【徹底比較】アメリカの大学留学に必要な英語テストとは？TOEFL、IELTS、Duolingo比較

アメリカの大学へ留学するなら、英語力をスコアで評価するTOEFLやIELTS、またDuolingoなどの英語試験を受験しなければいけません。

今回は、それぞれの試験の特徴やメリットについてご紹介します。

アメリカ留学で一般的な英語テスト

アメリカの大学へ留学する際には、一定レベルの英語力が必要となります。

アメリカの大学では、アメリカ人の学生に向けて英語で講義を行います。教授の話が理解できなかったり、スピーチやディベートができないとなると、大学で学ぶ以前の問題にぶつかってしまいます。そのためアメリカの大学では、海外から留学する学生に対して、英語力をチェックするテストを課しているわけです。

英語力を測ることができるテストには、色々なものがあります。その中でもアメリカの大学へ留学するという目的に絞ると、受け入れ対象となるテストには、TOEFLやIELTS、そして最近ではDuolingoあたりが一般的です。

これらの英語テストは、それぞれ特徴や傾向は異なります。そのため、人によって高得点を取りやすいテストもあれば、そうでないテストもあり、相性も影響するかもしれません。少しでも高評価されるスコアを目指すなら、時間に余裕をもって複数のテストを受験してみて、手ごたえとスコアを比較するという方法もアリかもしれません。

これらのテストはすべて、合否という結果ではなく、数字のスコアとして結果が返ってきます。その結果次第で、アメリカのどの大学ならOKで、どの大学は難しいといった目安となるわけです。

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アメリカ大学留学に必要な英語スコアはどのぐらい？

それでは、大学留学に必要なスコアは、それぞれのテストごとにどのぐらい必要なのでしょうか？

まず、名門と呼ばれる難関大学を目指す場合には、TOEFL iBTで100、もしくはIELTSで7.0を求められることが少なくありません。TOEFL iBTは元々が難しい試験のため、満点の120点のうち100点というのは相当に高いスコアであることが分かります。

IELTSは満点が9.0の試験であり、得点率はTOEFL iBTよりも低めです。また、7.0 はTOEFL iBT100よりも獲得しやすいと言われており、TOEFL iBTで90点ぐらいの人でもIELTS7.0を獲得できる可能性があります。

Duolingoに関しては、例えばTOEFL iBTで100点、そしてIELTSで7.0のスコアを要求する大学の多くは、Duolingoでは120点程度を要求する傾向があります。こちらはTOEFL iBT、IELTSよりも比較的優しい試験と言われているため、他2つよりは若干ハードルが低いかもしれません。

TOEFLの特徴とメリット

TOEFL、IELTS、そしてDuolingoは、どれも多くのアメリカ大学が海外からの留学生の英語力を測る目安として受け入れています。ただし、すべての大学がこれらの英語テストすべてに対応しているというわけではなく、大学によってはTOEFLのみのスコアが必要だったり、Duolingoには対応していないといったこともあります。そのため、大学を選ぶ際にはその点を理解することも大切です。

それではTOEFL、IELTS、Duolingo、それぞれの英語テストにはどのような特徴があるのでしょうか？

まず大学への留学でよく知られている試験のTOEFLは、留学するための英語テストとして最も高い知名度があります。そのため、受験できる場所が多かったり、年間に開催している試験日が多いなど、受けやすいという点で大きなメリットがあります。

とりあえず留学したい気持ちはあるけれど、大学名まで絞り込んでいないという場合には、TOEFLを受けておけば失敗することはなさそうです。

この英語テストは、アメリカ英語をメインとしている点もまた、大きな特徴です。英語と言ってもイギリス英語やオーストラリア英語、そしてインド英語など、同じ英語という言語でも地域によって発音やアクセントは大きく異なります。慣れていなければ発音やアクセントのために聞き取れないという事態も起こりかねません。しかしTOEFLなら、アメリカ英語に絞っているため、準備しやすいという点でもメリットがありそうです。

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IELTSの特徴とメリット

次にIELTSは、全世界で受験者数がほかのどの英語テストよりも多いという特徴があります。受験の際にタイピングが不要ですし、スピーキングの試験においては試験官とマンツーマンの面接形式なので、取り組みやすいという点も人気の理由です。

またIELTSは、筆記試験においては他の試験よりも難易度が低めな傾向があります。そのため、筆記試験が苦手な人にとっては、より準備し易くて高得点を獲得しやすいテストと言えるでしょう。さらに、ライティングの試験においては、作文の量が少ないという点も、特徴の一つとなっています。日本人にとっては、高得点を取りやすい英語テストと考えられており、TOEFLで満点を取ることはできなくても、IELTSなら満点をとれるという人も少なからずいます。

Duolingoの特徴とメリット

最後にDuolingoは、TOEFLやIELTSと比較すると、知名度はそれほど高くありません。しかし近年ではDuolingoのスコアを受け入れている大学が急増し、受験者数も増えています。

その理由の一つと考えられるのは、受験料がリーズナブルという点です。複数回受験したい人にとっては、受験料が安いという点は大きなメリットではないでしょうか。

またDuolingoは、Duolingoの場合、試験時間は短く、1時間で終了するのが最大の特徴です。TOEFL・IELTSは2時間かかりますから、Duolingoは短期決戦型の英語テストと言えます。

また、Duolingoはオンライン版のみの提供のため、試験を開催している都市部まで足を運ばなくても、どこからでも受験できるという点も特徴として挙げられます（最近ではTOEFLやIELTSも自宅受験が可能なオンライン版が出ています。ただし、出願先がオンライン版を受け入れているかどうか、確認が必要です）。

試験結果のスコアを、複数の大学へ送付しても追加費用が掛からない点もまた、Duolingoの特徴です。他の英語テストは有料なので、費用面を重視した英語テスト選びをするなら、Duolingoがおすすめです。

アメリカ留学に最もオススメの英語試験は？

アメリカ留学にどの英語試験を受験するべきかについてですが、これに関してU-LABOでは「TOEFL」一択である、とお伝えしています。もちろん、費用面やスピード面でDuolingoなどを受験されている方もいらっしゃいますが、それでもTOEFLの勉強はした方が良いとお伝えしています。

アメリカの大学であれば、アメリカ発祥のTOEFLをほとんどの大学で受け入れていますし、TOEFLの試験内容はアメリカの大学の授業の内容が出てくるため、勉強がそのまま大学生活に活きてきます。TOEFLの試験内容は難しいという事で避けられるケースもありますが、TOEFLレベルをこなせないようですと、アメリカでの大学生活は非常に厳しいものになります。実力を高めるという意味でも、TOEFLはおすすめです。

その点では、これから英語試験を受けるならまずはTOEFLから、というスタンスがおすすめです。

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まとめ

TOEFL、IELTS、Duolingoの特徴やそれぞれのメリットについて、理解が深まりましたでしょうか。

留学する地域にもよりますが、どれを受ければよいかわからない、という方や、アメリカ留学するという方は、まずTOEFLを受けていただければ間違いないと思います。

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