UCLAやUCバークレーなどが代表的なカリフォルニア大学(UC)。U-LABOでは1年次入学ではなく、コミュニティカレッジ経由での3年次からの編入学をおすすめしています。

編入学の流れやメリットについては、UC編入制度のページをご参照くださいね。

今回は、「UCに行きたい」と決意した瞬間から、コミュニティカレッジを経て、UCへ編入UCを卒業するまで、皆さんのイメージを高めるためにも、具体的な流れについて解説していきたいと思います。

まずはこれ!両親の同意を得

留学全般に言えることですが、まず一番大切なのは「家族の協力を得ること」です。

留学するには莫大なお金が必要になります。大人になり、自分自身で得たお金で留学するのであれば個人の自由ですが、学生の立場で留学するには、ご両親から資金援助をしてもらわなければなりません。

特に、コミュニティカレッジを経由しての留学では、アメリカの教育制度について詳しくないと、「2年制のコミカレ?短大?大丈夫?」となる可能性があります。そんなときに、「最終的にUCに合格するためには、コミカレに行く必要がある」と、自信を持って伝えられなければなりません。

「どれほどUCに行きたいのか」、「なぜUCでなければダメなのか」、「UCを卒業したら将来どうなりたいのか」など、しっかりとした目的意識を持ち、明確なビジョンを描けるまで自分自身に問いかけてください。熱意とビジョンがあれば、きっと周囲を納得させることができるはずです。

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英語力を鍛え

コミカレに入学するためには、一定の英語力が必要ですが、実は入学に際して求められる英語力は、正直なところそこまで高くはありません。そのため、入学基準を満たしたらその後は英語の勉強をおろそかにしてしまう学生もいます。

ただし、後ほど述べますが、コミュニティカレッジからUC、特にUCトップ校に編入するには、ほぼすべての科目でA評価を取得しなければなりません。しかし、そもそも英語力がなければ、A評価を獲得することはおろか、授業の内容をまったく理解できないという事態に陥りかねず、ドロップアウトの原因にもなります。

そのため、英語の勉強は「英語で授業が受けられる」と自信を持てるレベルまで、勉強し続けるようにしましょう。

コミカレの入学のために必要な英語試験はカレッジによっても様々ありますが、特にTOEFLでの受験がおすすめ。TOEFLは、特に北米でのアカデミックな授業を受けるために設計された試験ということもあり、コミカレで必要となる英語力をバランスよく鍛えられます。

ベースの英語力がしっかりと構築されていれば、そのぶんコミカレで学問そのものに集中できるので、日本での英語学習は最後まで怠らず、しっかりと取り組みましょう。

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コミュニティ・カレッジを選

3年次編入でUCを目指すのであれば、同じカリフォルニア州内のコミカレに入学しましょう。なぜなら、「編入保証プログラム(TAG)」という、カリフォルニア州内のコミカレ生のみに与えられる特権が利用できるからです。

カリフォルニア州内には何百ものコミカレが存在しており、どのコミカレに行くのが良いのか迷う方も多いでしょう。

希望のUCキャンパスが決まっているのであれば、そのキャンパスに近いカレッジを選ぶのもおすすめです。UCキャンパスから近いカレッジには、そのキャンパスに関する情報も入ってきやすいですし、UC側も近くの学生であれば入学の可能性が高いことから、受け入れの確率が上がる、ということも言われています。

例えば、UCバークレーならサンフランシスコエリアの「Diablo Valley College」、UCLAならロサンゼルスエリアの「Santa Monica College」、UCサンディエゴならサンディエゴエリアの「Palomar College」などが挙げられます。

日本人が多い環境には行きたくない!と考えている人には、郊外のコミカレもおすすめです。ほとんど日本人がおらず、絶対に英語を話さなければならない状況になるため、英語力も必然的に上がってきます。上記の中で言うと、「Palomar College」などは比較的日本人が少ないエリアに所在しています。

なお、それぞれのカレッジがUCへの合格実績などを出していることもありますが、実際には「このコミカレに入ったほうが有利」といったような明確な優劣は存在しません(立地による若干の受け入れ確率の差異はあるものの)。合格実績の差は、立地的に近いためUCを目指す人が多い、などに寄っているような印象です。

ただし、成績の付け方などから、UC編入を目指すには「選ばない方が良いカレッジ」は存在します。

カレッジ選びに当たっては、合格実績だけではなく、どのような成績の付け方がされるのか?など、UC編入を見据えて慎重に検討するのがおすすめです。

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渡米準備・現地での生活立ち上げ

コミカレが決定したら、いよいよ渡米準備スタート。コミカレからの入学許可が降りたら、「I-20」と呼ばれる入学許可書・在学証明書が届きます。そして「I-20」をアメリカ大使館に提出することで、学生は留学ビザを取得できます。

他にも渡米までに、ワクチンの接種や保険の加入、買い出し、航空券手配などを行わなければなりません。意外とやることは多いので、計画的に準備を進めましょう。

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語学学校に行

多くのコミカレには秋学期入学(9月頃)と春学期入学(1~2月頃)がありますが、日本の高校の卒業シーズンが3月のため、高校生の方は秋学期入学を選択するケースが多くなるでしょう。秋学期入学の場合、日本の高校を卒業してからコミカレに通うまでの間に、5カ月のほどの空白期間ができることになります。

この間、日本で英語の勉強をするのも良いですが、一番のおすすめは現地の語学学校に行くこと。

日本からアメリカへ来て、いきなりコミュニティカレッジで英語の授業を受け、しかもA評価を取らなければならないのは結構大変です。まずはその前に語学学校へ通い、アメリカでの生活や英語での授業に慣れ、肩慣らしをしておいた方が、よりスムーズに抵抗感なくコミカレ生活を送れるでしょう。

