「海外での貴重な経験や英語力を活かして、日本の難関大学へ進学したい」

「でも、帰国生入試は学部によって制度が複雑で、何をどう対策すればいいかわからない……」

そんな悩みを抱える帰国子女の皆さんにとって、明治大学の帰国生入試は、非常に魅力的な選択肢であると同時に、正確な情報収集と対策が合格への鍵となります。

本記事では、明治大学の帰国子女向け入試である「法学部帰国生入試(海外就学者特別入試)」「政治経済学部グローバル入試」「国際日本学部自己推薦入試」について、徹底解説します。

この記事を読めば、明治大学帰国生入試の全体像がすっきりと把握でき、今すぐ取り組むべきアクションが明確になります。

本題に入る前に、U-LABOでは明治大学志望の帰国子女向けに無料の受験相談を実施しています。 帰国生入試に関する様々なご相談を受け付けておりますので、ぜひご参加ください。
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目次
  1. 明治大学の帰国生入試とは?
    1. 明治大学の帰国生入試の概要
    2. 明治大学で帰国生向けの特別入試を実施している学部について
  2. 明治大学帰国子女向け入試の出願資格・書類・選抜スケジュール比較
    1. 帰国子女向け入試の出願条件と必要語学スコアについて
    2. 帰国子女向け入試の提出書類一覧比較
    3. 2026年度(2025年実施)帰国子女入試選抜スケジュールについて
  3. 法学部帰国生入試(海外就学者特別入学試験)の傾向と対策
    1. 帰国生入試(海外就学者特別入試)小論文の傾向と対策
    2. 帰国生入試(海外就学者特別入試)プレゼンテーション・口頭試問の傾向と対策
  4. 政治経済学部グローバル型特別入学試験の傾向と対策
    1. グローバル型特別入試の書類作成のポイント
    2. グローバル型特別入試の総合問題(日本語)の傾向と対策
    3. グローバル特別入試の口頭試問(日本語)の傾向と対策
  5. 国際日本学部自己推薦特別入学試験の傾向と対策
    1. 国際日本学部の志望理由書・エントリーシート作成のポイント
    2. 国際日本学部の小論文の傾向と対策
    3. 国際日本学部の口頭試問(面接)の傾向と対策
  6. 帰国子女の方がよく抱く明治大学帰国生入試に関する質問と回答
    1. 幼少期からインターナショナルスクールに在籍していたため、日本語力に自信がないですが大丈夫ですか?
    2. IB(国際バカロレア)資格の「取得見込」で出願し合格した場合、最終試験でスコアが足りずDiplomaを取得できなくても入学できますか?
    3. 明治大学志望の帰国子女におすすめの他の入試方式はありますか?
    4. 明治大学の帰国子女向け特別入試の倍率はどれぐらいですか?
  7. まとめ:明治大学帰国生入試

明治大学の帰国生入試とは?

明治大学の帰国生入試の概要

明治大学の帰国生向け特別入試は、単に「語学力が高いこと」だけを評価する試験ではありません。

海外での生活や学習を通じて培われた「異文化への適応力」「多様な価値観」「自ら課題を発見し解決する力」といった、一般入試のペーパーテストでは測りきれない総合的な人間力を高く評価し、積極的に受け入れるための独自の制度です。

法学部、政治経済学部、国際日本学部といったグローバル教育を牽引する人気学部で実施されており、それぞれの学部が求める「国際社会のリーダー像」に合致する学生を選抜します。

そのため、「自分の海外での原体験と、大学で学びたい学問がどのように結びついているか」を、書類や面接で説得力を持ってアピールすることが合格への最大の鍵となります。

参照元:2026年度 法学部海外就学者特別入学試験要項
参照元:2026年度 政治経済学部グローバル型特別入学試験要項
参照元:2026年度 国際日本学部自己推薦特別入学試験要項

