今回は、10歳の頃から夢みてきたハリウッド女優になる!という強い想いのもと、アメリカのパロマカレッジへ留学したりささんへのインタビューです。

担当カウンセラーであるMomoko.Kが、夢の実現へ向けてどのような日々を送っているのか、編入のために何をやったのか?など、とても興味深いお話をインタビューしました!

りささんは、UCバークレー、UCアーバイン、UCサンディエゴにTheater・Drama専攻で合格されています。演劇系でUCを目指したい方にも必見の内容となっています!

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目次
  1. りささんが留学しようと思ったきっかけを教えてください。
  2. 留学前に不安だったことはありますか?
  3. 外出禁止に罰金制度とは!すごいスパルタぶりですね。
  4. そして紹介されたパロマカレッジに入学したんですね。渡米後の英語力はどう磨いていきましたか?
  5. 台本では、台詞をどのぐらい覚えるんですか?
  6. オーディションは日本にいた頃から参加していたんですか?
  7. パロマカレッジのシアターには、日本人留学生はどのくらいいるんですか?
  8. ショーはどのぐらいのペースで開催されているんですか?
  9. ハイレベルなオーディションだったんですね。倍率はどのくらいでした?
  10. 厳しい世界ですね。シアター授業は朝から夜まであるんですか?
  11. 他の役者さんへのリスペクトと自信の表れでもあるんでしょうね。日本とアメリカの違いで驚いたことは何ですか?
  12. 卒業までもう少しですが、モチベーションを保つコツはありますか?
  13. りささんはすごく強いメンタルを持っていますが、留学によるご自身の変化を感じますか?
  14. アメリカで、すごく良い学びを得ていますね。ちなみにパロマカレッジでは今学期、どんな授業を取っていますか?
  15. シアターで忙しい中、高いGPAをキープするために努力しているポイントはありますか?
  16. U-LABOを知ったきっかけは何でしたか?
  17. 満足頂けて大変嬉しいです!ありがとうございます。りささんの大学卒業後の進路を教えていただけますか?
  18. 最後に、これから留学を検討している方へメッセージをお願いします!
  19. りささんのお話から勇気をもらう学生はとても多いと思います!ありがとうございました!

りささんが留学しようと思ったきっかけを教えてください。

10歳の頃からハリウッド女優になるのが夢でした。

ハリウッドで俳優に挑戦していた知り合いに話したら、「今すぐアメリカに行ったほうがいい」と勧められ、通っていたパロマカレッジを紹介していただいたんです。

留学前に不安だったことはありますか?

アメリカの環境が自分に合うかどうかは不安でしたね。4年間の大学生活は長いので、海外生活が合うか確かめるために、フィリピンに1ヶ月滞在しました。

フィリピンの滞在先には、イングリッシュテストの専門校を選びました。スパルタ校として有名で、朝9時から夕方6時までは外出禁止で授業を受け、授業の最後に単語テストを受ける。間違えると罰金制度があるような厳しい学校で…おかげでTOEFLスコアが1ヶ月で30も上がりました。

外出禁止に罰金制度とは!すごいスパルタぶりですね。

TOEFL専門コースは、本来ならスコアが60以上ないと入れないんです。私は45だったんですがどうしても入りたくて、「英語できるから大丈夫!」と無理やり入れてもらって(笑)

全校500人ぐらいのうち日本人は10人ぐらい。みんなが同じような目標を持っていて、モチベーションも維持しやすかったです。韓国人と中国人のルームメイトだったので、英語でしかコミュニケーションが取れなかったのも上達の要因だったかも。

小さい頃からホームシックになりにくいタイプだったので、フィリピン滞在が楽しすぎて日本に帰りたくないぐらいでした。

そして紹介されたパロマカレッジに入学したんですね。渡米後の英語力はどう磨いていきましたか?

私はアクティングをやっているので、渡米して2ヶ月後に初めてオーディションを受けました。ハリウッドで絶対に役者をやると宣言して渡米したのに、受からなかったら来た意味がない、とすごくプレッシャーを感じました。だから当日の記憶はほとんどなくて、気づいたらオーディションが終わっていて(笑)

あとからディレクターに聞いたら、英語は聞き取れなかったけど感情表現がすごく良かったと言ってもらえました。私に合わせて、日本人役のある台本にまで変えてくれて、すごくいいポジションをもらえたんです。いまだに聞こえない発音があるとも言われますが、観客に伝えるという意味では英語力は上がっているんじゃないかな。

台本では、台詞をどのぐらい覚えるんですか?

2時間の舞台だったので約1時間分のセリフを覚える必要がありました。台本をもらったら、意味調べから始めて分析していきます。まずはストーリーを調べて、台詞のセンテンスを調べていく。分からないアメリカンジョーク表現や比喩などは、Google翻訳などで調べる。そして、表現や感情を乗せて演技をしていくんです。

シアターには個性の強い変わり者が多くて、さまざまなセクシュアリティの人もいます。そのおかげか、外国人でもすんなり受け入れてもらえました。

オーディションは日本にいた頃から参加していたんですか?

