アメリカ留学をすることになり、学校が決まったら、次は住居を探す必要がありますね。留学生が住む場所として、いくつかの住居の種類がありますので、それぞれの特徴の違いを押さえておくことが大事です。それによって費用や快適さ、リスクなどの差が出てくるからです。

ここでは主に4つの選択肢について紹介し、それぞれの特徴をチェックしていきます。

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アメリカ留学の際の住居の種類

日本と比べて、アメリカは住居についてのルールや契約に自由度があります。
日本のように契約や引っ越しについての手間があまりかからないことが多いので、住み始めてからさらに他の良い物件が見つかったら、すぐに移ることも可能です。それだけに、いろいろな選択肢を候補として挙げて、より自分の都合に合ったところを選ぶことが肝心なのです。

アメリカ留学で選べる住居としては、主に4つの種類があります。

・アパートを自分で借りる
・ホームステイをする
・ルームシェアをする
・サブレットを利用する

このうち、現地における賃貸情報や契約についての知識が必要なのがアパート住まいですが、メリットも多いので最終的にアパートに住みたいという人も多いです。

一方で、ルームシェアは安く済みますが、プライバシーを保てないこともあります。

このように、それぞれにメリットとデメリットがありますので、何を重視するかで選び方が変わってきます。まずは自分の中でどのくらいの費用を出せるのか、快適さや安全性、プライバシー、他の人との交流などの要素の中でどれを重視するのかを考えておきましょう。それに基づいて、選択肢の中から決めていくことができますね。

ちなみに、大学によっては学生寮を設けているところもあります。しかし、すべての学校で利用できるわけではありませんので、ここでは除外しています。

その代わりに、サブレットという、アメリカならではの住まい探しの方法について紹介しています。

アパートを借りるメリットとデメリット

アパートを自分で借りる最大のメリットは、自分一人で好きな場所を選んで、好きなように生活できるということですね。他の人に邪魔されることもないので、好きな時間に寝て起きることができますし、友だちを呼ぶのも自由です。好みの家財道具を自分で選んでおしゃれな住まいに整えるというのも、楽しく留学生活を送る上でプラスの要素となりますね。

一方で、アパート暮らしにはお金がかかるというデメリットがあります。

家具付きのアパートもありますが、この場合は家賃が高めですし、家電やベッドなどが自分では使いづらいものに当たってしまうリスクがありますね。もし全部自分で家財道具をそろえるとになれば、結構な出費となりますので負担は大きいです。

また、契約は大家さんと自分で行う必要がありますし、電気や水道、固定のインターネット回線などの契約手続きをしないといけません。

少なくとも、アメリカ留学を始めてからすぐに、いきなりアパート暮らしを始めるのは難易度がかなり高いですね。そのため、アパート暮らしをしたいと考えている場合でも、ある程度現地での生活や習慣に慣れてからにした方が良いです。

ちなみに、アパートを借りるのは日本より楽なことが多いです。面倒な手続きや契約はほとんどありませんし、保証金の支払いを求められることはありますが、いわゆる敷金や礼金のようなものはないのです。大家さんによっては明確な契約書を交わさないこともありますが、トラブルを避けるためにも契約書はあった方が安心ですね。

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留学生ならホームステイという選択肢も

ホームステイ、つまり現地の家族の家に間借りするという選択肢ですね。

一般家庭の中で一緒に住むので、ホストファミリーとの交流が持てるというメリットがあります。実際にはホームステイを一種の商売としているところがほとんどなので、それほど緊密な触れ合いがあるわけではありません。それでもいろいろと話す機会もありますし、現地の家庭の生活の様子を知ることもできます。英語の勉強にもなりますし、文化や考え方を知るという意味でも役に立つ選択肢ですね。

ホームステイは多くの場合、留学する前に一定期間契約するという形を採ります。そのため、住まいやホストファミリーに不満があっても、なかなか環境を変えられないというデメリットもあります。

特に、食事については日本人にあまり合わない料理ばかりで、飽きてしまうということもありますね。一方で、自分で何も準備しなくても生活できる、食事などの世話を受けられる、安全な住まいであるといったメリットもあります。

そこで、ホームステイを選ぶのであれば、留学してすぐのタイミングに、短期間だけするという判断をする人も多いですね。慣れてきて自分で現地で住まいを探せるようになれば、アパートやルームシェアなどに移るというやり方です。

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ルームシェアについて

アパートや一軒家を複数の人でシェアするというものですね。多くの場合、すでに家財道具や家電などはすべてそろっていますので、自分で用意するものはほぼありません。すでに何人かがルームシェアをしていて、誰かが出ていったので、その代わりに部屋に入らないか?という誘いで見つけることになりますね。

アメリカではルームシェアをする場合、男性のみとか女性のみといったルールはなく、男女関係なく同じ家で共同生活をします。こうした形が普通ですので、特に大きな問題になったり危ない目に遭ったりすることはなく、安心して良いでしょう。

ルームシェアで気を付けないといけないのは、ルームメイトとうまくやっていけるかです。基本的にそれぞれに個室が割り当てられるので、プライバシーはある程度確保されています。

しかし、料理をしたり洗面所を使ったりする場では共同となりますので、相性が合わないことも出てくるのですね。また、静かに休みたい時間に大きな音で音楽を流されたり、友だちが集まって騒いだりすることもあります。

通常は入る前に将来のルームメイトとの話し合いをして、相性が合うかどうかを考えてから決めます。必要なものがそろっていて快適ですし、費用は安く済むというメリットもありますので、ルームメイトとの相性ということをクリアできれば良い選択肢となりそうですね。

サブレットのメリットとデメリット

サブレットとは、いわゆる又貸しで部屋を使うというものです。アメリカでは自分が住んでいない時に他の人に又貸しをして良いことになっていますので、学生向けにサブレットをしているアパートは結構あります。

しかも、不動産業者にサブレット契約の物件が入ってきますので、不動産業者で良いアパートが見つかったと思ったらサブレットだった、ということもよく起こりますね。

サブレットではすでに家財道具一切がそろっていますし、電気やインターネット回線などの契約も済んでいるので、手間も初期費用もかけずに住めるというメリットがあります。また、時にはとてもきれいで設備の整った物件が安く出ることもあって、快適に住めるという良さもありますね。

一方で、当初の予定よりも早く家主が帰ってくるなどで、事前に取り決めていた期間よりも早く家を出ないといけなくなったり、貸し出しそのものがキャンセルされてしまったりすることも起こり得ます。

また、自分が住んでいる間に建物にトラブルが生じると、結構面倒なことに発展することもあるので気を付けないといけません。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、アメリカ留学に使える住まいについて見ていきました。

このほかにも、4年制大学に留学する学生であれば、寮に入るという選択肢もありますね。

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記事監修・・・小泉 涼輔
記事監修・・・小泉 涼輔

U-LABO代表。高校の時の偏差値28から、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。日本で最もアメリカ名門大学への編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いている。2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える企業・起業家100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出された。著書「UCLAに留学したいと思ったら読む本
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