今後の進路を考える中で、海外大学への進学・留学を視野にいれている人も多くいるのではないでしょうか。海外の大学入試制度は、実施内容や受講生の合否を決定するポイントが日本とは大きく異なり、日本のような入学試験というものを用いずに、願書や高校の成績証明書などの提出書類によって審査されるのが一般的です。
そんな中、総合型選抜(旧AO入試)は海外大学入試とよく似た特徴を持っています。今回は、海外大学の入試制度と総合型選抜(旧AO入試)の二つを取りあげ、それらの共通点を詳しくご紹介していきます。海外進学を検討している方は、必見!事前の対策に役立つ情報となるのでぜひ最後までご覧ください。
海外大学の入試制度の特徴
日本の大学入試では、「大学入学共通試験(センター試験)」や大学が独自に行っている入学試験を用いるのが一般的で、入試試験の結果、すなわち「学力」が合否を判定するのに重要視される傾向にあります。
その一方で、海外大学入試では、試験を用いずに、願書や推薦状、エッセイ(志望理由書)、課外活動などの提出書類が合否判定のポイントとなるため、本人の「人間性」や「将来性」が評価される傾向にあります。
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海外大学入試と総合型選抜(旧AO入試)の共通点
日本の大学入試には、一般入試とは別に総合型選抜(旧AO入試)があるのはご存知の方も多いのではないのでしょうか。冒頭でも述べたように、総合型選抜(旧AO入試)は海外入試とよく似た特徴をもっています。これらの共通点を知っておくことは、海外入試対策に非常に役立ちます。ここではその共通点を3つご紹介していきましょう。
- 提出書類の内容が重視される
総合型選抜(旧AO入試)と海外大学入試の1つ目の共通点は、願書や推薦書、エッセイ(志望理由書)などの提出書類が合否判定の基準となるということです。さまざまある提出書類の中でも、特にエッセイ(志望理由書)は合否を大きく決める大切な書類とも知られており、かつ、ボリュームも多いため、早期から作成に取り掛かる必要があります。大学が求める人物像はどういう者なのかを見定め、それに見合った内容の自己PR、入学したいという意思が伝わる文章を心掛けましょう。
≪海外大学入試で主に必要な書類一覧≫
・願書
・高校の成績証明書
・エッセイ
・推薦書
・課外活動(クラブ活動、ボランティアなど)
・テストスコア(IELTS、TOEFLなど)
- アドミッション・ポリシーに基づいた評価と選抜
入学希望者の提出書類は大学のアドミッション・ポリシーに基づいて審査されます。アドミッション・ポリシーとは、入学者の受け入れ方針をまとめたもので、その大学が「どのような学生を求めているか」の特徴が明確に記載されています。
入学意欲や、熱意のこもったエッセイを仕上げてPRしたとしても、そもそもアドミッション・ポリシーから大きく外れてしまえば、不合格となる可能性も否めません。提出書類にてアピールしたいときは、予めアドミッション・ポリシーで大学が求める人物像をよく理解し、対策に備えることが大切です。
- 評定(GPA)が武器になる
先ほど、エッセイが合否判定に重要となる書類であることを述べましたが、もうひとつ「成績証明書」もまた審査に大きく影響すると言われています。成績証明書には高校生活の評定が表記されるので、海外進学を目指すのであれば、高校卒業前からボランティアなどの課外活動に力をいれたりするなど、早い段階で海外入試対策を意識した生活を心掛けておくとよいでしょう。
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海外大学入試の受験スケジュール
日本の大学は4月入学がほとんどなのに対し、海外大学の場合は9月入学が一般的です。それによって、受験のスケジュールも大きく異なります。今回は、9月入学を想定したスケジュールをご紹介します。
・7月~9月(~高校3年生の9月)
主にやるべきこと:留学計画、大学の情報収集・資料請求、大学の決定
留学を希望する動機や目的を明確にし、行きたい国や進学先を決める計画をたてます。同時期に、大学選びのために情報収集も行いましょう。気になる大学が見つかれば、その大学の審査の基準となる評定やアドミッション・ポリシー、提出書類はどういうものが求められるかなどチェックをしていきます。
その他、海外進学に関する留学イベントなどへの参加もおすすめ。経験者からの話を聞けるなど、さらに細かい情報を仕入れる機会となるので、ぜひ、積極的に参加しましょう。
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・7月~12月
主にやるべきこと:出願書類の準備、必要な英語テストなどの受験
この時期から徐々に翌年の入学に向けた、出願期間が開始していきます。
国や大学によって出願期間や必要な受験など要項が異なりますので、余裕をもって不備がないようにしっかり準備をしていきましょう。
≪海外大学入試で準備が必要な書類等≫
・願書
・高校の成績証明書
・エッセイ
・推薦書
・課外活動(クラブ活動、ボランティアなど)
・テストスコア(IELTS、TOEFLなど)
・財政能力証明書
・申請料
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・9月~2月
主にやるべきこと:出願、合否の結果から進学先の決定
準備ができたら、いよいよ出願。
出願後、合否の結果までは約2~3ヶ月が目安となります。合否に関わらず結果の通知はされるので、万が一3ヶ月程度経っても通知が来ない場合は、大学へ問い合わせをしてみてください。
※提出した書類は念のためコピー控えをとっておくことがおすすめ。無事に届いたかの確認も大学側にしておくと安心ですよ。
・翌年5~7月(入学の2~4ヶ月前)
主にやるべきこと:出国準備、進学のための諸手続き
いよいよ出国に向けて本格的な準備をすすめていきます。一例ですが、出国前に必要な諸手続としては、以下のようなものがあります。
《出国前に必要な諸手続きの例》
・入学手続き
・航空券の手配
・パスポートの取得
・滞在住居の確保
・予防接種
・両替/海外送金の手続き
・海外保険加入
・虫歯治療
・クレジットカードの準備
・携帯電話の手配 など
・翌年7~9月
主にやるべきこと:出国、オリエンテーションへの参加
準備が整えばいよいよ出国。入学日の最低一週間前には到着し、大学のオリエンテーションに参加します。本格的な授業が開始する前には、周囲環境にも慣れておくと良いですね。
海外大学と国内大学の併願はできるのか
海外大学と国内大学の併願は難しいと考えている方も多くいるかと思いますが、結論、併願も可能です。一般入試との併願は提出書類や試験対策にも力をいれなければならないため、スケジュール管理がかなりハードですが、総合型選抜(旧AO入試)との併願であれば、提出書類や対策の仕方についても類似する上、スケジュールも被らないので、総合型選抜(AO入試)から海外大学入試の対策へスムーズに移行することができます。
海外大学か国内大学かで決めかねている場合は、併願することを検討してもいいかもしれません。
まとめ
今回の記事では、海外大学入試と総合型選抜(旧AO入試)の共通点、海外大学入試の受験スケジュールをご紹介しました。
ご紹介した主な共通点3つはこちら。
- 提出書類の内容が重視される
- アドミッション・ポリシーに基づいた評価と選抜
- 評定(GPA)が武器になる
海外大学の入試は、日本の一般入試とは違った専門的な対策が必要です。アドミッション・ポリシーを意識したエッセイの作成や、高校生活での評定(GPA)も高い審査対象となることから、高校在学時からTOEFLなどのスコアも取得しておくなどして、早い段階での対策、心構えをしておくと良いでしょう。
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