「アメリカの大学について調べていたら、コミュニティカレッジが出てきた」というような経験はありませんか?
日本には無い大学の種類なので、名前を聞いてもイマイチ想像ができないと思います。

そこで、この記事ではコミュニティカレッジの魅力について紹介します。 現地の学生からも人気な進学先であるコミュニティカレッジを知り、留学の選択肢を増やしましょう。

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アメリカの大学の制度について

アメリカの大学の制度は日本の大学と大きく異なります。 制度を知れば、入学までの準備ができるので、しっかり抑えておきましょう。

入学資格・条件

アメリカの大学には、日本のセンター試験や大学入学共通テスト、二次試験のような全員で一斉に行う試験はなく、基本的にすべて書類審査です。
日本でいうところの、総合選抜型AO入試に近い入試方式といえるでしょう。

必要書類は大学ごとに異なるので、受験する大学で必要となる書類や提出締切日を事前に調べておきましょう。
締切日は大学によって異なり、11月が締切の大学や、rolling admissionといって、とくに締切日を設けていない大学などさまざまです。
そのため、アメリカの大学へ進学する場合は、1年〜1年半の準備期間が必要になります。

また、成績評価はとくに重点的にみられているので、アメリカの大学へ進学を希望する場合は、早いうちから準備をしましょう。

関連記事>>>【日本とどう違う?】アメリカ大学の種類・制度や過ごし方について解説!

学期制度・単位制度

アメリカの大学は、一般的に9月〜5月が1学年で、6〜8月は夏休みか夏学期です。

その1学年間を2期に分けるのがセメスター制と呼ばれていて、1学期間を4期に分けるのが、クォーター制と呼ばれています。
日本の大学では、セメスター制度が採用されています。

成績の付け方は、各学期が終了するごとにコースを修了し、成績がついて単位を取得します。

また、アメリカでは取得した単位数で学年が決まります。 日本は在学年数で学年が決まる点が大きな違いです。
学期制度・単位制度のおかげで、アメリカでは個人の要望に応じた柔軟な対応ができます。

一例として、アメリカの大学では新1年生以外は各学期に入学が可能で、取得した単位を所持して別の大学に編入も可能です。 途中で専攻分野の変更や、夏学期の単位取得により早期卒業も実現できます。

コミュニティカレッジとは?

コミュニティカレッジには大きく2つのコースが用意されています。 それぞれのコースについて解説します。

職業訓練目的

職業訓練コースは、ある特定の職業の技術や知識を得るための科目を学びます。 日本の専門学校のようなコースです。 分野によっては修了すると修了書を得られます。

  • 土木
  • 自動車整備
  • 看護
  • 介護
  • 秘書
  • コンピュータ
  • 旅行
  • 不動産

このようにさまざまな分野の技術や知識が学べます。

注意が必要なのは、4年制大学の編入を目的としたコースでは無いので、ここで取得した単位は基本的に認められません。
もし、編入を希望する場合は、編入先で1から単位を取る必要がある可能性が高いです。

進学目的

進学コースでは、4年制大学で最初に学ぶ2年間の一般教養課程の内容と同様の授業を行います。
そのため、進学コースで学び取得した単位は、4年制大学に編入する際も基本的には認められます。
従って、4年制大学の進学を希望する方は進学コースで学びましょう。

進学コースを修了すると、準学士号が得られます。
準学士号を得られるコースは、文系をおもに学ぶAssociate of Arts(A.A.)と、理数系の科目の割合が大きいAssociate of Science(A.S.)の2つです。

関連記事>>>アメリカにあるコミュニティカレッジとは?大学への編入もできる?

