【合格校一覧】
UC Berkeley:Sociology, B.A.
UCLA:Sociology (Pre), B.A.
UC San Diego:Sociology, B.A.
UC Irvine:Sociology, B.A.
UC Santa Barbara:Sociology, B.A.

「キャリアを積んだ今だからこそ、もう一度学びたい。」

そう考え、アメリカ留学という新たな挑戦を選んだ石橋佳子さん。18歳から約20年間を中国・上海で過ごし、外資系企業で15年間営業職として活躍してきました。しかし、コロナ禍をきっかけに人生を見つめ直し、「社会そのものを学びたい」という思いからアメリカ留学を決意します。

英語はほぼゼロからのスタート。それでもコミュニティカレッジへ進学し、最終的にはUC BerkeleyとUCLAのダブル合格を果たしました。

英語で授業を受け、高いGPAを維持しながら、課外活動にも積極的に参加する日々。それでも、「UC Berkeleyに合格する」という目標は一度もぶれることがありませんでした。石橋佳子さんが実践した勉強法や課外活動、そして留学を通して得た学びについて伺いました。

「このまま中国だけを知って生きていくのだろうか」

――まず、留学を決意したきっかけを教えてください。

私は18歳で上海へ渡り、その後約20年間、中国で生活してきました。大学の語学課程で学んだ後、Canonで約15年間営業職として働き、中国経済が急速に発展していく時代を現地で経験しました。ビジネスの最前線で働く毎日は刺激的でしたが、その環境にいることが当たり前になっていたんです。そんな中で転機になったのがコロナ禍でした。

中国ではゼロコロナ政策が続き、社会や経済が大きく変化していく様子を目の当たりにする中で、「私は中国だけを知って、この先も生きていくのだろうか」と考えるようになりました。それまで私は、目の前の仕事に全力で向き合ってきました。でも一度立ち止まった時、「社会そのものは、どのような仕組みで動いているのだろう」という疑問が生まれたんです。


「社会の仕組み」を学びたいと思うようになった

――そこから社会学へ興味を持たれたのですね。

はい。営業として働く中で、企業や経済の動きはたくさん見てきました。

でも、それらはすべて社会という大きな枠組みの中で動いています。これまでは、その流れの中で仕事をしてきましたが、これからは社会全体を俯瞰して見られる人になりたいと思うようになりました。「社会はどう成り立っているのか。」「その中で自分に何ができるのか。」そうした問いを深く学びたいと思い、社会学を専攻することを決めました。


なぜアメリカだったのか

――学ぶ場所として、アメリカを選んだ理由を教えてください。

もちろん、日本も選択肢にありましたし、中国で学び続けることも考えました。ただ、中国だけでは視点が偏ってしまうかもしれない。一方で、日本も海外から見ると独特な社会です。だからこそ、もっと広い視野で社会を学べる環境を探した結果、「アメリカが一番いい」と考えました。さまざまな国や文化を持つ人たちが集まる環境で学ぶことで、自分自身の視野も広がると思ったんです。


「大学卒業」という目標もあった

――大学で学び直したいという思いもあったのでしょうか。

そうですね。私は大学を卒業していません。

社会人として長く働いてきましたが、「大学卒業」という一つの区切りをいつか迎えたいという思いがずっとありました。学ぶなら、自分が本当に興味を持てる分野を学びたい。そう考えた時に、社会学という学問に出会いました。


コミュニティカレッジという進学ルートを選んだ理由

――コミュニティカレッジからの編入を選ばれた理由を教えてください。

社会人として長く仕事をしてきたので、時間にも限りがあります。そのため、できるだけ効率よく学位を取得し、目標とする大学へ進学できる方法を探していました。コミュニティカレッジからUCへ編入する制度は、費用面だけでなく、時間という面でも自分に合っていると感じました。また、UCへの編入実績が豊富だったことも、このルートを選んだ理由の一つです。


英語は「ほぼゼロ」からのスタートだった

――留学前の英語力はいかがでしたか。

正直に言うと、ほぼゼロでした。

仕事で英語を見ることはありましたが、話すことはほとんどできませんでした。TOEFLを受験しても20点台。「このままでは進学できない。」そう思うほど厳しいスタートでした。


不安だったからこそ、とにかく勉強した

――どのように英語を勉強されたのでしょうか。

留学を決めてから約1年間は、TOEFL対策を中心に勉強しました。仕事を続けながら学習し、退職後は語学学校にも通いました。思うようにスコアが伸びず、不安になることも何度もありました。

そんな時、U-LABOのカウンセラーから教材や勉強法について具体的なアドバイスをいただき、一つひとつ実践していきました。振り返ると、この時期は「できないこと」と向き合い続けた時間だったと思います。


「迷うくらいなら、一歩踏み出したい」

――社会人になってから留学することに、不安はありませんでしたか。

もちろん不安はありました。でも、それ以上に「今やらなかったら、きっと後悔する」という気持ちの方が大きかったですね。私はこれまで、「迷ったまま何もしない」ということをできるだけ避けてきました。

留学もそうです。やってみて失敗することはあるかもしれない。でも、挑戦しなければ、その先の景色を見ることはできません。だから私は、「まずやってみよう」と決めました。

「学生の勉強」と「社会人の仕事」はまったく違った

――コミュニティカレッジ生活で、一番苦労したことは何でしたか。

やはり勉強ですね。社会人として仕事をしていた頃は、何か問題があれば徹底的に調べて、原因を分析して、解決策を考えるという仕事をしていました。だから勉強も最初は同じように、「100%理解しないと次に進めない」と考えてしまっていたんです。

