語学学校、コミカレ、大学留学など、アメリカに行く理由は人それぞれですが、皆が渡米後に最優先でやらなければならないのが、まずは生活の基盤を作ること。
今回は、慣れない異国の地であるアメリカで新生活を始めるにあたって、現地の銀行口座やスマホの準備など、必要不可欠なものをスムーズに用意できるよう、システムや英単語などをご紹介していきます!
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携帯電話の契約
多くの人にとって、何よりも真っ先に必要なものはネットの繋がっているスマートフォンではないでしょうか。超短期滞在であれば、Wifiのみで何とかしのぐことが可能ですが、特にアメリカに長期滞在する場合には、アメリカの電話番号を持つことは必須でしょう。
今お持ちの携帯(スマホ)によって2パターンの対応がありえます。
①使っているスマホがSIMフリーの場合:SIMカードを現地で購入するだけでネットにつなぐことが出来ます。
②使っているスマホにSIMロックがかかっている場合:基本的には現地で本体ごと購入し直さなければなりません。
現地の空港やTarget、Walmartといった大型のスーパーの家電コーナーにもプリペイド式のSIMカードが売っているので、とりあえずそれでネットにつなぎ、情報を確認しながら現地のプロバイダーとネットと携帯の電話回線を契約するというのが便利かと思います。
また、SIMカードによっては電話回線も込みになっているものもあります。
アメリカの5大プロバイダー
- Verizon
- AT&T Mobile
- T-Mobile
- Sprint
- U.S. Cellular
契約のプランは会社や時期によって異なります。余裕をもって、アメリカへの出発が近づいてきたら、日本にいる間にいろんな会社を見比べてみるのがおススメです。
クレジットカードと現地口座
アメリカは日本と比べキャッシュレスが非常に進んでおり、自販機でもカードが使用できるものもあります。
また多額の現金を持ち歩くことは危険が伴いますので、クレジットカードを持つことは非常に重要になります。
VISAやMasterであれば日本の銀行が発行したカードでも使用できますが、手数料が高かったり小切手をすぐに発行、現金化できなかったりと何かと不便なことも少なくありません。
特にアメリカに長期滞在する場合は、現地の口座があると様々な場面で役に立ちます。
現地の口座を開設できるまでは、現金を持ち歩くか日本の銀行のクレジットカードを使用することが多くなると思いますが、キャッシュパスポートというチャージ型のプリペイドカードも一つの選択肢になるかもしれません。
アメリカの5大銀行
- JP Morgan Chase
- Bank of America
- Citi Group
- Wells Fargo
- Goldman Sachs
大手銀行の他にもその地域に特化した銀行もありますが、一般的には大手銀行の方が留学生への対応や日本からの送金もシステムが整っていることが多いです。
また、それぞれの銀行で日本からの送金にかかる手数料など違いがあるので、事前に調べて自分に合った銀行(例えば、支店が留学先から行きやすいエリアにある、等)を見つけておくことをお勧めします。
現地銀行口座開設に当たってのTIPS
銀行口座を開設する際に必要となる単語および資料を簡単にまとめました。
実際に開設する時にはすぐに手元で分からない単語を調べられるよう、電子辞書やネットの繋がっているスマホがあると便利です。
銀行口座用語
- Bank Account:銀行口座
- Checking Account:実際に物を購入したり、お金を引き出したり、取引を行う口座
- Saving Account:貯金や利子を得る用の口座
- Deposit:預金、お金を預け入れること
- Withdraw:お金を引き出すこと
- Transaction:取引
- Transfer:口座間のお金のやりとり(Saving→Checkingや他の人の口座への送金等)
- Balance:残高
- Interest:利子
- Bill:請求書
- Branch:支店
- Investment:投資
必要な資料
口座の開設に必要な資料は、各銀行によっても異なりますので、開設を希望する銀行のホームページなどを見て確認するようにしましょう。
一般的に必要とされる書類は以下の通りです。
- 自身の情報 (名前、アメリカでの住所、アメリカで通う大学の名前や住所等)
- パスポート
- I-94 (アメリカ入国後オンラインで入手)
- I-20等のVISAの証明
- アメリカの大学の入学許可書や在学証明
- 口座開設に必要な最低限の預金、Minimal deposit
関連記事>>>予防接種は忘れずに!アメリカ大学留学前の注意事項
アパートメントの契約
現地に慣れるため、留学の初めは学校の寮やホームステイを選択する方も多いですが、最終的には自分でアパートを契約して引っ越しをする留学生も少なくありません。
アパートのタイプ
アパートの種類は簡単に以下のようになります。
- Studio:日本でいうワンルーム、ベッドルームなし
- 1 bedroom (1BD):ベッドルーム1部屋 + リビング、キッチン(とダイニング)、バスルーム等
- 2 bedroom (2BD) :ベッドルーム2部屋 + ・・・
- 3 bedroom (3BD) :ベッドルーム3部屋 + ・・・
アメリカのアパートは日本のアパートと比べ、広くて家賃が高額なことが多いので、ルームシェアをする学生もたくさんいます。
関連記事>>>アメリカ留学の住まいにはどんなものがある?4つの種類を比較してみよう
契約の流れ
手順 1 : まず、Apartments.comのようなサイトで物件に目星をつける
手順 2 : アパートのLeasing Officeに連絡を取り、下見の予約を入れる
手順 3 : 実際に見て、気に入ったら契約をする
必要資料
一般的に、契約に必要な資料は以下の通りです。(各アパートで異なります)
- パスポート
- I-20(I-94)
- (現地の運転免許証等の)身分証明書
- 収入証明(I-20や預金残高の証明書、銀行からの書類等)
- Deposit (預け金) *一般的には家賃の2倍ぐらいですが、留学生は多めに設定されている可能性が高いです。またアパートによっても異なります。
物件選びのポイント
個人的な、アメリカでの物件選びのポイントは以下の通りです。
- 環境
学校からの距離、アパートのルール、他の住人のタイプ等の環境が重要と考えます。特に、あまりに学校から近い物件は、学生が多いため比較的騒がしい可能性もあります。また、アパートの隣人がタバコを吸っていて、臭いに悩まされるケースもあります。
- 備え付け備品の有無
冷蔵庫や電子レンジ等の家電が備え付けか確認するのが良いでしょう。備え付けでないと、初期費用や次回以降の引っ越しが不便になります。
- エアコンが自分の部屋にあるか
カリフォルニアではリビングにはエアコンがついているけどベッドルームにはない物件もあります。
日本よりは過ごしやすい気候ですが、やはり各部屋にエアコンは必須だと言えます。
- その他
車を保有している場合には、駐車場の数や値段の確認、ルームシェアを選択する場合には、バスルームの数なども確認しておくことをお勧めします。ポイントを挙げだしたらきりがないですが、自分が生活することをイメージしつつ、下見を活用してじっくり考えて決めてください。
関連記事>>>【保存版】アメリカでの快適な車生活を始めるには?手続きやポイントを徹底解説
また、留学生は市民ではないため、収入証明やDeposit(預け金)の額が多めに設定されていたり、契約の際に必要書類が多かったり、不便なことも多いです。アパートによっても本当にシステムが異なるので、契約の際に留学生に優しいかどうかも基準の一つにするといいかもしれません。
さいごに
如何だったでしょうか?渡米までの準備も非常に大変ですが、渡米してからの生活の立ち上げもかなりの労力を要することがお分かりいただけたかと思います。慣れない異国の地で、つたない英語を使って手続きするなら、なおさらです。
渡米後に慌てて失敗してしまうことのないよう、日本で出来る限りの準備をしてから渡米するようにしましょう!
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