海外留学は、大きな夢と希望を抱いて、新しい世界へ飛び込む大きな一歩です。

バケーションで海外へ訪れるのと大きく違うのは、留学は他国へ留まって学ぶこと。
実際に留学先である環境にしっかりと根付き、大きな目標と強い意思を持って進んでいかなければ、
ただの遊学になってしまう可能性があります。

せっかく留学をする機会に恵まれるのであれば、その貴重な体験・経験を最大限に生かすためにも、留学準備は必須と言えるでしょう。

今回はそんな重要な留学準備について、3つのポイントから解説します!

アメリカ留学準備のおさえておくべき3つのポイント

1.語学力の準備~インプットとアウトプット~

アメリカ留学であれば、やはり英語力はある程度習得しておく必要があります。
(高校卒業レベルと言われる英検2級は是非取得しておきたいですね。)

4技能のうち、特に日本人が苦手とされるであろう、リスニングやスピーキングは意思疎通を図るためにはやはり重要です。
聞き取りが出来ないと、自分の意思を伝えることもできません。

日本人は自分の意見を積極的に言うことを控えがちで、主張をしないのは周囲に合せられる人。と捉えられる傾向にあります。
しかし、アメリカでは黙っていると「意見を持っていない人」とみなされます。

たとえ意見を言いたくても、英語で伝えられなければ同じことになってしまいますね。
リスニング力とスピーキング力を少しでも上げておくことをおススメします。

対策

・英語番組(ラジオやテレビ)、YouTube、その他無料英語アプリなどにも今は沢山あります。それらを使ってとにかく英語を聞く時間を持つこと。
・気になる表現を書き取ってみる、発してみることも大切です。

また、リーディング力やライティング力もスキルアップしておきましょう。
アメリカの大学では課題(レポート)提出も頻繁にあるため、テキストの理解はもちろん、リサーチをしてレポートにまとめる。どんな科目であってもそれは必須となります。

ここで語彙につまずいていると、膨大な内容を理解するのに大変時間を要してしまいます。
少しでもその負担を軽減するために、特に理系科目においては様々な一般用語を英語でまとめておくと、実際の学校の授業で大変役立ちます。
(ex: perpendicular=垂直、anatomy=解剖学、molecule=分子etc.)

関連記事>>>アメリカの大学へ留学するのに必要な英語力と基準となる5つの試験

その他の対策

・英字新聞(短めの記事)を読んでみる
・英語日記をつけてみる 
・英和辞典とともに、英英辞典を活用してみると語彙力も増える など

英語4技能をバランスよく伸ばしていくには、受け身だけではなく能動的な取り組み、
つまり、インプットとアウトプットの繰り返しが大切です。

2.心の準備~心が折れないために~

アメリカ留学であれば、英語力をある程度強化しておく必要があるとお伝えしました。
しかし、英語さえできれば留学準備オッケーなのでしょうか?

例えば日本国内のどこかへ引っ越したとしましょう。もちろん言語は日本語なので
基本的に問題はないですよね。

しかし馴染みのない方言が使われる地域であったり、
今まで当たり前と思っていた習慣や人との付き合い方など、場所が変わればそこへ順応していく努力が必要です。

まして異国となれば尚更です。しかもアメリカはとても大きな国であるため、
国というよりも州によって法律やルールにも違いがあります。
また、日本では当たり前と思っていた常識や考え方が通じない事も日常茶飯事です。

例え語学力があったとしても、戸惑うことが多ければ多い程、心が折れてしまうことも
十分にあり得ます。
折角前向きに夢をもって留学に臨んだのに、気持ちが沈んでしまい、こんなはずじゃなかったと挫折感を味わう結果になってしまったら本末転倒ですよね。

もちろん、実際に行ってみなければ分からないことは沢山あります。
しかしアメリカ留学生活に少しでも早く慣れるためにも、事前に準備できることは沢山あります。
特にアメリカを訪れるのが初めてという場合には尚更です。

ここに例をいくつか挙げておきます。

・お金の種類と呼び方(これは日々の生活に欠かせない大切なことです。)
・様々な単位(例:同じ1cupでも日本は200㏄、アメリカは約240㏄など)
・交通ルール(運転をする場合には特に注意)
・土地柄を予めリサーチしておくと、より安心して暮らせる など

留学先の状況等をある程度知っておく。
つまり心の準備があってこそ、留学生活がより充実したものになっていくでしょう。

3.物の準備~必要なものの用意~

I-20と学生ビザ

留学は旅行と違い、パスポート以外に必要な書類があります。
アメリカの場合、入学する学校が発行してくれる“I-20”という書類が非常に重要です。

これが無いと“学生ビザ”が発行されません。
(I-20は、一時帰国し再び米国に入国する際にも必ず必要になりますので、
留学生活が完全に終了するまで大切に保管しておきましょう。)

衣類や日用品

現地で調達できるものは沢山ありますが、生活に慣れるまでは、ある程度
使い慣れた物を持っていくことをおススメします。

ホームステイをするのか、寮生活を送るのか等によっても変わってくるかと思います。
例えば自炊等をする場合には、簡単な調理道具を持っていくのもおすすめです。

その他、常備薬や生理用品なども暫くは身体に合ったものを持参しましょう。

関連記事>>>アメリカ留学で必要なものチェックリストを大公開!

さいごに

折角の貴重な留学生活。
遊学生活にならないためにも、できる限りの準備をしておくことが大切です。

後から慌てないためにも、これらの事を参考に有意義な留学経験となるよう
用意周到にしておくことが必要ですね。

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