明治大学で帰国生向けの特別入試を実施している学部について

明治大学が実施している帰国子女向けの特別入試として、以下の3つの学部・入試方式が挙げられます。

それぞれ募集人員や求める人材像が異なるため、自身の志望に合わせて選択してください。

学部・学科試験名称募集人員特徴・求める人材像
法学部
法律学科
海外就学者特別入学試験10名海外での体験を活かし、多面的・複眼的な視点から法律を学ぶ意欲のある学生。
政治経済学部
・政治学科
・経済学科
・政策学科
グローバル型特別入学試験30名
(政治10名/経済15名/政策5名)
高度な実践的語学力と柔軟な思考力を有し、将来グローバル社会のリーダーとして活躍しうる人材。
国際日本学部
国際日本学科
自己推薦特別入学試験12名日本と世界の文化・社会システムに強い関心を抱き、「日本と世界をつなぐ」主体性のある人材。

参照元:2026年度 法学部海外就学者特別入学試験要項
参照元:2026年度 政治経済学部グローバル型特別入学試験要項
参照元:2026年度 国際日本学部自己推薦特別入学試験要項

明治大学帰国子女向け入試の出願資格・書類・選抜スケジュール比較

明治大学帰国子女向け入試の出願資格・書類・スケジュールについて

帰国子女向け入試の出願条件と必要語学スコアについて

明治大学の帰国子女向けの特別入試は、学部および方式によって出願条件のハードルが異なります。

特に、帰国子女枠として受験をする際の条件が異なっていますので、必ず自分が帰国子女の要件を満たしているのかを確認しましょう。

項目法学部
(海外就学者特別)
政治経済学部
(グローバル型特別)
国際日本学部
(自己推薦特別)
就学歴・活動歴外国の教育課程に基づく高校に最終学年を含め2年以上在籍、または8歳~17歳の間で通算4年以上海外で教育を受けた者。国内外問わず、12年の教育課程を修了(見込)の者。大会等での優秀な成績、生徒会、ボランティア、語学資格、IBなどの優れた活動実績がある者。
成績基準特になし特になし高等学校の評定平均値が「4.0以上」であること
(※外国の教育制度に基づく高校卒業等やIB Diploma取得見込者などは条件免除あり)。
主な語学スコア
※いずれか1つ以上
・TOEFL iBT 61以上
・Goethe/DELF等 B1以上
※またはIB最終試験6科目成績、GCE Aレベル等での出願も可能
・TOEFL iBT 68以上
・IELTS(Academic) 6.0以上
・TOEIC L&R 680以上
・英検 準1級以上 など
・TOEFL iBT 72以上
・IELTS(Academic) 5.5以上
・英検 準1級以上
・TEAP(4技能) 309以上 など

参照元:2026年度 法学部海外就学者特別入学試験要項
参照元:2026年度 政治経済学部グローバル型特別入学試験要項
参照元:2026年度 国際日本学部自己推薦特別入学試験要項

帰国子女向け入試の提出書類一覧比較

明治大学の帰国子女向け入試それぞれにおいて、出願に必要な書類を以下にまとめました。

学部によって独自の書類(IB関連レポートやエントリーシートなど)が必要なため、準備漏れがないよう確認してください。

書類名政経国日備考・注意事項
入学志願票3学部とも大学指定の書式を印刷して提出します。
検定料振込連絡票(B票)金融機関の収納印が押印されたものを提出します。
志願者経歴書法学部と政治経済学部のみ指定書式で提出します。
戸籍抄本又はパスポートの写し法学部のみ必須です(永住者の場合は在留資格の写し)。
出願チェックシート国際日本学部のみ必須です。
高等学校の卒業(修了)(見込)証明書国内・国外・高認など、自身の学歴に応じた証明書が必要です。
高等学校の成績証明書 / 調査書政治経済と国際日本では必須です。法学部は、日本の高校の場合は卒業見込みが記載された「調査書」で代用可能です。
外国の教育課程の在籍期間証明書法学部のみ、成績・卒業証明書に入学・卒業年月日の記載がない場合に別途必要です。
飛び級・繰り上げ卒業証明書該当者のみ提出が必要です。
外国語検定試験の証明書類〇 ※13学部ともTOEFLやIELTS等の公式スコア証明等が必要です。
大学入学資格・統一試験の成績証明書〇 ※1IBやGCE Aレベル等。政経と国際日本は、該当資格を要件に出願する者のみ提出します。
志望理由書国際日本学部のみ、「学部で学びたいことと自分の将来像」について自筆で記入し提出します。
活動実績のエントリーシート国際日本学部に「活動実績(コンクール、生徒会、資格等)」で出願する者のみ必須です。
活動実績を証明する資料同上。客観的に実績を証明できる資料の提出が必要です。
IB関連書類(EE・TOK・CASレポート)国際日本学部に「国際バカロレア(IB)資格」を利用して出願する者のみ必須です。

