中学生の時からアメリカ留学に興味を持っていた渡邊さん。理系メジャーは文系メジャーに比べて履修すべき科目が多い中、見事志望したUCのトップ校全てに合格し、最終的にUCLAへ進学されました。そんな渡邊さんに合格までの道のりや、UCLAを選んだ理由などをお伺いしました!

留学をしようと思ったきっかけについて教えてください

もともと中学生の頃からアメリカに関心があり、「いつかアメリカ英語を話せるようになりたいな」という想いを抱いていました。高校時代は生物学が好きで、卒業後の進路を考えたときに、「生物学の分野でトップのアメリカで学びたい」と思うように。本格的に留学を視野に入れ始めたのは高校3年生の夏ごろです。そして、9月頃には留学することがほぼ確定の状態になりました。日本の大学も考えましたが、やはりアメリカへの憧れが強かったので、留学することにあまり迷いはなかったですね。

周囲からは反対されませんでしたか?

親は、最初の頃は「本当にアメリカでやっていけるのか」と心配していましたが、最終的には応援してくれるようになりました。友人からも「凄いね」といったポジティブな反応が多かった記憶があります。当時の担任の先生も、いい意味で「普通」にこだわるタイプではなかったので、応援してくれましたね。

なぜUCを選んだのですか?

合格の可能性が高いからです。UCは多くの編入生を受け入れており、編入制度も充実しています。他のアメリカの有名大学と比較しても、入学のしやすさが魅力的でした。

それにUCは理系分野がとても強いことで知られています。著名な研究者をたくさん輩出しており、理系学生の憧れのような大学です。例えばiPS細胞で知られている山中伸弥教授は、UCサンフランシスコの研究員です。そんなすごい大学なので、最初のころは「雲の上の存在」と思っていましたが、調べてみると私でも目指せないわけではないということを知りました。努力すれば合格の可能性はあると知り、目指す決意をしました。

英語はどのように勉強しましたか?

留学を決めてからはTOEFLの勉強をメインに行っていました。とくにスピーキングが苦手だったので苦労しましたね。もともとあまり社交的ではない方だったので、話すこと自体に苦手意識を感じていました。とにかくTOEFLの形式に添ってスピーキングは練習し、最終的にはスコア69でコミカレに出願しました。

実際にアメリカへ行き、英語力は伸びましたか?

不安はありましたが、実際に行ってみると「なんとかなるな」といった感じでした。コミカレの寮に日本人はいませんでしたが、意思疎通は問題のないレベルで行えていたと思います。コミカレ2年目からはかなり話せるようになりましたね。

アメリカの生活で苦労したことはありますか?

渡米して最初のころは、何もかもがはじめてで慣れるまでは苦労しました。スーパーでの買い物の仕方も分からない、洗濯機の使い方も分からない、Uberの乗り方も分からない、そんな状態でした。本当に手探り状態で。

でも、留学前にU-LABOの小泉さんのブログを拝見していたので、助かった部分もあります。渡米前の勉強の仕方や保険のこと、生活のことなど、事前に小泉さんのブログで情報を仕入れてイメージできていた部分もあったので、とても参考になりました。

日本とアメリカの文化の違いを感じたエピソードを教えてください。

本当に色々ありすぎて逆に思いつかないのですが(笑)異文化の違いで一番驚き、そして苦労したのは「察する」という文化がないことでしょうか。日本人は察するのが上手で、前後の話をしなくても雰囲気や文脈から意図を汲み取ってくれます。しかしアメリカにはそのような文化はありません。基本的に、1から10を説明しないと伝わらないですし、動いてくれません。友達でも、言わなければ伝わらないことがたくさんあって苦労しましたね。

勉強面で苦労したことを教えてください。

理系メジャーは、とにかく履修しなければならない授業がとても多い点です。私はUCで分子細胞学を専攻したいと考えていたのですが、そのメジャーで入学するためには、コミカレでクリアしておかなければならない授業が山のようにありました。私はコミカレに3年間通いましたが、それでも履修はパツパツ。一つも単位を落とせませんし、履修登録をミスしてしまうと、メジャーに出願できなくなってしまうというプレッシャーが常にありましたね。文系メジャーであれば2年でコミカレを卒業する人が多いですが、理系はほとんどの人が3年計画になります。3年間、すべての授業でA評価を取らなければならないため、モチベーションの維持も本当に大変でした。2年目の後半あたりから、中だるみしそうな時期もありましたが、何とか乗り越え、最終的なGPAは3.9でUCに出願できました。

UC合格のために、どんなことに力を入れましたか?

