ディアブロバレーカレッジ(DVC)というコミュニティカレッジから、大学への編入に成功したSanaさん。現在は、カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)またはフォーダム大学への進学を検討しています。

Sanaさんは小学校から高校まで日本の公立校に通い、英語圏での生活経験はありませんでした。しかし、国際機関で働きたいという想いから留学を決意。留学生活ではときに涙を流すこともありましたが、コミュニティカレッジでの学びや経験を通して数多くの気づきを得て、大きく成長しました。

この記事では、Sanaさんの留学生活や海外での学び、U-LABOのサポートについて紹介します。

留学を目指したきっかけ

小学生のときにアウシュビッツ強制収容所の本を読んで以来、国際協力や国際開発に携わりたいという夢を持つようになりました。とはいえ小・中・高校と公立校に通っていたので、当たり前のようにみんなと同じレールを通って、日本の大学に進学しようと考えていました。

転機となったのは、高校3年生の夏休みに参加した国連職員に関するセミナーです。そこで初めて、海外の大学に進学する選択肢を知り、自分の可能性を広げたいと思って留学を決意しました。

留学するからにはいい環境で勉強したいと思っていましたが、当時の英語力や課外活動の実績を考えると、大学の選択肢はどうしても限られてしまいます。でも、コミュニティカレッジから大学に編入する場合、編入までの2年間の成長を見てもらえるので、やる気が出たのを覚えています。

それでも、留学前は英語力に不安を感じていました。外国の人に囲まれて生活した経験がほとんどなかったからです。ただ、親の転勤で幼い頃からさまざまな場所に行っていた経験もあり、「現地に行けばなんとかなる」という思いもありました。

英語力の伸ばし方

留学前は、日米英語学院でTOEFL対策に力を入れていました。とくにリスニング力はTOEFLで鍛えられました。日常会話から学問的な内容まで幅広くカバーされているので、大学の専門的な授業にも対応でき、意味がある勉強だったと思います。

スピーキングはできるに越したことはありませんが、日本での学習には限界があります。実際に留学してから、自分がどれだけ頑張れるかが大切だと思いました。

留学前のTOEFLのスコアは90点くらいです。私はずっと日本の公立校で英語教育を受けてきたので、英語の成績は友達と同じくらいでした。でも、みんなが日本の受験対策に専念するときに、私はTOEFLの勉強をしていたので、スコアを伸ばせました。

留学後は机に向かって勉強するよりも、友達やホストファミリー、地域のコミュニティなど、外に出て人と交流するなかで英語力が鍛えられたと感じています。

カリフォルニアにはさまざまな人が集まるので、多様な発音に触れる機会があります。また、どんな発音でも受け入れてもらえるので、恐れることなく英語を話せました。そのような環境のおかげで、自分の英語力を気にせず、自分から話す習慣が自然と身についたと思います。

コミュニティカレッジでの留学生活

コミュニティカレッジではグローバルスタディーズを学ぶため、歴史や社会学、世界情勢などについて広い視野で理解を深められる授業をたくさん履修していました。さまざまな授業から得た知識が、現在の世界情勢や社会の仕組みにつながるところがおもしろいと感じました。

将来は、国連やユニセフなどの国際機関で働き、貧困で苦しむ人々を救いたいと考えています。キャンパスの周辺には、路上生活者のシェルターや貧困者向けの学校などがあります。そのため、授業で知識を得るだけでなく、実際に社会に関わりながら自分のスキルをどう生かすかを試せる機会があり、貴重な経験になりました。

大変だったのは1学期目です。慣れない場所で勉強と課外活動に取り組み、家も探していたので、心も体も疲れ切ってしまい、U-LABOのカウンセラーさんの前で泣いてしまったこともありました。

でもその経験を乗り越えて、まわりに「No」と言えるようになりました。アメリカでは自分の意見をはっきり伝えることがリスペクトされ、受け入れられると気づいたからです。Noと言えるようになってからは、自分のキャパシティを調整できるようになりました。

もちろん楽しいこともあります。人に恵まれたことはその1つです。カリフォルニアには多様な背景を持つ人が集まるので、世界中に友達ができました。落ち込んだときに温かい言葉をかけてもらえたこともあり、まわりの人の存在が心の支えになりました。