明治大学帰国子女入試の出願書類についての補足

法学部の出願資格証明について

法学部では、「大学入学資格試験・統一試験(IB、GCE Aレベル、Abitur、Baccalauréat等)の成績証明書」または「外国語検定試験証明書(TOEFL iBT 61点以上など)」のいずれか1つ以上の提出が必須要件となっています。

両方提出する必要はありませんが、該当するものを確実に提出してください。

国際日本学部の必要書類について

国際日本学部は、出願する条件(「活動実績」で出願するのか、「国際バカロレア(IB)資格」で出願するのか)によって提出書類が明確に分かれます。

活動実績で出願する場合はエントリーシートと実績証明資料が、IBで出願する場合はEE(課題論文)の要約やTOK・CASのレポートの提出が求められます。

参照元:2026年度 法学部海外就学者特別入学試験要項
参照元:2026年度 政治経済学部グローバル型特別入学試験要項
参照元:2026年度 国際日本学部自己推薦特別入学試験要項

2026年度(2025年実施)帰国子女入試選抜スケジュールについて

帰国子女の要件や出願書類と同様に、学部・入試方式により出願・試験時期も大きく異なります。出願遅れがないようスケジュールを把握しておきましょう。

以下にそれぞれの入試のスケジュールをまとめます。

スケジュール法学部政治経済学部国際日本学部
出願期間2025年8月18日〜8月21日2025年9月1日〜9月3日2025年9月15日〜9月19日
第一次合格発表2025年9月5日(書類審査なし)2025年11月10日
第二次選考(試験日)2025年9月27日2025年10月4日2025年11月29日
最終合格発表2025年10月3日2025年11月4日2025年12月9日

法学部帰国生入試(海外就学者特別入学試験)の傾向と対策

法学部帰国生入試(海外就学経験者特別入試)の傾向と対策

帰国生入試(海外就学者特別入試)小論文の傾向と対策

明治大学法学部の帰国生入試(海外就学者入試)の小論文は、60分で1200字〜1600字程度を記述するという、非常にハードな文字数指定が最大の特徴です。

試験においては、法律の専門知識そのものよりも、社会問題や時事問題に対する論理的思考力が問われます。

制限時間に対して求められる文字数が多いため、その場でゼロからアイデアを練っている時間はありません。

「いかに素早く自分の考えをまとめ、一定の論理フォーマットに乗せてアウトプットできるか」という処理能力と日本語での文章構成が合否を分けます。

特に、帰国子女の方の中で、日本での学習期間が短いという方は徹底的に対策をする必要がありますので、注意しましょう。

具体的な対策のポイント

明治大学の法学部帰国生入試の小論文試験に向けた具体的な対策ポイントを以下にまとめます。

対策のポイント具体的なアクション
時間配分を徹底する構想に10分、執筆に45分、見直しに5分といったルールを決め、本番で迷わず書き進めるタイムマネジメント訓練を行う。
構成の型を定着させる「序論(問題提起・自身の主張)→本論(海外経験などの具体例を交えた根拠・多面的な視点)→結論」という明確な型を用意し、どんなテーマが出てもこの型に当てはめて書く練習をする。

なお、法学部の小論文試験における具体的な解答の構成例は以下の通りです。 この型に沿って1200〜1600字を素早く書き切る訓練を積んでおきましょう。

構成/目安文字数書く内容
序論/200〜300字提示されたテーマに対する問題提起と、それに対する自分の明確な主張(結論)を簡潔に提示する。
本論/800〜1000字主張を裏付ける客観的な根拠を記述する。自身の海外での就学経験から得た「多面的・複眼的な視点」や具体例を交えると説得力が増す。
自分の意見から想定される反論に対しての意見があることが好ましい。
結論/200〜300字本論の総括を行い、最終的な結論を再度述べる。可能であれば、法学的な視点や今後の社会のあり方に繋げてまとめる。

