今回は、THEの2024年世界大学ランキングをご紹介!また、その傾向を解説していきます。
その中で、アメリカ大学の位置づけや、特におすすめの大学についても解説していきますので、海外留学にご興味のある方は是非ご覧ください!
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2024年アメリカ大学ランキングの概要と評価基準
世界大学ランキングは、いくつもの機関が発表していますが、なかでもTimes Higher Education(THE)のランキングは最も有名なランキングの一つです。
このランキングは、教育・研究・知的財産などの各指標を総合的に評価しているもので、世界中の大学が対象となっています。もちろん、アメリカ以外の大学も多いのですが、やはり上位はアメリカの大学の割合が非常に高いです。
1 | オックスフォード大学 | イギリス |
2 | スタンフォード大学 | アメリカ |
3 | マサチューセッツ工科大学 | アメリカ |
4 | ハーバード大学 | アメリカ |
5 | ケンブリッジ大学 | イギリス |
6 | プリンストン大学 | アメリカ |
7 | カリフォルニア工科大学 | アメリカ |
8 | インペリアル・カレッジ・ロンドン | イギリス |
9 | カリフォルニア大学バークレー校 | アメリカ |
10 | イェール大学 | アメリカ |
11 | チューリッヒ工科大学 | スイス |
12 | 清華大学 | 中国 |
13 | シカゴ大学 | アメリカ |
14 | 北京大学 | 中国 |
15 | ジョンズ・ホプキンス大学 | アメリカ |
16 | ペンシルバニア大学 | アメリカ |
17 | コロンビア大学 | アメリカ |
18 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 | アメリカ |
19 | シンガポール国立大学 | シンガポール |
20 | コーネル大学 | アメリカ |
⋮ | ||
29 | 東京大学 | 日本 |
34 | カリフォルニア大学サンディエゴ校 | アメリカ |
55 | 京都大学 | 日本 |
59 | カリフォルニア大学デイビス校 | アメリカ |
69 | カリフォルニア大学サンタバーバラ校 | アメリカ |
92 | カリフォルニア大学アーバイン校 | アメリカ |
2024年ランキングの以前との違いや傾向
今回から新たに指標に加わった「特許への貢献度」で高評価を得たことから、日本の大学の躍進が目立つランキングとなりました。東京大学は昨年の39位から29位、京都大学は68位から55位に浮上しました。それでもやはりアメリカ勢の強さが非常に目立っています。
これは特に最近のTHEのランキングで、国際的な展望に関する評価を重視する傾向が見られることとも関係しています。この評価基準として、留学生や外国人教員の割合、国際的な共同研究、グローバルネットワークの強さを見ているわけです。
また、国際的な研究協力などを通じて大学のグローバルな活動をしているかというポイントも重視するようになっています。これは、大学の将来性を考える上で重要な視点であり、世界中の大学がグローバルな視野を持って取り組んでいくことが求められる時代に合ったランキングと言えます。
ただし、ここ数年はコロナの影響などもあって、大学として活動しづらかった部分もあり、留学生の受け入れなども非常に厳しい状況が見られました。多くの国では、アメリカなどに比べて厳しい対策を講じていましたので、極端に留学生が減っていますし、外国人教員や海外との共同研究などもしづらい状況でした。
一方で、アメリカは比較的早い段階から規制を緩和しましたので、国際的な強さという意味では高い評価を相対的に受ける結果になっているというわけです。特に今年度の発表はこうした状況が強く見られたわけですが、総じて大学ランキングはグローバル力を重視する傾向が見られています。
世界の地域ごとの順位を見てみると、アメリカとイギリスが圧倒的な優位に立っている中で、アジアのいくつかのトップ大学については、順位を挙げている状況が見られます。特に中華系の大学の躍進が見られ、清華大学や北京大学、香港大学などがあります。19位にはシンガポール国立大学も入っています。日本の大学も大いに健闘していますが、トップは東大の29位ですから、その差はまだ大きいままです。
こうした地域ごとの差は、やはり国際競争力という点も大きいです。積極的に各国から留学生を受け入れていたり、海外大学との連携や共同研究をしていたりするとランキングにも影響してきます。また、論文数や特許数についても、躍進している大学では非常に数字が伸びているのも特徴的です。政府や民間との実用的な研究が盛んに行われていることの証とも言えます。
オススメの大学は?