20歳で初めてお金をいただく仕事をやらせてもらい、エージェントにも所属していました。

日本では、まだ意見の強い女性が受け入れられない傾向にあります。自分以外が全員男性の現場でオーディションを受けたとき、差別的な扱いを感じたこともありました。

アメリカだと性差別は一発アウトですよね。だから私にはアメリカが合っていて生きやすいし、活躍するならハリウッドだなと思っています。

パロマカレッジのシアターには、日本人留学生はどのくらいいるんですか?

私が最初に出演した舞台では、アジア人はいませんでした。シアターでは日本人に会ったことがないですね。そのおかげで英語力は上がりましたけど、しんどいときもありますよ。周りが楽しそうに笑っていても、何がおもしろいのか分からない疎外感とか。

でも役者としてやっと一歩踏み出せた成長は感じます。もっともっと頑張らなくちゃとも思いますけど。

ショーはどのぐらいのペースで開催されているんですか?

実際に舞台を演じているりささん

パロマ全体では、春に舞台が1回、秋には舞台が2回あり、冬にミュージカルも1回あります。幸い、パロマでの公演にはミュージカルを含めてすべて参加できたんです。

でも最初、ミュージカルにはあまり乗り気じゃなくて…ミュージカルディレクターが、ブロードウェイでダンサー経験のあるすごく厳しいダンスの先生だったんです。それがたまたま、いつもお世話になっているアクティングの先生がディレクターに変わったので、受けてみたら採ってもらえたんです。

今回のミュージカルは「RENT」という有名なブロードウェイ作品です。私はメインキャラクター役ではないけど、いつかミュージカルに出たかったので、1年間ボイトレに励んだ甲斐がありました!

周りはお金をもらってパフォーマンスをするプロレベルの人たちばかりで、私自身もお金を払って観たいなと思うくらいです。

ハイレベルなオーディションだったんですね。倍率はどのくらいでした?

今回のRENTでは、最初のオーディションで半分は落とされました。アメリカのオーディションは本当にシビアです。

ロサンゼルスのセリトス・カレッジでオーディションを受けたときは、お芝居が終わったらすぐに帰されてしまって。まだまだロスでは通用しないと痛感しましたね。

厳しい世界ですね。シアター授業は朝から夜まであるんですか?

リハーサルは夕方からなので、午前中に普通の授業があります。リハは土日を除く毎日、1日4時間です。大変といえば大変だけど、それよりも楽しさが勝ってますね。お芝居が心から楽しいし、リハ後にキャストの皆でご飯を食べに行くのも楽しいです。

キャストはライバルですが、オーディションに受かってしまえば作品を創り上げる頼もしい仲間になる。お互い役者としてのリスペクトがあるので、オーディション情報も共有します。ライバルは少ないほうがいいから普通はあまり教えたくないものなのに、心が広くて大人だなと思います。

他の役者さんへのリスペクトと自信の表れでもあるんでしょうね。日本とアメリカの違いで驚いたことは何ですか?

自分がアジア人だと、はっきり自覚したことでしょうか。アメリカでは、多様な人種の方々が存在し、異なる人種のアイデンティティがはっきりと認識されています。だから差別されるということはありませんが、アジア人という自覚が強まりましたね。

あとはやっぱり、車がないとどうしても行動範囲が狭くなってしまいますね。今は免許を取る時間がないので、周りの人に甘えて乗せてもらってます。

それから人との距離の近さかな。日本の専攻では座学メインで人との繋がりが希薄でした。こちらのシアタークラスでは一緒に練習をしたりペアワークがあったり、コミュニケーションが必須の環境で、人との距離の近さを実感します。

とにかく毎日楽しいですが、アメリカで芝居をやるという目標を達成できたので、留学して良かったと強く思います。

卒業までもう少しですが、モチベーションを保つコツはありますか?

強いパッションを持てるような、自分が好きなことを見つけるのは絶対に大事です。最初のオーディションでは、台詞で何を言ってるか分からないと言われましたが、それでも選んでもらえたのは、きっと私のパッションを感じ取ってくれたからだと思うんですよね。思いが強ければ何でもできるって思います!

あとは、「分からないから助けてください」と、素直に周りへ助けを求めること。変なプライドを持って「自分はできる」というスタンスでいると、しんどくなっちゃうから。「英語はできないから助けてね」と周りに言っちゃえば、結構助けてもらえます。自分ひとりではやってこれなかったと感じるので、上手に頼るのも大事ですよ。

もちろん辛いこともたくさんありましたね。厳しいダンスの先生に、「踊れない子は踊らなくていい」と下げられたときとか。悔しくて、絶対見返してやる!とたくさん練習して。その甲斐あって、最後にはセンターポジションをもらえたんです。

外国人には平等にチャンスをもらえない理不尽さもあると思います。でも、今できることを全力で頑張る。それに尽きます。どうせ人間いつか死んでしまうんだから、今やりたいことをやりたいですよね。

りささんはすごく強いメンタルを持っていますが、留学によるご自身の変化を感じますか?