このように、法学部の小論文試験については、高い論理的思考力やスピーディーな文章構成力が求められるだけでなく、様々な社会問題に関する知識も必要です。

帰国生入試(海外就学者特別入試)プレゼンテーション・口頭試問の傾向と対策

明治大学法学部の海外就学者入試(帰国生入試)では、出願書類や自らの海外経験に基づくプレゼンテーションと、それに関する質疑応答(口頭試問)が課されます。

面接官は、受験生が海外経験を通じて得た気づきと、法学を学ぶ目的がどのようにリンクしているかを評価します。

また、単なる面接ではなく「プレゼンテーション」という形式を取ることから、他者に対する説得力や表現力も重要な評価基準となります。

プレゼン・口頭試問に向けた具体的な対策のポイントを以下にまとめます。

対策のポイント具体的なアクション
一貫性のあるストーリー構築「海外生活で直面した社会的な課題」と「なぜ明治大学の法学部で法律を学ぶ必要があるのか」を一本の線で繋げた論理的なスクリプトを作成する。
想定問答集の作成自分のプレゼン内容から予想される質問事項に対してあらかじめ回答を作成しておく。
第三者を交えた模擬練習内容だけでなく、声のトーン、目線、身振り手振りなど「伝え方」を磨くため、学校の先生などを相手に入念な模擬プレゼン・面接を行う。

参照元:法学部海外就学者特別入学試験要項

政治経済学部グローバル型特別入学試験の傾向と対策

グローバル型特別入試の書類作成のポイント

明治大学の政治経済学部グローバル型特別入試では、経歴書において、自身の国際的なバックグラウンドを交えた志望理由が求められます。

文字数はおおよそ320文字程度と決して多くないため、端的にまとめましょう。

以下の構成を目安にしてください。

構成/文字数目安内容
序論/50〜80字明治大学政治経済学部の各学科(政治学科/経済学科/政策学科)を志望する理由を一文で述べる。
本論/150〜200字志望理由の裏付けとなる海外での経験を二文程度で述べる
結論/50〜80字まとめとして、明治大学政治経済学部の各学科(政治学科/経済学科/政策学科)でどのように学ぶのかを一文で述べる。

グローバル型特別入試の総合問題(日本語)の傾向と対策

政治経済学部のグローバル入試では、評論、随筆、グラフ、表、データなどの複数の資料を読み解き、日本語で解答する総合問題が出題されます。

過去3年間の出題テーマを見ると、以下のようになっています。

入試年度内容
2025年度訪日外国人観光客とオーバーツーリズムに関する図表の読み取りと意見論述
2024年度ジェンダー・ギャップ指数(GGI)等の統計指標と社会的不平等の課題
2023年度中小企業白書に基づくSDGsと小規模事業者の取り組みの分析

過去問の傾向として、明治大学政治経済学部グローバル入試の問題は、「現代社会のリアルな課題(観光、ジェンダー、環境・経済など)」を取り上げ、「統計データ(客観的数値)」と「テキスト(文章)」を複合的に処理させる点に特徴があります。

単なる読解力だけでなく、データから傾向を読み取り、それを踏まえて自分なりの解決策や意見を論じる「社会科学的な分析力」が強く求められています。

総合問題に向けた具体的な対策のポイント

政治経済学部グローバル入試の総合問題に向けた具体的な対策ポイントは以下の通りです。

対策のポイント具体的なアクション
図表の読み取り能力を鍛える統計データから読み取れる「客観的事実」と、それに対する「自分の考察(主観的意見)」を明確に分けて記述する訓練を行う。
時事問題への関心と要約政治・経済分野の頻出テーマに備え、日頃から日本経済新聞の社説や国際ニュースに触れ、内容を要約し、自分の意見を書き留める練習を積む。