コミュニティカレッジの留学先としての魅力

コミュニティカレッジには、4年制大学にない魅力がたくさんあります。 今回はその中でも代表的な魅力を7つ紹介します。

魅力①留学にかかる費用を抑えられる

まず、コミュニティカレッジの最大の魅力として、学費の安さが挙げられます。
学費は留学生の場合、約3,500ドル〜7,000ドル程度と安めです。

アメリカの大学では、年間の学費が14,000ドルを超える大学がほとんどなので、比べてみると学費の安さがよく分かります。

そのため、大学で4年間学習するよりも、コミュニティカレッジから4年制大学に編入する方が、学費が安くなります。
現地の学生も使用するやり方なので、学費を安く済ませたい方はコミュニティカレッジからの編入を検討してみるといいでしょう。

魅力②留学前から英語を話せなくても大丈夫

英語力が低くても問題ありません。
基準としては州にもよりますが、最低でTOEFL45点、IELTS50点、英検なら2級で合格できます。

一方で、4年制大学の場合は基本的にTOEFLが60点、高い場合は80点程が求められます。
留学前の英語力は大きな懸念材料の1つなので、この点の心配がなくなることは魅力的ですね。

関連記事>>>アメリカの大学へ留学するのに必要な英語力と基準となる5つの試験アメリカの大学へ留学するのに必要な英語力と基準となる5つの試験

魅力③名門大学へ編入できる可能性が高まる

直接4年制大学に入学する場合、GPA(日本でいう評定平均)でほぼ満点を取る必要があります。
高校の難易度によっては、評定平均で満点である5.0を取得するのは至難の業です。
それに加えて、英語力もネイティブレベルが求められます。 成績や語学力の難易度の高さを考えると、直接4年制大学への入学はかなり厳しいといえるでしょう。

一方で、コミュニティカレッジからの4年制大学の編入はここまで入試難易度が高くないので、名門大学へ進学できる可能性が高まります。
直接進学が厳しいと感じた場合は、コミュニティカレッジを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

関連記事>>>【保存版】コミカレ経由でカリフォルニア大学(UC)に編入するまでのプロセス

魅力④入学前の成績が関係ない

先ほど4年制大学へ入学するには、GPAで満点近くが求められると説明しましたが、コミュニティカレッジの入学に関しては成績は関係ありません。
「望めば誰でも大学教育を与える」がコミュニティカレッジのモットーなので、成績による差別は少ないです。

そのため、基本的には誰でも入学させるのがスタンスです。
コミュニティカレッジの進学を希望する方は、高校の成績を上げるよりも英語力を上げましょう。

魅力⑤全体的に規模が小さめ

大学はもちろんクラスの規模も小さく、ほとんどの学校では学生数が2,500人を下回っています。

大学の規模が小さいのは、クラスの規模の小ささにも直結します。
規模が小さい方が、より密なコミュニケーションを周りの学生や教授と取れるでしょう。

魅力⑥さまざまな年齢層の学生がいる

コミュニティカレッジでは、働きながら通っているパートタイムの学生が全体の6割を占めています。
そのため、一般的な大学生の年齢である18〜22歳よりも高い年齢の方がほとんどです。

また、アメリカでは「人生に迷ったら大学へ行け」と言われているので、社会人の方が学び直しにくるのは珍しくありません。

魅力⑦サポートを受けられる

大学にもよりますが、大きめの学校は、スタッフのサポート体制が豊富です。

例えば、留学生だけのための窓口があったり、4年制大学編入をしたい方だけのための編入サポート窓口が設置されたりしています。
また、中には、学校内で4年制大学のスタッフと情報交換できるようなフェアやイベントも積極的に開催している場合もあります。

ただ、それはこれらのサポートをしっかりと活用できる場合に限ります。

というのも、これらのサポート体制はもちろんあるのですが、基本的に大勢の学生全員に対して英語で提供するですので、「個別サポート」という側面は期待しない方が良いでしょう。

このような側面を解決するために、U-LABOではこれらのサポートに加え、日々の授業や現地での生活に対するサポートを一人ひとりに行っています。
そのため、不安な現地生活も安心して過ごすことができるのです!