アメリカにはランキング上位に入るような多くの優れた大学がありますが、中でもカリフォルニア大学(UC)は日本からの留学生にとって特におすすめです。実際に、日本からUC系大学に入る人の割合も高くなっています。
その理由として、まずUCはカリフォルニア州に10校(※大学課程は9校)ありますが、それぞれ独自の長所や特色を持っていることが大きいです。例えば、UCバークレーはビジネス、工学、法律の分野で有名ですし、UCロサンゼルス(UCLA)は医学、芸術、人文科学の分野で強みを持っています。
このように、UC系大学はそれぞれが得意とする分野があって、留学生は自分の興味や専攻に合わせて留学先を選ぶことができるわけです。また、UC系大学は世界中から留学生が集まるので、いろいろな人種や文化の学生が在籍していて、留学生は異文化交流を通じて、グローバルな視野を広げられるというのもポイントです。
また、UC系大学は全米トップクラスの教育・研究環境を誇っているのも大きいです。世界中から優秀な研究者や学者が集まっているため、留学生は最新の研究成果や知識に触れることができ、高い教育レベルの良さを味わえます。
さらに、UC系大学は多くの学生クラブやサークルがあって、留学生は自分の興味や専攻に合わせたクラブ活動やサークル活動を通じて、学外でのスキルアップもできますし、勉強だけでなく楽しい大学生活を送れるというのも魅力です。
留学生が合格を目指しやすい
もう1つ、カリフォルニア大学をおすすめする理由として、留学生が目指しやすいことも挙げられます。
カリフォルニア大学以外の世界大学ランキング上位校は、高校までのトップレベルの成績や課外活動、高校時点での高い英語力が求められます。また、それらを持っていても合格率が非常に低いのが特徴です。
一方、カリフォルニア大学は、カリフォルニアのコミュニティカレッジ(2年制大学)に通い、そこから編入を目指すことで合格率が飛躍的に向上します。実際に、U-LABO生のUC合格率は100%となっています。高校時点でトップレベルの学力や英語力を有していなくても、2年間の準備を経てから挑戦することができるので、巻き返しが可能になるのです。
また、コミュニティカレッジ過程は学費も安く、2年間は費用を抑えることができるので、4年間高い学費を払う必要もありません。場合によっては、コミュニティカレッジを一旦卒業した後、編入前に1年間のOPTをすることで、学費を稼ぐという手もあります。
コミュニティカレッジからの編入方法やメリット、注意点については、関連記事をご覧くださいね!
【保存版】コミカレ経由でカリフォルニア大学(UC)に編入するまでのプロセス
【偏差値は?】カリフォルニア大学に留学するために必要な学力は?
カリフォルニア大学(UC)に編入するまでの流れと合格の裏技
ランキング上位のUCの紹介
「UCバークレー校」
UCバークレー校は、UC系大学の中でも知名度が高く、アジアからの留学生も多いところです。特に理工系の分野が非常に強く、世界的にも高い評価を受けています。最新IT技術の開発や研究を行うことができて、カリフォルニアやアメリカの企業との連携も非常に緊密になっています。
「UCLA・ロサンゼルス校」
UCLAは、UC系大学の中でも特に日本における知名度が高いところです。いろいろな学部があって、どこも優秀なのですが、特に芸術・人文科学系の分野で高いレベルの評価を受けています。また、ハリウッドなどがあるカリフォルニアならではの特徴でもありますが、映画やテレビ業界に進む学生が多く、エンターテインメント産業に強い大学としても知られています。
「UCSD・サンディエゴ校」
UCSDは、理工系の分野で世界的に知られる実績を多数残している大学です。海に近いところにある大学という特性を生かして、海洋学や気候変動の研究で有名で、世界的な環境問題の解決に取り組む研究者を輩出しています。日本も海洋国家として共通する研究をしていることも多いので、協力関係にありますし、お互いに研究者の交流をしている事情も見られます。こうしたことからも、留学先としてもおすすめです。
その他の大学の紹介は以下の記事をご覧ください!
カリフォルニア大学(UC)の10あるキャンパスを徹底解説!
まとめ
2024年の世界大学ランキングでは新たな指標も加わりましたが、国際的な展望に関する評価を重視する傾向が強まっているとみられます。
その中でも特に、UC系の大学がオススメの理由として、世界中から優秀な研究者や学者が集まっているため、高い教育レベルの良さを味わえることや、その他の名門大学に比べて留学生が目指しやすい点が挙げられます。
世界大学ランキングが全てではありませんが、1つの指標として参考にしてみてはいかがでしょうか?
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