皆さんは、「リベラルアーツ」という言葉を聞いたことはありますか?
リベラルアーツとは、日本語訳すると「一般教養科目」として理解されています。

アメリカでは、そんなリベラルアーツを学ぶリベラルアーツ・カレッジがたくさんあります。

今回は、そんなリベラルアーツ・カレッジと総合大学の違い、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介していきます。

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アメリカのリベラル・アーツ教育の始まり

アメリカにおけるリベラルアーツ・カレッジの起源は、実は全米最古の大学、ハーバード大学にあります。

「リベラルアーツ」とは元々は古代ギリシャ・ローマから生まれた概念で、人間が生きるために必要な知識と見なされていた、言語系(論理・文法・修辞)3科目と、数学系(天文学・算術・幾何学・音楽)4科目のことを指しました。そこから、ヨーロッパでは知的エリート階級の常識としてリベラルアーツが認識されていきます。

話は変わって、アメリカはイギリスで宗教弾圧を受けたプロテスタントを信仰する人達が、新天地を求め、メイフラワー号という船に乗り現在のボストン辺りにたどり着いたのが、始まりと言われています。

本来、プロテスタントという宗派の布教活動が目的であったため、牧師の養成学校を1636年に作ったのです。これが、現在のHarvard Universityです。

養成学校においては、牧師=リーダーという考え方のもと、芸術を愛し、スポーツで身体を鍛え、教養を身に着け、どのような時も冷静に判断・決断し、常に心は平静で何事も平等に考えられる人を育てる事が目的でした。ヨーロッパにおけるリベラルアーツの精神が、ここで伝えられたのです。これがアメリカにおけるリベラル・アーツ教育(全人教育)の始まりです。

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リベラルアーツと私立総合大学の違い

国が出来る前に出来た学校は、その後、「リベラルアーツ」と呼ばれる単体大学と様々な学部から編成される私立総合大学へと変化をしていきました。

リベラルアーツというと、私立と思われる方が多いですが、公立のリベラルアーツの大学もあります。リベラルアーツとは、私立経営という意味ではなく、卒業するためのプログラム構成の内容によって、リベラルアーツなのか、そうでないのかが決まります。

元々は、全ての分野に精通して教養があり、スポーツを楽しみ、芸術を愛するリーダーを養成するという事を目的にしていた背景があります。よって、リベラルアーツの大学は、一般教養が中心の単位構成になっています。実学が少なく教養、知識を養う科目を偏りなく履修する事が課せられています。

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教育の中心が大学院にあるアメリカ

日本をはじめ、先進国の多くは、大学から専攻を選び、ある程度の内容を学ぶことができます。文系、理系という考え方があり、英語が好きで数学は苦手ならば文系に進む、暗記よりどちらかというと計算が好きな人は、なんとなく理系かな?という具合に進路を決めているのではないでしょうか?

アメリカは、自分自身が何に向いているのか、又、どの方向に進むべきなのかをそんなに早くに決めなくてもいいという、珍しい国。大学は、寮に住みながら親離れをし、一般教養を取りながら自分と向き合って何になるべきかを決め、大学院で専門性の高い内容を履修すればいい。その方が、進むべき道を間違えないという考え方です。

又、数学も得意だけど、国語も好きというように、無理に文系、理系と分ける事をしません。数学も国語も両方勉強ができますし、途中で変更することも可能です。こういった背景から、教育の中心は大学院にあり、大学は、基本一般教養で単位が構成されています。

リベラルアーツと総合大学のメリット・デメリット

総合大学は、専門ごとに組織運営されていますが、規模も大きく、教育の中心は院にあります。そのため、大学過程では教授が授業を教えず、担当のアシスタントが代わりに教えることが多くなっています。高い学費にもかかわらずアシスタントが授業をしているという事実は、実は常々アメリカの教育の課題として挙がってもいます。

それに比べ、リベラルアーツは、教える事が好きな教授が自ら教壇にたち、生徒と関わっている大学です。そのため、自分の興味があることを教授に相談しながら、知識を深めていくといったことも可能になります。また、リベラルアーツカレッジから大学院の進学も一般的であり、教授も質の高い推薦状を書いてくれます。

リベラルアーツと私立総合大学を比べた場合、それぞれにメリット、デメリットがあります。想定されるものを以下の表にまとめてみました。ただし、総合大学でも規模が比較的小さい大学もあったり、一概には言えないところでもあります。大学選びの際の参考にして頂きたいですが、リベラルアーツだから、総合大学だから、というカテゴライズで偏見を持たず、気になる大学は全て調べ、自分に合っていそうな大学を選ぶのがおすすめです。

大学の種類リベラルアーツ総合大学
メリット・クリティカル・シンキングが鍛えられる
・書く、話す両方の側面においてコミュニケーションスキルが向上する
・幅広い知識を身につけることができる
・教授との距離が近い
・奨学金が狙いやすい大学が多い
・ITや化学の分野でリードしている
・専門性の高い大学院過程が設置されている
・知名度が高い大学はほとんど総合大学に分類される
・キャンパスのスケールが大きい
デメリット・専門性が低いため、キャリアプランニングが必須
・日本での知名度が低い
・名門になると合格率が非常に低く、かなりの努力と対策が必要
・教授との距離は遠い

まとめ

アメリカへの留学は、さまざまな希望や目的があるかと思います。今回ご紹介したリベラルアーツカレッジには、日本での知名度こそ低いですが、アメリカや世界で有名な大学もたくさんあります。リベラルアーツカレッジか、総合大学か、という判断軸のみで決めるべきではないかと思いますが、1つの判断要素になるのは間違いありません。この記事があなたの進路を決める一助になれば幸いです。

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記事監修・・・・大江 節子
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