「アメリカの大学に行くには、SATやACTのスコアが絶対に必要だよね?」 「どっちのテストを受けたら有利なの?」

アメリカの4年制大学への進学を目指す学生や保護者の方から、こうしたご質問をよくいただきます。

実は、アメリカの入試システムはここ数年で劇的に変わっています。かつては「必須」だったSATやACTですが、2026年現在、多くの名門大学(特にUCLAなどのカリフォルニア大学群)では、スコアを合否判定に一切使用しない「Test-Blind」や、提出を任意とする「Test-Optional」へと完全にシフトしているのです。

「じゃあ、もう対策しなくていいの?」というと、一概にそうとも言えません。他州の大学や一部の私立大学、あるいは奨学金(メリット型)の獲得において、今でも高スコアが強力な武器になるケースは残っています。また、テスト自体も「紙」から「完全デジタル」へと大きな進化を遂げています。

今回は、最新情報に基づいた「SAT」と「ACT」の特徴や試験内容、そして両者の決定的な違いについて詳しく解説します。

この記事のまとめ

  • 2026年の常識: アメリカ大学入試におけるSAT/ACTの「提出不要」トレンドの真実
  • 進化したSAT: 完全デジタル化した「Digital SAT」の試験内容と変更点(電卓解禁など)
  • 理系に強いACT: 最新の試験科目と、理系学生にACTが有利と言われる理由
  • どっちを選ぶ?: 自分の強みを活かせるテストの選び方と判定基準
  • スコアなしの戦略: テストを受けずにUCLAなどの超名門校へ進学できる「コミカレ編入」の仕組み

もし、「自分が志望する大学は本当にSATが必要?」「テスト対策にかける時間がないけれど、名門校へ行く方法はある?」と悩んでいるなら、無料の個別進路相談会はこちらから一度プロのコンサルタントにご相談ください。現在の入試トレンドに合わせた最適なルートをご提案します。

SATの概要

SATはScholastic Assessment Testの略で、アメリカの大学入学資格試験の一つです。海外からの留学生も受けますが、基本的にはアメリカ国内の大学進学を目指す高校生が受ける、日本でいう「共通テスト」のような位置づけです。

ここで、昔の情報を調べている方向けに大切なアップデートがあります。かつて存在した「SAT Subject Tests(科目別テスト)」や「SAT Essay(オプション)」は、数年前に完全に廃止されました。 さらに、現在のSATは完全にパソコンやタブレットで受験する「Digital SAT」へと移行しており、試験時間も従来の3時間から「約2時間14分」へと大幅に短縮され、受験生の負担が軽減されています。

SATの試験科目と特徴について

現在のDigital SATの構成は非常にシンプルで、大きく分けて以下の2つのセクションで学力を測ります。

① Reading and Writing(読解と言語:64分 / 54問)

以前のような長大な長文をいくつも読まされる形式ではなく、短めの文章(文学、社会科学、自然科学、歴史など)を読み、それに関連する文法や構造の間違いを修正したり、文脈を読み解いたりする形式に統一されました。テンポよく解くスピードと正確性が求められます。

② Math(数学:70分 / 44問)

代数、幾何学、データ分析などの基礎〜応用問題が出題されます。 ここでも大きな変更点があり、以前の「電卓なし(No-calculator)」という地獄のようなセクションは廃止されました。現在は、数学セクションの全編において電卓の使用(試験画面上のグラフィック電卓、または持ち込み)が認められています。

SATの全体的な特徴

日本の高校の数学のように「複雑な計算をゴリゴリ解く」というよりは、「問題に隠された論理的思考力や解決策の発見力」を問う問題が多いため、Digital SAT専用のシステムに慣れる対策が必要です。

SAT試験でできること

SATの目的は、大学入学試験に向け準備をする高校生の知識や能力を測定し、入学審査の判断材料とすることです。また、SATは全米で標準的に行われるため、留学生でもこのテストを受けてスコアを出せば、ローカルの学生と同じように扱われることになります。

