課外活動を探して提案してくれることもありました。

他にも、エッセイや進路のことなど、多くのことを相談しました。「卒業するためにどのクラスを受講すれば単位が足りるか」など、自分の判断だけでは不安が残る部分も一緒に確認してもらいました。このように常にサポートしてくれる人がいることが、留学中の大きな安心感に繋がっていると思います。

ぴったりと伴走してくれたU-LABOの担当者の方には、本当に感謝しています。私の人生の大先輩です。

留学生活のリアル

カリフォルニアでの生活には、楽しいこともあれば大変なこともあります。

やはり車がないと移動がとても不便で、車を購入するのは大きな出費になります。でもその分、車があると移動範囲がぐっと広がり、楽しめることも多くなります。また、近くにビーチがあってすぐにリフレッシュできるし、人も優しくて、東京にいた頃よりものびのびと過ごせている実感があります。

カリフォルニアは青空が多いことも、心にとってはすごく大きな支えです。留学したての頃、不安でいっぱいだったときも、外が晴れているだけで少し前向きになれる気がしました。気持ちが沈んでいても空を見上げると「なんとかなるかも」と思えるんです。

文化の違いに戸惑うこともありました。「〇時に行くね」と言っても時間どおりに来ない人が多かったり(笑)。でも、そういう違いも受け入れられるようになったのは、自分の中の“当たり前”が少しずつ広がった証拠だと思っています。

将来の夢

JSA会長の任期を終えた今、次はUCバークレーへの編入を予定しています。専攻する経済学での学びも生かしながら、将来は自分のファッションブランドを立ち上げるという夢を持っています。

今は自分なりにファッションの勉強を進めていますし、友人のブランドやモデル仲間と情報交換しながら、少しずつ自分の世界観を育てているところです。夢に向かって、これからも一歩ずつ進んでいきたいと思っています。

留学を考える方へ

これから留学を目指す人たちに伝えたいのは「迷ったら、自分がワクワクする方を選んでほしい」ということです。僕自身、何かを決めるときは“難しさ”よりも“トキメキ”を大事にしてきました。

もちろん、うまくいかないことや不安になることもたくさんあります。でも、そんな時こそ挑戦する価値があると思っています。失敗から学べることは大きいからです。

それに留学で、初めて身の回りのことをすべて自分で行ったことで、両親への感謝の気持ちや、日本の良さに気が付くことができました。留学は、間違いなく自分を成長させてくれる経験になると思います。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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