なお、意見論述問題における具体的な解答の構成案は以下の通りです。

構成配分目安書く内容
序論約20%提示された図表やデータから読み取れる「客観的な事実」と、そこから浮かび上がる「社会的な課題(問題提起)」を簡潔にまとめる。
本論約60%その課題がなぜ生じているのか(背景)、またどのような解決策が考えられるかを記述する。グローバルな視点や時事問題の知識を盛り込んで論理を展開する。
結論約20%本論を踏まえた上での自身の最終的な意見や、今後の展望を述べて締めくくる。

参照元:2025年度政治経済学部総合問題(日本語)
参照元:2024年度政治経済学部総合問題(日本語)
参照元:2023年度政治経済学部総合問題(日本語)

グローバル特別入試の口頭試問(日本語)の傾向と対策

明治大学グローバル特別入試において、政治経済学部では口頭試問(面接)が総合問題の後に実施されます。

面接では、志望動機について深ぼられ、学習計画や将来像について深掘りが行われます。

また、志望している学科(政治学科/経済学科/政策学科)に関するニュースに関する意見などが求められる場合もありますので、準備しておきましょう。

対策のポイント具体的なアクション
志望理由の深掘りこれまでの海外経験に基づく、明治大学政治経済学部を志望する理由や具体的な学習計画など、大学入学後にどのように学んでいくのかを明確にしておく。
将来像の確立明治大学での学びを踏まえて、大学卒業後にどのように活躍してくビジョンがあるのかについて明確にしておく。
ニュースに対する意見形成最近の政治・経済ニュースに対して、単なる事実の暗記ではなく、「賛成か反対か、それはなぜか」を即座に言語化できるようにしておく。

国際日本学部自己推薦特別入学試験の傾向と対策

国際日本学部の志望理由書・エントリーシート作成のポイント

明治大学国際日本学部の自己推薦入試の合否を大きく左右するのが、事前提出する「志望理由書(国際日本学部で学びたいことと自分の将来像)」と「エントリーシート(活動実績)」です。

また、IB資格(国際バカロレア資格)で出願する受験生は「EE・TOK・CAS」に関するレポートの提出も求められます。

これらの書類では、国際日本学部が掲げる「日本と世界をつなぐ」という理念に対し、受験生の原体験や将来のビジョンがどれだけマッチしているかが評価の対象となります。

単なる海外経験の羅列ではなく、「その経験から何を学び、なぜ国際日本学部でなければならないのか」という必然性が問われます。

また、これらの書類は後の口頭試問(面接)のベースとなるため、深掘りされてもブレない論理構造が必要です。

国際日本学部自己推薦入試の書類作成に向けた具体的な対策のポイント

対策のポイント具体的なアクション
自己分析の徹底(過去・現在・未来の接続)海外での経験(過去)、国際日本学部での学び(現在)、地球社会への貢献(未来)を一本の線で繋げるストーリーを構築する。
学部理念とのマッチングシラバスや教授の研究内容を読み込み、「他大学の国際系学部ではなく、明治大学国際日本学部でしかできないこと」を言語化する。
活動実績の「意味付け」(IBレポート等)EE・TOK・CASレポートやエントリーシートでは、単なる活動の翻訳・要約ではなく、「その探究を通じてどのような価値観を得たか(どう成長したか)」に焦点を当てて記述する。

志望理由書を書く際の具体的な構成案は以下の通りです。 この「過去・現在・未来」のフレームワークに沿って記述することで、説得力のある書類が完成します。

構成書く内容のポイント
序論序論では、志望理由を端的に述べ、その根拠となる原体験(過去)について記載する。
  • 海外生活で直面した「日本と世界の違い」や「異文化理解の難しさと面白さ」などの具体的なエピソード
  • なぜ「日本と世界」というテーマに関心を持ったのかのきっかけ
本論その課題意識(原体験)を踏まえ、これまで(高校時代)はどのような取り組みをしてきたのか、なぜ明治大学国際日本学部で学びたいのか、具体的な学習計画(特定のカリキュラム、ゼミなど)をまとめる。
結論大学での4年間の学びを活かして、将来どのようなキャリアを描き、地球社会(または地域社会)にどう貢献していきたいかという展望を述べる。