一番は高いGPAを取ることです。UCトップ校のバークレー校やUCLAとなると、GPAは3.8~4.0の人ばかり。ほとんどの授業でA評価を取らなければなりません。しかもGPAだけでは差が付かないため、課外活動も積極的に行いました。

コミカレでの課外活動は、「TA」と呼ばれる、教授の元で他のコミカレ生をサポートする役割を担っていました。過去自分が履修してA評価だった授業に、サポート役として参加するといった内容です。生徒のノートをチェックしたり、生徒からの質問に答えたり、ヘルプしたりなどを行います。TAは不定期で募集が掛かります。それらに応募して、採用されると役割を担わせてもらえます。コミカレにもよると思いますが、私のコミカレでは給与などは出ず、ボランティア形式でした。しかし、TAをやっていると教授と親しくなれるといったメリットもあります。教授から自宅に招いてもらったこともあります。歴代のTAも招待されていて、その中には私が目指しているUCに入学した先輩生徒などもいたため、話や情報を伺うこともできました。

2つ目の課外活動は、「ストックルーム」です。内容は、実験の準備室に行き、コミカレの授業で使用される実験道具を揃えたり、薬品を計ったり、調合したりというもの。基本的には準備メインの仕事なので、地道な作業が多かったですね。こちらはバイト代が支給されました。ストックルームは公式に募集がかかるものではなく紹介制です。懇意にしていた教授から、学校内でできるバイトとして紹介してもらい、働くことができました。このようなこともあるので、コミカレでは教授との良好な関係を築くことも大切だと思います。

どのUC校に合格されたのですか?またその中でもなぜUCを選ばれたのですか?

UCバークレー、UCLA、UCサンディエゴ、UCアーバインの4校に合格しました。出願した4校にすべて合格することができました。トップ校のバークレーに合格したにもかかわらずUCLAを選択した理由は、自由で明るい校風が気に入ったからです。UCバークレーは「勉強」と「競争」というイメージが強かったです。私は理系専攻なので、大学院まで行くことを見据えていました。大学院が最終学歴になるのであれば、勉強以外のことも充実させられるUCLAが良いのではと考え、あえてUCLAを選びました。またロサンゼルス地方の温暖な気候やのんびりとした雰囲気も気に入っていました。

UCLAのよかった点を教えてください。

1年目から寮に入れた点です。いろいろな国の、さまざまなバックグラウンドを持った生徒と知り合うことができ、とても近い距離で関わることができました。全員本当にいい人で、人として尊敬できるような人たちばかり。自分の考えをしっかり持った生徒が多く、考え方も人それぞれなのに、お互いを尊重する姿勢をみんなが持っているんです。どんな自分でも受け入れてもらえるような安心感があります。もちろんみな頭もいいので知見が広いですし、頭がいいからと言っておごっているような人もいません。すごく素敵な仲間に囲まれたなと思います。

留学して自分の中で変わったことはありますか?

さまざまなバックグラウンドや考え方を持った人に出会えたことで、他の人のことも寛大な心で受け入れられるようになりました。留学前はコミュニケーションが苦手でしたし、視野も狭かったように感じます。自分が育ってきた世界しか知らなかったので、自分と価値観の違う人に対してポジティブな感情を抱くことができませんでした。それが今となっては、自分と違う考えの人やバックグラウンドの人を受け入れられるようになりましたし、そこから学びを得られるようにもなりました。内向的な性格も、昔に比べるとオープンになったなと感じています。

UC留学を検討している方へアドバイスをお願いします。

理系メジャーでUC合格を目指すのは、長く大変な道のりであることは確かです。理系の場合、履修しなければならない科目も膨大ですし、計画が少しでもずれてしまうとメジャーを選択できなくなってしまうこともあります。コミカレに入学してすぐに、もしくはその前から、自分がある程度どのメジャーを専攻したいのか、カテゴリだけでも決めておくことを強くおすすめします。私は渡米前から具体的に計画をしていました。勉強もモチベーション管理もとても大変ですが、それを乗り越えた先にはUCで素晴らしい出会いや学びが待っています。計画的に行動に移せば、決して理系メジャーでの合格も不可能ではないので、ぜひ頑張ってください!

ありがとうございました!

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