メジャーの方向性決定、履修計画

UC編入において非常に重要なのが、コミカレにおける履修計画。

コミカレ1年次から絶対にメジャーを決めなければならないわけではありませんが、UCの志望校や専攻によっても、必要とされる履修科目が異なりますので、早い段階から志望校や専攻を明確にしておくことで、履修計画が立てやすくなります。

コミカレでの履修計画をミスしてしまうと、コミカレに余計に1年間追加で通わなければならなくなったり、希望がかなわないケースもあります。希望するキャンパス、希望するメジャーでのUC入学を叶えるためにも、履修は計画的に進めましょう。

コミカレの成績ですべてA評価を取る

コミカレがスタートしたら、「すべての科目で絶対にAを取る」という気持ちで授業やテストに臨みましょう。日本の高校のように大きな定期テストだけでなく、授業ごとに頻繁に小テストも行われます。積み重ねを甘く見ずに、小テストも満点を目指してください。

コミカレにもよりますが、A評価を貰えるのは、毎回のテストで9割以上の点数を獲得している生徒です。万が一9割以上の点数を取れなかった場合でも、落ち込むのではなく、「どうすれば次のテストで改善できるのか」「よい成績を取るためにできることはないのか」など、ネクストアクションに目を向けるようにしましょう。

(コミカレでの成績の挽回方法についてはコミュニティカレッジのテストで失敗したときの対処法の記事でも解説しています)

自分なりに努力しても難しい場合は、現地で家庭教師のような人を探したり、コミカレの成績維持を管理してくれるチューターサポートを利用したりするのも一つの手です。

課外活動に取り組む

UC出願に当たっては、課外活動が非常に重要になってきます。UCトップ校に出願する学生は、平均的に高いGPAを取ってきます。そのため、仮にGPA4.0を取っていても、課外活動などのアピールポイントが無い学生は、見劣りしてしまう可能性があるのです。

UCへの出願期間は、コミカレ2年目の11月。秋学期入学の場合、前の年の9月入学ということを考えると、コミカレで課外活動の実績づくりができるのは1年と2カ月しかありません。そのため、課外活動への取り組みは、コミカレ入学後すぐに始めるのが良いでしょう。

どんなボランティア活動やイベント、大会、地域の取組などがあるのかを情報収集し、積極的に参加していきましょう。

出願、そしてUC入学まで

エッセイの提出時期はコミカレ2年目の11月ごろ。それまでに課外活動にしっかりと取り組み、エッセイを完璧なものに仕上げるためには、2年目に入ってからの準備では遅いです。最低でも1年目の8月ごろから計画的に準備を進める必要があります。

必要情報、エッセイ、志望校など諸々を記入し、願書を提出したら、あとは結果を待つのみ。合否は4.5月ごろに発表されます。

しかし、出願したからと言って勉強を辞められるわけではありません。コミカレの単位は、UC入学後にも引き継がれ、UCの単位としても残ります。また、出願願書にも「このクラスを最後の学期までに取得します」と記載し、それらを遂行しなければなりません。

コミカレ生活の最後の方になるにつれて、クラス内容も難しくなる傾向にあります。コミカレ卒業まで気を抜かず、しっかりと好成績を残し続けましょう。

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UCでの生活・卒業まで

無事あこがれのUCへ入学!でも、勉強は続きます。

UCでの勉強はとてもとても大変ですが、その一方で、「もう二度と人生でこのような経験はできないだろう」と思うほど、華やかで特別な時間を過ごせることは間違いありません。

UCはキャンパスそのものが一つの「大きな街」。

バスが通っていたり、飲食店やスーパー、カフェ、プール、リクリエーション施設などがあったりと、キャンパス内で暮らしの全てが完結するような仕組みになっています。

多くの仲間にも恵まれるはずです。UC1年生または編入3年生は、そのほとんどが寮に入ります。同じ空間で長期間寝泊まりするので、必然的に国際色豊かな仲間と知り合い、仲良くなることができます。寮だけでなく、クラブ活動やメジャー、パーティーなど、ありとあらゆる場所で、同じ志や夢を持った仲間と出会えることでしょう。

とにかく全力で学んで!遊んで!食べて!交流して!UCは「楽しい」要素がすべて詰まった空間。

コミカレ入学からUC卒業までには、たくさんの苦労や挫折を経験します。しかし、その先にある未来はきっと輝いています。日本にいた頃とは比べものにならないほど視野が広がり、未来への期待や高揚感で胸がいっぱいになるはずです。

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さいごに

日本からコミュニティ・カレッジを経由してカリフォルニア大学(UC)へ編入し、卒業するまでのプロセスを1つ1つ追って解説していきましたが、如何だったでしょうか?

海外留学自体、なかなかイメージがしづらいかもしれませんが、具体的なプロセスを見ることで、少しでも編入学のイメージがしやすくなっていれば嬉しく思います。

プロセスの中でも見ていきましたが、編入学に当たっては「両親の説得」「渡米準備」「生活立ち上げ」「コミカレ選び」「メジャー選択」「履修計画」「課外活動」「出願・エッセイ」など、超えなければならないハードルがかなりあります。

U-LABOでは、カルフォルニア大学(UC)をはじめとした 名門アメリカ大学への編入プログラムを用意しています。

編入する前から編入後、就職活動までをサポートするので、編入を考えているけど、不安が多い方は編入プログラムを受けるのをおすすめします。

無料相談も実施しているのでお気軽にご相談ください。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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