学業面ではGPA4.0をキープしていました。基本的には、課題をきちんと提出し、テストのために時間をかけて勉強していれば問題はありません。課題が多くて大変だったときは、全部完璧に取り組むのではなく、「最終的にAを取ればいい」と考えて適度に力を抜くことを意識しました。

オフィスアワー(先生が学生からの質問・相談に応じる時間)を活用するのも成績を保つコツです。授業で不安なところがあって先生に会いにいくと、その後も気にかけてもらえるようになり、精神的にも安心できました。

課外活動から得られた学び

印象に残っている課外活動は2つあります。1つはバレーボールクラブを設立したことです。クラブをゼロから立ち上げ、最終的には120名以上の部員が集まり、「ニューベストクラブ」という賞もいただきました。

この活動から学んだのは、他人に頼るのは決して悪いことではなく、むしろ「助けて」と言えるのは強さだということです。

もともと他人に弱みを見せることは悪だと思っていたので、クラブの設立もほとんど自分で進めていました。でも一緒に活動していた仲間から「チームでやっている意味がない」と言われ、自己中心的に見えていたことに気づかされました。

数多くの部員を抱えるクラブで、仲間と役割を分担して全体に目が行き届く仕組みを作れたのは、人を頼れるようになったからこそだと思います。

クラブの設立は大変ですが、学びや成長が得られるので挑戦する価値はあります。実現のためには人を巻き込むことが大切です。仲間が協力してくれるのだから自分も責任を持って取り組もうと思え、その責任感がモチベーションにつながると思います。

もう1つの印象に残った課外活動は、U-LABOのパッションプロジェクトで取り組んだ、路上生活者のシェルターでのボランティアです。自分の興味や、将来どのように社会に貢献したいのかを改めて考えるきっかけとなりました。

この活動に取り組む前に、自分自身を見つめ直す過程でとても悩みました。難しいステップでしたが、長期的な活動をやり遂げる基盤になったと思います。

ボランティア活動を通して気づいたのは、偏見で相手のニーズを予想し、勝手に自己解決していたことです。路上生活者には物資が必要だと思い込んでいましたが、実際に対話をすると、彼らが求めていたのは「働ける場所」や「自分が必要とされる場所」でした。この経験から、本質的なニーズを理解するための対話の重要性を認識しました。

これから課外活動に取り組む方には、活動の数にとらわれないでほしいと思います。内容が薄い活動にたくさん取り組むよりも、数は少なくても自分が情熱を持って取り組める活動の方が、結果的に高く評価されると思っています。

U-LABOとの出会いとサポート

母の知り合いに、コミュニティカレッジからカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に編入した方がいました。その方から編入の方法を教えてもらい、その後インターネットで調べるなかでU-LABOさんを知りました。

U-LABOさんを選んだ決め手は「安心感」です。U-LABOさんは定期カウンセリングがあったり、渡米前からサポートしてもらえたりとサービスが充実していたので、両親と相談してお願いすることにしました。

実際にサービスを受けてみると、学業面だけでなく精神面も支えてもらい、2年間とてもお世話になったと感じています。

出願のサポートも助かりました。編入の出願アプリケーションに課外活動を入力する際、まわりの学生は入力する量の多さや文字数制限に苦労していたようです。でも私は、あらかじめU-LABOのカウンセラーさんと一緒に内容を整理していたので、スムーズに作業を進められました。

将来の展望と読者へのメッセージ

留学を通して、「完璧を求めすぎない」ことを学べたのは大きな成長といえます。人に頼ったり、適度に力を抜いたりできるようになり、バランスを保って生きていくためのスキルを身に付けられました。

一方で、まだ周囲の目を気にしてしまう部分もあります。アメリカは他人の評価を気にせず、自分らしく生きられる場所だと感じているので、編入後はやりたいことを追求できる自分になりたいと考えています。

今後は、自分が情熱を持って取り組めることを追求し、自分がベストだと思う選択肢に進める人になりたいです。

これからカリフォルニア大学への編入を目指す方には、最初から無理だと思わずチャレンジしてほしいと思います。私も初めは、UCLAやUCバークレーは雲の上の存在だと感じていました。でも実際に合格してみて、コツコツ努力を積み重ねれば、コミュニティカレッジからでも編入できるとわかりました。

ずっと日本で育ってきたからダメだと決めつけるのではなく、一度コンフォートゾーンから抜け出して挑戦してみてください。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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