国際日本学部の小論文の傾向と対策

国際日本学部自己推薦入試の小論文試験では、課題の文章を読み、まずはその「要旨を短くまとめる」こと、そしてそれに対する「自分の考察や意見を1000字程度で記述する」という形式が定着しています。

明治大学国際日本学部の小論文は、一貫して「日本文化や日本社会の変遷・特質を、外部(グローバル)の視点からどう捉えるか」というテーマが出題されています。

「日本学(Japanese Studies)」を学ぶ学部にふさわしく、自国の文化を客観的に分析し、国際的な文脈の中で再評価する視点が求められています。

国際日本学部の小論文試験に向けた具体的な対策のポイント

対策のポイント具体的なアクション
現代文力の向上文章を速読し、要点を端的にまとめる「現代文力」を鍛える。
多面的・複眼的な視点の養成日本と世界の文化・社会について、一方向からだけでなく多様な視点から自分なりの価値観を記述する練習をする。
頻出テーマに関する新書の読込「国際社会における日本の立ち位置」「ポップカルチャーの発信」「多文化共生」などのテーマを扱う新書を読み、著者の主張を要約し、自分の意見を書くトレーニングを行う。

小論文試験において、「要約」+「自分の考察」が求められた際の、具体的な解答の構成および文字数の目安は以下の通りです。

構成/目安文字数書く内容
序論(要約+結論)/200〜300字課題文における筆者の主張を、キーワードを落とさずに客観的かつ簡潔にまとめる。
要約の内容を踏まえた上で、そのテーマに対する自分の立場(賛成・反対、あるいは新たな問題の提示)を明確にする。
本論(根拠)/600〜700字自分の立場を補強する理由を記述する。海外での異文化体験に基づく具体例や、「外部(グローバル)の視点」から見た日本の特質を交えて論証する。
結論(まとめ)/150〜200字考察のまとめ。日本と世界が今後どうあるべきか、「日本と世界をつなぐ」という学部の理念にも通じる前向きな展望で締めくくる。

参照元:2025年度国際日本学部小論文課題
参照元:2024年度国際日本学部小論文課題
参照元:2023年度国際日本学部小論文課題
参照元:2022年度国際日本学部小論文課題
参照元:2021年度国際日本学部小論文課題

国際日本学部の口頭試問(面接)の傾向と対策

明治大学の国際日本学部自己推薦入試の口頭試問(面接)では、提出した「志望理由書」や「活動実績」の内容に対して深掘りが行われ、そして学生自身の考えの深さが問われます。

具体的な対策のポイントは以下の通りです。

対策のポイント具体的なアクション
提出書類の論理補強志望理由書の内容に対し、「なぜ?」「具体的には?」と何度突っ込まれてもブレずに答えられるよう、論理を強固にしておく。
模擬面接での深掘り対策表面的な回答だけでなく、根底にある価値観や原体験を言葉にするため、他者から深く質問される模擬面接を繰り返す。

帰国子女の方がよく抱く明治大学帰国生入試に関する質問と回答

幼少期からインターナショナルスクールに在籍していたため、日本語力に自信がないですが大丈夫ですか?

難しいです。

なぜなら、いずれの学部においても、大学での学習に支障がないレベルの高い日本語読解力と論理的表現力が求めらるからです。

法学部では1200字超の小論文、政治経済学部では資料を読み解く日本語の総合問題、そして全学部共通で日本語での口頭試問(面接)が課されます。

入学後も日本語での講義やレポート執筆が中心となるため、試験本番までに新聞の社説や新書などを読み込み、日本語で論理的に思考し出力する訓練をしておく必要があります。

そのため、日本語力に自信のない方は、後ほど紹介する明治大学で英語で学位が取得できる国際日本学部の「イングリッシュ・トラック入学試験」を検討してみましょう。

IB(国際バカロレア)資格の「取得見込」で出願し合格した場合、最終試験でスコアが足りずDiplomaを取得できなくても入学できますか?