そのため、留学したい大学でSATを採用しているのであれば、ここで良い点を取れれば入学審査に合格しやすくなります。

ACTの概要

ACTはAmerican College Testingの略で、SATと並ぶアメリカの大学入学資格試験です。SATと同様に、多くの大学で共通して採用されており、留学生がスコアを提出することで一般学力の証明として使うことができます。

2026年現在、ACTもデジタル化や問題数・制限時間の見直しが行われ、より受験生が1問あたりにかけられる時間が長くなるなど、解きやすい試験へと進化を続けています。

ACTの試験科目と特徴

ACTの大きな特徴は、オプションのエッセイを含めて5つのセクションで構成されている点です。SATにはない「科学(サイエンス)」のセクションがあるのが最大の違いです。

  • English(英語:45分): 文章を読み、文法の間違いや表現の適切さを問う、いわば国語の文法テストです。
  • Math(数学:60分): 高校レベルの基礎的な数学。SATよりもひねった問題が少なく、日本の高校数学の範囲をしっかり勉強していれば解きやすい傾向にあります(電卓使用可能)。
  • Reading(読解:35分): 文学、社会科学、自然科学などの文章を素早く読み解くセクション。SATよりも時間制限がタイトなため、速読力が命になります。
  • Science(科学:35分): 物理や化学の深い知識そのものを問うというよりは、「実験データやグラフを正確に読み解く論理力」が問われます。
  • Writing(エッセイ:40分 ※オプション): 一つのテーマに対して、自分の意見を論理的にまとめる英作文です。大学によって提出が必要かどうかが異なります。

ACT試験でできること

ACTは高校生が大学に進学する際の学力を測るものです。大学によってSATを採用しているか、ACTを基準としているのか違いますので、入りたい大学の受験概要を見てどちらを受けるかを決めることになります。

両方採用している場合は、ACTのメリットを生かせるかどうかを考えると良いでしょう。というのも、ACTの数学問題は、SATに比べて応用問題が多いことや、科学問題は、高校の科学の基礎知識に加えて、データの解釈や科学的手法の理解を問うものが多いといった違いがあるからです。こうしたことから、理系の人はACTの方が有利になるケースも多いです。

SATとACT、どっちを受けるべき?試験でできること

もしあなたが志望する大学が「Test-Optional(提出は任意)」であり、少しでも合格率を上げるためにスコアを提出したい場合、どちらを選ぶべきかはあなたの得意分野によって決まります。

  • 理系頭脳・速読が得意なら「ACT」: データの読み取りが得意で、理系科目に抵抗がない人は「Science」セクションがあるACTの方が高スコアを狙いやすいです。
  • 論理的思考・じっくり解くのが得意なら「SAT」: 完全デジタル化で時間が短縮されたSATは、1問あたりにかけられる時間がACTよりも長いため、じっくり考えてロジックを見つけるのが得意な人に向いています。

まとめ

SATとACT、それぞれの特徴や違いについてご理解いただけたでしょうか。

自分の行きたい大学がどちらを採用しているか、また、自分の強みを活かせそうな試験はどちらかを見極めて、必要な対策・準備を進めていきましょう。

記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
小泉SNSアカウント↓

About Us:株式会社U-LABO

U-LABOは、あらゆる学生のための「海外大学進学予備校」です。

レスポンスの速さやサービスの質の高さで、生徒や保護者様からも非常に高い評価を得ており、ありがたいことに年々入会者数が増加中。

無料カウンセリング予約・お問い合わせ・最新情報の配信は公式LINEから!

About Us:株式会社U-LABO

私たちは、海外トップ大学を目指す日本人学生のための留学サポート会社です。

U-LABO生のカリフォルニア大学への合格実績は、なんと100%!レスポンスの速さやサービスの質の高さで、生徒や保護者様からも非常に高い評価を得ており、ありがたいことに年々入会者数が増加中。

LINEでのお問い合わせも受け付けております!

About Us:株式会社U-LABO

私たちは、海外トップ大学を目指す日本人学生のための

留学サポート会社です。

U-LABO生のカリフォルニア大学への合格実績は、

なんと100%!レスポンスの速さやサービスの質の高さで、

生徒や保護者様からも非常に高い評価を得ており、

ありがたいことに年々入会者数が増加中。

LINEでのお問い合わせも受け付けております!