でも大学では、それでは間に合いません。課題もテストも次々にやってきます。そこで気づいたのが、「完璧を目指すこと」と「成績を取ること」は違うということでした。70%理解できたら次へ進む。限られた時間の中で、どうスコアを上げるかを考える。その考え方に切り替えられたことで、成績も少しずつ伸びていきました。


成績を伸ばした一番の理由は「Office Hour」

――勉強面で特に意識していたことはありますか。

苦手な科目ほど、Office Hourへ行くようにしていました。

最初は英語で教授に質問することへの不安もありました。でも、「話せないから行かない」よりも、「Aを取るために行く」という気持ちの方が強かったですね。教授は試験問題を教えてくれるわけではありません。ただ、「この授業で何を大切にしているのか」「どう勉強すれば理解しやすいのか」は教えてくれます。その積み重ねが結果的に成績につながりました。今振り返ると、Office Hourは一番活用して良かった学習リソースだったと思います。


「何が分からないか分からない」と正直に伝えた

――Office Hourでは、どのように質問していたのでしょうか。

最初から上手に質問できたわけではありません。だから私は、「何が分からないのかも分からない」と、そのまま伝えていました。すると教授は、「じゃあ、この資料を読んでみよう。」「この考え方から整理してみよう。」と、一緒に考えてくださるんです。コミュニティカレッジの教授は、学生を見放さない方ばかりでした。だからこそ、恥ずかしがらずに相談することが本当に大切だと思います。


「遊ぶ時間」はほとんどなかった

――勉強と課外活動は、どのように両立していたのでしょうか。

正直に言うと、自分の時間はほとんどありませんでした。授業が終われば課題。空いた時間はクラブ活動。週末もイベントやボランティアが入っていました。「ショッピングへ行こう」「観光しよう」そんな時間はほぼありませんでしたね。

でも私は、UCへ編入するためにアメリカへ来ています。だから、その時間を勉強や課外活動に使うことは苦ではありませんでした。


部長として挑戦したRotaract Business Club

――課外活動ではどのようなことに取り組まれたのでしょうか。

一番力を入れたのは、Rotaract Business Clubです。

最初はメンバーとして参加しましたが、その後ボードメンバーになり、最終的には部長を務めました。毎週行われるビジネスイベントの企画・運営だけでなく、地域でのボランティア活動や学生同士の交流イベントも担当していました。イベントの企画から広報、当日の運営まで携わることも多く、授業以外の時間はほとんどクラブ活動に費やしていました。


日本文化を伝える活動にも挑戦

Rotaract Business Club以外にも、日本文化を伝える着物コミュニティにも参加しました。もともと着付けの資格を持っていたこともあり、現地では着付け体験や、日本文化イベントで浴衣の着付けを担当する機会もありました。また、ロサンゼルスで開催される成人式の着付けボランティアにも参加し、日本文化を通じて日系コミュニティとの交流を深めました。社会学を学ぶ立場として、多様なコミュニティと関わる経験はとても貴重だったと振り返ります。


PIQは「人生を整理する時間」だった

――編入準備で一番苦労したことは何でしたか。

PIQですね。社会人としていろいろな経験をしてきたので、書こうと思えばいくらでも書けます。だからこそ、「何を書くか」が一番難しかったです。どの経験が自分らしさを一番伝えられるのか。何度も考え、担当カウンセラーとも相談しながら、自分の人生を整理するような気持ちで書き上げました。


UC Berkeleyを選んだ理由

――最終的にUC Berkeleyへ進学を決めた理由を教えてください。

私が学びたかったのは、Economic Sociology(経済社会学)です。企業や経済活動を社会学の視点から研究する分野で、将来やりたいことにもつながっています。UCLAにも合格しましたが、この分野を専門とする先生がより多くいらっしゃるのがUC Berkeleyでした。学びたいことを一番深く学べる環境だと思い、Berkeleyへの進学を決めました。


留学を通して「柔軟な自分」になれた

――留学を通して、ご自身はどのように変わりましたか。

一番変わったのは、考え方ですね。社会人時代はトップセールスとして働いていて、自分なりに自信もありました。でも留学すると、思い通りにいかないことばかりでした。その経験を通して、「自分はまだまだできないことがたくさんある」と素直に受け止められるようになりました。

今まで正しいと思っていたことも、違う視点から考えられるようになりましたし、人の意見も柔軟に受け入れられるようになったと思います。


U-LABOは「留学生活全体を支えてくれる存在」

――U-LABOのサポートについて教えてください。

私は、U-LABOがなかったらここまで来られなかったと思っています。

コミュニティカレッジ選びから履修相談、課外活動、PIQ、編入準備まで、一つの窓口で相談できたことは本当に心強かったです。社会人として留学する中で、「誰に相談すればいいのか分からない」という場面はたくさんあります。そのたびに相談できる存在があったことは、大きな支えになりました。


「迷うくらいなら、まずやってみる」

──最後に、これから留学を目指す方へメッセージをお願いします。

もし迷っているなら、ぜひ挑戦してみてください。私は留学だけでなく、クラブ活動もOffice Hourも、「まずやってみる」という姿勢でここまで来ました。もちろん失敗することもあります。でも、その経験が次につながります。そして、コミュニティカレッジへ進学したら、ぜひ行動量を大切にしてください。目標があるなら、その目標に向かって時間を使う。その積み重ねが、きっと結果につながると思います。

環境が変わったら、何でも積極的になれた!コミカレで心理学を専攻し、UCLAに合格したRinaさんインタビュー

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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