アメリカ留学というと4年制大学に留学するイメージですが、アメリカ留学にはコミュニティカレッジという選択肢があります。
コミュニティカレッジはアメリカの私立大学に比べると、求められる英語力はそこまで高く有りません。
では、アメリカのコミュニティカレッジに行くには、具体的に英語力はどれだけ必要なのでしょうか。
この記事ではアメリカのコミュニティカレッジについて、必要な英語力を具体的に解説します。
入学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
U-LABOでは、アメリカ名門大学への「編入」を利用した進学プログラムを提供。
これまでのカリフォルニア大学(UC)合格実績はなんと100%。
トップ校合格率も89%と高い実績を上げています。
「普通」の学生でもアメリカ名門大学を目指せるU-LABOのプログラムに
あなたも参加してみませんか?
そもそもアメリカのコミュニティカレッジとは?
アメリカのコミュニティカレッジはアメリカの2年制大学です。簡単に言えば、日本の専門学校・短期大学と同じシステムとなっています。
アメリカの大学の内、約4割がコミュニティカレッジといわれています。コミュニティという名前なので地域密着型の学校で多くの地域学生が通っておりますが、海外からの留学生も多数在籍しています。
コミュニティカレッジの規模は下記の通りです。
コミュニティカレッジの規模
- 3,000人ほどの小規模コミュニティカレッジ
- 1万人以上の私立大学規模のコミュニティカレッジ
小規模のコミュニティカレッジは田舎の地域に多いです。1万人規模のコミュニティカレッジは都市部にあります。
アメリカのコミュニティカレッジで学ぶことができる内容
コミュニティカレッジは専門学校なので、さまざまな分野の授業を受けることができます。
コミュニティカレッジで学べる内容
- 心理学
- 語学・哲学
- 情報科学(コンピューター)
- 接客
- 教育
- メディア
コミュニティカレッジによって他にもさまざまな分野を学ぶことが可能です。しかし、コミュニティカレッジによっては、人気講義はすぐ埋まってしまいます。
したがって、順番待ちになってしまう場合があるので、自分の学びたい分野の講義がすぐに埋まることないか、情報収集をしておきましょう。
アメリカのコミュニティカレッジ卒業後の進路
アメリカのコミュニティカレッジ卒業後の進路は大きく分けて2つあります。
コミュニティカレッジ卒業後の進路
- アメリカで就職をする
- 日本に帰って就職する
- アメリカ大学に編入する
アメリカのコミュニティカレッジを卒業したらアメリカで就職することが可能です。そのまま就労ビザを取得してアメリカで働くこともでき、OPT(Optional Practical Training)という制度で、1年間アメリカで働くこともできます。
OPTは何かとやることが多いです。
まず、自分で動いて就職先を見つけてOPTの手続きに必要な書類のサインをお願いしないといけません。
また、市区町村の役場でOPTの手続きが必要です。そのため、何かとハードルが高い手続きが多いですが、アメリカで1年間働いたという実績を作ることができます。
下記記事ではアメリカの大学卒業後の進路について解説しています。コミュニティカレッジの卒業後の進路とあらかじめ比較し、進学先を選択する際の参考にしてください。
関連記事>>>アメリカ大学卒業後の進路は?就職はいつするの?
アメリカ帰国後、アメリカの企業で働いたことが日本で再就職するときに有利になる時もあります。
卒業後、日本に帰ってそのまま日本の企業に就職することも可能です。日本で就職する際に有利な授業は経済や経営学を学べるコースです。
アメリカで就職する際も同様です。アメリカで就職する際もビジネス英語が求められるので、経済・経営学を英語で勉強したほうが、その知識をそのまま職場で活かせるかもしれません。
では、アメリカ大学への編入にコミュニティカレッジを利用する理由はあるのでしょうか。
アメリカ大学への編入にコミュニティカレッジを利用する理由
アメリカ大学への編入にコミュニティカレッジを利用する理由は2つあります。
アメリカ大学への編入にコミュニティカレッジを利用する理由
- 直接アメリカ大学へ進学するよりも高い英語力が求められないから
- アメリカの大学で4年間過ごすよりも費用を抑えられるから
ひとつひとつ解説していきます。
理由①直接アメリカ大学へ進学するよりも英語力がいらないから
アメリカのコミュニティカレッジは基本的に、アメリカの大学へ留学・進学するよりも英語力は必要としません。
アメリカの大学は一般的にTOEFL・IELTSなどのハイスコアが求められます。スコアが低いと入学が認められない大学もあるほどです。また、大学入学への推薦状や論文が求められるケースもあります。
しかし、コミュニティカレッジはカレッジによってTOEFL・IELTSなどのスコアは必要なく、中には英検やTOEICの英語力で入学できるところもあります。
日本人留学生にとって、英検・TOEICは馴染み深いのでコミュニティカレッジを選択する人が多いです。
関連記事>>>アメリカの大学へ留学するのに必要な英語力と基準となる5つの試験
理由②アメリカの大学で4年間過ごすよりも費用を抑えられるから
アメリカのコミュニティカレッジはアメリカの大学で4年間過ごすよりも費用を抑えられます。
これはアメリカのコミュニティカレッジは地域の税金で設立され、運営されているからです。
そのため、地域学生は安い費用で入学でき、留学生も同様に安く入学することができます。
一般的にアメリカの大学は4年間で300万円近く費用がかかりますが、コミュニティカレッジは大学の3割近くの100万円ほどで入学できます。
留学生も同様なので、留学費用を抑えたい人はコミュニティカレッジがおすすめです。
関連記事>>>アメリカ留学でかかる費用と節約方法を詳しく解説!