演劇の仲間と。良い笑顔!

そもそもアメリカに来たかった理由が、精神的に強くなりたかったからなんです。小さい頃から、なぜか分からないけど「強くなりたい」とずっと言っていたらしくて(笑)

日本だと、就職をして働いて稼いで、自分の生まれた国だから案外1人でも生きていけますよね。でも留学先のアメリカでは、誰かに頼らないと生きていけない。人に依存する考えは好きじゃないけど、いざ助けてもらう側になってから人間関係を学び直していると感じます。

人に迷惑をかけていると分かっていながらも、頼れば優しくしてくれる。私は今まで、日本でそれができていたんだろうかと振り返ってみたり。まだまだ学んでいる最中ですが、人間的な成長や気づきを感じています。

アメリカで、すごく良い学びを得ていますね。
ちなみにパロマカレッジでは今学期、どんな授業を取っていますか?

シアターアーツが専門なので、基本的にシアター授業が多いです。今年はステージライティングアップとライト系の舞台裏勉強、それからステージメイクアップとアクティングの授業です。受けたオーディションや舞台も単位としてカウントされます。

毎日夕方に舞台リハがあるので、時間をうまく使いたいから必修授業はなるべくオンラインで取って時間管理をしていました。

シアターで忙しい中、高いGPAをキープするために努力しているポイントはありますか?

今のGPAは3.85です。特に努力している意識はないけど、ちゃんと授業に出て、提出物を出して、やるべきことをきちんとやる、基本的なことでしょうか。

高いGPAを取る大前提としては、自分に合う先生を選ぶこと。それから交渉力ですね。以前コミュニケーションのペアワークで、相手の子が休みがちだったんです。それで先生に「君たちはAを取れない」と言われて。私はペアの子がいないときも授業に参加してたし、プレゼンテーションだって1人で作ったのに、と泣きそうになりながら交渉したら、無事にAをもらえました。

人の心を変えるのは人の心というか、相手の本気を感じると、人って結構心が動くもの。だから心に訴える交渉も大事です。それは、観客に伝えるシアターという場所にいるからこそ感じます。

U-LABOを知ったきっかけは何でしたか?

編入手順が何も分からず、サポートしてくれる日本の企業を探していてU-LABOさんを知りました。コンタクト後のミーティングの印象がとても良くて、すぐお願いしようと決めたんです。

日本人スタッフで、かつ皆さんがアメリカの大学で留学経験がある。経験者のサポートなら安心感があるし、日本語で質問できるのもありがたかったですね。

エッセイ添削では、ありきたりな文章ではなく、自分らしい文章になるよう導いてもらえたので、とても助かりました。チューターにお願いしたら文法的なチェック程度だったと思うので、深掘りしたエッセイを書けたことにも満足しています。

満足頂けて大変嬉しいです!ありがとうございます。
りささんの大学卒業後の進路を教えていただけますか?

今考えているのはOPTで働くことです。もしエージェントに入れれば、ワークビザを発行するのも有りかなと。ビザを持ってないと、どんなに才能があってもオーディションに受からないので。

最後に、これから留学を検討している方へメッセージをお願いします!

黒いドレスが似合うりささん

アメリカでやりたい目標があるのなら、すぐに来たほうがいいです。目標がまだはっきりしていなくても、とにかくやってみるというのは大事。自分が海外でやっていけるか不安なら、私のように短期滞在で確かめてみるのも有りです。

留学を続けていくには、パッションを持って好きなことを学べるかどうかもポイントです。私は10歳の頃から芝居がしたくて、幸いにもその夢はずっと変わりませんでした。落ちたオーディションも数多いですが、自分を信じて前向きに切り替えてきました。実力のあるすごい人たちに揉まれながら、これからも切磋琢磨していきます。

アジア人の演者が増えるのはすごく嬉しいので、アメリカで役者をしてみたい人はぜひシアターに挑戦してください!

りささんのお話から勇気をもらう学生はとても多いと思います!ありがとうございました!

りささんについてもっと知りたい!という方は、ぜひりささんのツイッター、インスタグラムをフォローしてみてくださいね。とても魅力的な発信をされていますよ。フォローはこちらより:

Twitter:https://twitter.com/_risa98_

Instagram:http://instagram.com/414pics/

この他にも、U-LABO生やアメリカ大学卒業生の体験談を多数ご紹介しておりますので、以下よりぜひご覧ください!

U-LABO体験談 – U-LABO | 世界トップ大学への進学 (ulabo.org)
学生・卒業生インタビュー – U-LABO | 世界トップ大学への進学 (ulabo.org)

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まずは話を聞いてみたい!という方は、無料カウンセリングを実施しているので、お気軽にご相談ください。最初からカウンセリングはハードルが高い…という方は、LINEでの簡易質問も受け付けています。定期的な情報発信もしているので、ぜひ友だち登録してみてくださいね!

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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