コミュニティカレッジで留学することのデメリット

次にデメリットを見ていきましょう。 デメリットは2つしかないので、それだけメリットが多いと言えます。

デメリット①学生寮が無い可能性が高い

基本的に学生寮は設置されていないので、自分で居住地を探す必要があります。

コミュニティカレッジの運営費用は、地域の方の税金から賄われています。 つまり、地域の方のための教育機関です。

そのため、留学生が生活するための寮が、キャンパス内やキャンパス近辺に設置されているコミュニティカレッジはほとんどなく、寮を設置しているのは全体の2割と言われています。
寮のないコミュニティカレッジに通いたい場合は、アパートを自分で借りるかホームステイなどのやり方が挙げられます。

ホームステイにはメリットとデメリットがありますが、メリットは日常会話が英語になるので、英語力が鍛えられることです。 デメリットは、ホームステイ先は当たり外れがあるので、行ってみるまでわからない点です。

デメリット②入学後はある程度の英語力が求められる

授業はすべてネイティブスピーカーによる英語の授業です。

そのため、リスニング力はもちろん、発表する際には英語で伝えたい内容を伝える能力であるスピーキング力も必要になります。
これらができない場合、単位を落としてしまう可能性が高いです。
英語力が不安な方は、語学学校に通う方法もあるので、検討してみるといいでしょう。

下記の記事では身につけておきたいスキルや英語力のトレーニング方法について解説しています。
留学は時間が限られているため、基礎的な英語力は前もって身につけることをおすすめします。

関連記事>>>アメリカのコミュニティカレッジに行くために必要な英語力を解説

コミュニティカレッジの学費は大学と比べて安いのか?

費用の面は進学するうえで気になるポイントですよね。
コミュニティカレッジの費用は具体的にどれくらいなのかをここでは紹介します。

日本円に換算した場合の費用

為替レートの変動により、日本円に換算した時の学費が異なるので、今回は1ドル100円、110円、120円の場合を紹介します。

1ドル 

大学 

コミュニティカレッジ 

100円 

400〜600万円 

50〜100万円 

110円 

440〜660万円 

55〜110万円 

120円 

480〜720万円 

60〜120万円 

このように比較してみると、コミュニティカレッジの学費の安さが分かります。

編入する場合、2年間の学費はコミュニティカレッジになるので、1、2年生は100万円〜200万円でそこから3、4年生は800万円〜1,200万円です。
これだけ学費に違いがあるとなると、現地の学生も費用を抑えるためにコミュニティカレッジからの編入を考える理由がよく分かります。

アメリカ内の州によって費用に違いがある

アメリカにあるコミュニティカレッジと4年制大学の学費は、州によって違いがあります。
しかし、それは物価が学費に直結している場合がほとんどです。

物価も高い州は大都市や栄えている場所がほとんどなので、交通手段が豊富だったり、ショッピングモールなどのお店などが豊富だったりします。

一方で、学費が安く、物価も安い州は田舎の場合がほとんどで、交通手段に困る可能性があります。
日本もそうですが、田舎に行けば行くほど、バス停や電車の駅が少なく、移動手段は限られてしまうでしょう。
運行も1時間に1本と非常に不便なので、そのため、自転車や自動車がないと生活しづらいです。
とくに、学校と居住地が離れてしまう場合は、自転車の購入を検討しましょう。

さらに、アメリカはほとんどが自然で田舎です。 ニューヨークやロサンゼルスなどの大都会もありますが、ほんの一部なので、進学先は田舎になる可能性が高いと思って準備を進めましょう。

コミュニティカレッジへの留学も選択肢の1つ!

いかがだったでしょうか。

この記事では、コミュニティカレッジの魅力、学費、メリットについて紹介しました。
デメリットが2つと少なく、メリットは7つと非常に多いので、留学先の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

学費は州による影響を受けやすいので、行きたい学校がどの州なのかを知る必要があります。
4年制大学の進学かコミュニティカレッジの進学かを迷っている方は参考にしてくださいね。

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