アメリカでは、ほぼすべての大学の学部課程に編入制度が導入されています。
こちらの記事でアメリカの大学編入の仕組みと流れについて解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
関連記事>>>アメリカの大学に編入?メリット・デメリットについて紹介!
関連記事>>>コミュニティカレッジから大学へ編入することのメリット・デメリット
アメリカのコミュニティカレッジに入学するために必要な英語力とは?
一般的にアメリカのコミュニティカレッジに入学するために必要な英語力は英検でいうと2級レベルといわれています。
コミュニティカレッジによっては英検準1級〜準2級といわれていますが、大体のカレッジは2級のレベルであれば入学可能です。
もちろん、コミュニティカレッジによってTOEICや他のスコアが求められる可能性はありますが、英検2級レベルが目安という認識といわれています。
英検2級レベルは日本でいう高校英語を履修し終わった状態です。一般的に高校英語ができる・話せるのであればコミュニティカレッジに入学できるレベルに達しているということになります。
入学までに英語力が足りなかったら?
もし、入学までに必要な英語力が足りない場合、コミュニティカレッジにはESL(English as a Second Language)というカリキュラムがあります。
これは英語力が足りない人向けに基本的な英語を教えるという授業です。デメリットとして別途費用がかかってしまいます。
しかし、英語力が足りない人にとってはコミュニティカレッジに通いながら同時並行に学べるので、非常に便利なカリキュラムとなっています。
アメリカのコミュニティカレッジ行く前にしておきたい英語力向上方法
英検2級レベルなら安心だと思いますが、事前に身につけておく英語力が高いに越したことはありません。
そのため、アメリカのコミュニティカレッジに入学する前は下記の能力を鍛えておきましょう。
身につけておきたいスキル
- リスニング能力
- リーディング能力
- スピーキング能力
- ライティング能力
具体的に解説します。
英語力①リスニング能力
リスニング能力を鍛えるためには、まず英語を聞くことです。たとえば下記の方法があります。
トレーニング方法
- 海外ドラマを見る
- 海外映画を見る
- 英語のラジオを聞く
海外ドラマ・映画を見るのは楽しみながら英語のリスニング能力を上げることができます。ドラマ・映画によってストーリーが違い、出演者がそれぞれクセのある英語を使うのでリスニング能力を上げるにはぴったりです。
もし、聞くだけで理解できない場合は英語字幕にして英語で海外ドラマ・映画を見ることをおすすめします。英語の字幕で出演者がしゃべっている単語を追えるので覚えやすいです。
映画やドラマのリスニングに慣れたら英語のラジオを聞きましょう。もちろん、同時並行でも構いません。英語のラジオはビジネスやエンターテイメントなどの種類があるのでさまざまな英語を学べます。
英語力②リーディング能力
リーディング能力を上げるには洋書を読むのが最もオーソドックスな学習方法です。
しかし、洋書といっても簡単に読めるわけではありません。いきなり難しい洋書から読み始めると挫折する可能性があるので、まずは簡単なものから始めましょう。
トレーニング方法
- 子供向け絵本を読む
- 簡単な小説を読む
- 新聞を読む
特に、簡単な小説は面白く読めます。たとえば、映画の原作が小説であれば、映画を見た後に小説を読むとストーリーが既に頭に入っているので、読みやすいです。
徐々にリーディングに慣れていったら新聞を読みましょう。新聞はビジネス英語を学べるぴったりのリーディング教材です。
英語力③スピーキング能力
スピーキング能力を上げるには、英語をとにかくしゃべることをおすすめします。日本にいる内に英会話学校でスピーキング能力をあげましょう。また、最近では日本に在住している外国人のコミュニティが増えています。そこに積極的に参加して、外国人と話してスピーキング能力を上げるのも一つの手です。
英語力④ライティング能力
ライティング能力はまず、英語で日記をつけることからおすすめします。たとえば、日本の外国人コミュニティでできた友達と日本語、英語で交換日記をして教え合うのもよいです。
また、近年ではSNSが発達しているのでSNSで発信してリアルな英語のライティングを学ぶのも可能です。
アメリカのコミュニティカレッジ留学のハードルはそこまで高くない
いかがでしたでしょうか。
アメリカのコミュニティカレッジは大学の私立大学と比べると入学のハードルが低く、英語力が低くても十分入学のチャンスはあります。
学力がない場合でもコミュニティカレッジにはESLがあるので、安心して通えます。しかし、せっかくのアメリカ留学なので日本で英語を学ぶチャンスがあれば、きちんと学んでからアメリカに渡りましょう。
留学は時間が限られているので、その時間を有意義なものにするためにも、基礎的な英語力は身につけてから留学することをおすすめします。
U-LABOでは、カルフォルニア大学(UC)をはじめとした名門アメリカ大学への編入プログラムを用意しています。
編入する前から編入後、就職活動までをサポートするので、編入を考えているけど、不安が多い方は編入プログラムを受けるのをおすすめします。
無料相談も実施しているのでお気軽にご相談ください。