いいえ、入学は認められません。

IB Diplomaの「取得見込」として当入試制度に出願して合格した場合でも、その後の最終試験でIB Diplomaを取得できなかった(不合格となった)場合は入学資格を失い、合格が取り消されますので十分注意してください。

参照元:2026年度 法学部海外就学者特別入学試験要項
参照元:2026年度 国際日本学部自己推薦特別入学試験要項

明治大学志望の帰国子女におすすめの他の入試方式はありますか?

国際日本学部の「イングリッシュ・トラック入学試験(English Track Program)」がおすすめです。

なぜなら、帰国子女にとって、イングリッシュ・トラックには以下の大きなメリットがあるからです。

  • 英語のみで学位取得が可能:入学選考から卒業まで全て英語で行われるため、日本語の読解や論述に不安がある帰国生でも、卓越した英語力をそのまま強力な武器にできます。
  • 9月入学(秋入学)制度がある:欧米などの多くの海外高校の卒業時期(5〜6月)に合わせた「9月入学」を実施しているため、ギャップイヤーを作らずにスムーズに進学できます。
  • 書類選考が中心:英語の統一試験スコア(SAT、ACT、IBなど)や英語での志望理由書を中心とした審査となるため、海外の学習カリキュラムに沿った対策をそのまま活かすことができます。

「高い英語力を維持・向上させながら、グローバルな視点で日本を学びたい」という帰国生にとっては、まさに最適な選択肢と言えるでしょう。

参照元:明治大学国際日本学部ETP

明治大学の帰国子女向け特別入試の倍率はどれぐらいですか?

学部や入試方式、年度によって異なりますが、一例として政治経済学部のグローバル型特別入学試験(2025年度実施)の全体倍率は約3.0倍です。

学科別の内訳は以下の通りです。

  • 政治学科:約2.76倍
  • 経済学科:約3.95倍
  • 地域行政学科:約2.40倍

特別入試は一般入試に比べて募集人員が少ないため、年度や学科によって倍率が大きく変動する傾向があります。

倍率に惑わされることなく、提出書類や小論文、面接などの対策を万全に行うことが合格への近道です。

参照元:明治大学政治経済学部グローバル入試入試結果

まとめ:明治大学帰国生入試

ここまで、明治大学における帰国生向け特別入試(法学部・政治経済学部・国際日本学部)の制度や対策について解説してきました。

この記事の特に重要なポイントは以下の通りです。

  • 明治大学では、帰国子女向けの特別入試として、法学部海外就学経験者入試・政治経済学部グローバル型特別入試・国際日本学部自己推薦入試の3つが行われている
  • それぞれの入試方式ごとに、日程や書類・帰国子女の要件は異なるが、総じて、高い日本語力が合否を分ける
  • 明治大学の帰国生入試では、法学部の1200〜1600字の小論文や、政治経済学部の資料読解を伴う総合問題など、スピーディーかつ論理的に記述する訓練が必要。
  • 国際日本学部の小論文や政経の総合問題などでは、日本と世界を相対化する視点や、時事問題に対する自分なりの意見が問われる。
  • 海外での原体験、志望理由、将来の展望を論理的に繋げ、口頭試問やプレゼンテーションで説得力を持って伝える力(デリバリースキル)が合否を分ける。

帰国生入試は、一般的な学力試験とは異なる独自の対策が求められるため、一人で悩みを抱え込んでしまう受験生も少なくありません。

「自分の海外経験をどうアピールすればいいか分からない」「小論文や面接の客観的なフィードバックが欲しい」といった不安をお持ちの方は、ぜひ一度、U-LABOの無料相談会にお越しくださいませ。

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記事監修…竹内 健登

U-LABO代表であり、内定率100%の就活塾ホワイトアカデミーの創立者。自身の大学受験は東京大学工学部に加えて倍率35倍の特別選抜入試を使って東京工業大学にも合格し、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると10年以上。現在は大学生の就活支援を通して培った書類添削スキルと面接指導力を武器に総合型選抜並びに公募推薦の指導を担当中。倍率300倍を超える就活で確かな結果を出してきたメソッドを利用し、過去担当した高校生は全て志望校に合格させている。

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